こんにちは。なおです♪
だいぶ涼しくなってきたつくばエリアでは、葉が色を変え始め、栗の木の下にも完熟した実が転がっている景色を見ることができます^^
唐突ですが、みなさんは茨城が「日本一の栗産地」であるということをご存知ですか?
都道府県別にみた収穫量割合は、茨城県が22%、熊本県が14%、愛媛県が11%となっており、この3県で全国の約5割を占めているんですよ。
今回は、そんな「栗産地・茨城」の中でもとっておきのお店をご紹介します♪
私が毎年必ず旬になると買いにいくお店がこちら「四万騎農園(しまきのうえん)」。
つくばエリアから車で約30分。少し足を伸ばしてかすみがうら市まで行ってきましたよ^^
もともと栗は、日本では縄文時代から稲作が始る前の主食の一つだったといれれているそうです。
温帯地方の山野に自生していたものを集めて、食べたり売ったりしていたんだとか。
そして明治に入り、本格的な栗栽培が始まります。
栗産地・茨城の歴史は、明治30年代にさかのぼります。
この時代、旧千代田町(現かすみがうら市)には、多くの栗栽培のパイオニアがいました。
その人たちが、試行錯誤で栽培や研究・普及に尽くし改良を重ねようやく日本中で食べられる栗に育てたんだそう。
その先駆者の子孫のひとりである、「四万騎農園 三代目 兵頭昭彦さん」にお話を伺うことができました。
「栗は土が命なんですよ」
お店の看板を目印に、門をくぐると、見渡す限りの栗農園が広がります。
農園は、栗の木が広めに間隔をおきながら植えられています。
これは、一本の木が広範囲から養分を取れるようにするためで、雑草が茂り、葉の色が濃いと養分をたくさん蓄えて「いい土ができる」んだとか。
日の光をいっぱい浴びるために、枝振りを整え、土に気を配る。毎日午前3時からの作業なのだそう。
栗一筋の兵頭さんが発する言葉には、控えめながらもとても説得力があります。
宝物を持つように運んできてくれた栗はつやつやでぷっくりとした張り。
店内には、遠方からはるばるやってくる来客ために、ゆっくり試食ができるよう休憩スペースが設けられ、お茶のサービスも^^
今回初めて試食した渋皮煮の美味しさに感動してしまいました。
ほくほくで優しい甘さ。お茶が体に染み渡りました。
店内には、数え切れないほどの品種の中からいくつか栗の木を紹介していたり、栗そのものはもちろん、栗ジャムや渋皮煮、ふくませ煮などがショーケースに並びます。
栗ジャムは、「プレーン」「ラム」「オー・ドゥ・ヴィ」の3種類がありますよ。
試食をしながら好みに合わせて選ぶことができます^^
とれたての旬の栗をシロップに漬ける「ふくませ煮」は、きれいなアメ色が出る今の時期のみの扱いなんだとか。
子どもからお年寄りまで、昔から親しまれている「栗」。
丁寧な手仕事で、宝物のように育てた「栗」の味は今までの「栗」の概念を吹き飛ばすほどの美味しさなんですよ^^
まだ食べたことのない方は、是非「本物の栗の味」を堪能してみてください^^
日持ちもするので、大切な人へのプレゼントにもぴったり。
食欲の秋、ふくませ煮をたきこみご飯にして早く食べたい気持ちでいっぱいのなおでした♪
【株式会社 四万騎農園(シマキノウエン)】
TEL 0299-59-2038
FAX 0299-59-2672
住所:茨城県かすみがうら市上土田1020-24
営業時間 9:00~17:00
定休日 不定休