梅まつり前なので、筑波山の楽しみ方をご紹介♪(後編)

こんにちは、つくばスタイル特派員のかめです(゜∀゜)。今回かめブログでは、
前半後半にわけて、かめ流「筑波山の楽しみ方」をお伝えしています。
ぜひ前半もご覧くださいね！
繰り返しになりますが、「第39回筑波山梅まつり」は2月18日（土）-3月20日
（火・祝）開催、盛りあげて行きますよ!!!つくばエクスプレスを使って
いらっしゃる場合は、「筑波山きっぷ」がおトクです。

山頂駅に着いたら、まず右手の女体山山頂を目指して歩いていきましょう。
「頂上にきたぞ～！」という感動を味わってください☆(≧∀≦*)ノ。

この絶景!!遮るものが何もありません！冬は大気中の水蒸気が少ないため、
遠くまで見晴らせるのです。東京の高層ビル群、スカイツリーも
この日は見えましたし、午前中には富士山も見えたそうですよ♪

さて、山頂からの絶景を堪能したら、先ほどの山頂駅方面に戻りたいと思います。
ちなみに、カタクリの季節ならば、女体山山頂から御幸ヶ原の間にある
「カタクリの里」で一面咲き誇っていますので、かわいらしい薄紫色の天使たちを
どうぞご覧になってください。

今回は、男体山山頂をぐるりと１周する形で整備されている「自然研究路」を
ご案内します。1周40～60分のコース。ただし、足元は観光化された登山道と違い
自然のままの勾配を残しているので、トレッキングシューズに軍手など山装備は
もちろんのこと、神聖な場所ですのでいたずらな気持ちで踏み込まないように、
お願いしたいと思います。

まずすぐに出合うのが、筑波山最強のパワースポットと呼ばれ、飲めば万病が治ると
言われる霊水「御海（みうみ）」の案内板。ただしこちらは健脚の方のみお勧めです。
なぜなら大変難儀な道のり(笑)。けもの道を行くこと3分、90度3メートルの崖を
縄をつたい降りてようやくたどり着きます。

喉をうるおしたら、元に戻りましょう。その御海の真裏がパワースポット
「立身石」です。こちらは親鸞聖人が餓鬼を救った場所と伝えられ、筑波郡
上平柳村（現在の伊奈）に生まれ小貝川の河川工事に携わった間宮林蔵少年、
時に13歳、ここで江戸に上る決意と出世祈願をしたと言われています。
ぜひ下に降りて岩に彫り込まれた文字や、石碑などをご覧になってくださいね。
なんとも厳かな気持ちになります。

さて、そこから登っていきますと、ルートから左側に反れて先端に突き出した
岩場が見えると思います。「展望台」と呼ばれる、天然の展望台ですヽ(´∀｀*)ノ。
男体山山頂へ行かれたら分かるのですが、女体山山頂と違い決して展望は開けて
いません。ですから、男体山側でパノラマを味わうとすればここです。
パノラマぶりを動画でおさめてますので、宜しければご覧くださいね♪

絶景を堪能したらルートに戻りましょう。このあたり、もっとも山らしい山道と
いえると思います。観光化された安全な登山道も良いのですが、本当の筑波山の
美しさはここにあり！とすら思います。ぱっと開ける場所があると思いますが、
綺麗に間伐されたブナ林です。筑波山は、ブナが自生できる最南端と言われています。
新緑の季節には、とても美しい緑の天蓋が覆いますので、ぜひ訪れてみてください。

結構な勾配を歩きますと、「大石重ね」という場所にでます。
筑波山には、ふもとで小石を身につけ、登ったらここに納めるという習わしがあります。
①石の力を借りて無事登る
②石に罪や過ちを受け取ってもらう
③石に願いを込める、と理由は様々なのですが、「自然の力を頂く」という
人々の思いの積み重ねが小石の山となっているわけです。
もちろんここもパワースポットのひとつです。

ここからは景色を楽しみながら御幸ヶ原に戻っていきます。こんな感じで筑波山は
とても神秘的で奥深いです。日本百名山に数えられ、「西の白峰（しらみね）
東の紫峰（しほう）」と呼ばれ、陽成院においては「筑波嶺（つくばね）の
峰より落つる　男女川（みなのがは）　恋（こひ）ぞつもりて　淵（ふち）となりぬる」と
美しいラブレターに詠まれ、その恋を成就しました。そうそう、筑波山は
恋愛成就の山としても有名です。でも、恋人同士で片方の山だけ登ると
片方が嫉妬してしまうとか。ぜひ恋人と登る場合は男体山・女体山二峰とも登山して
下さいね(´∀｀*)ノシ。