こんにちは、つくばスタイル特派員のかめです(゜∀゜)。
最初に質問です。「有機農野菜」ってなんですか?チッチッチッ……。
そう、「農薬・化学肥料を使わずに、有機肥料を使って育てた野菜」ですね。
では「自然農野菜」ってなんですか?
チッチッチッ……チッチッチッ……チッチッチッ……。
これ、かめも知りませんでした。本当に驚きました。
ご紹介します。「自然農」を行っている近江屋商店の畑ですーーー
(*゜∀゜*)!!!!
「え?どこ?」と思ったあなた。写真全部が畑です。寒さで凍っているけれど、
大根が生えてるの分かりますか?
自然農野菜とは「一切土を耕さない、農薬を使わない、肥料も使わない、
水もあげない、草も刈らないで育った野菜」なんです!「え??」って
驚きますよね?かめもびっくりして「そんな環境で育つんですか?!」と
お聞きしました。本当に育つんです。もちろん肥料を使わないのでサイズは若干小さいですよ。
農薬を使わないので虫食いも若干ありますよ。
でもこれがまた美味しいんです!
これ見てください。
土が凍っていたため収穫時に折れてしまった大根ですが、水分がジュワっと出ています。
みずみずしいというレベルを超えて完全にジューシー(゜∀゜)。
畑で頂いたからし菜の葉っぱ、甘みがありとにかく味と香りが強い。
「え???」って疑問に思いますよね?
無農薬はよく聞きますし、無肥料なら小ぶりになるくらいで育つだろうという感じはします。
でも、「土を耕し空気を入れ水を与え雑草を抜く必要はないのか?」と思いますよね?
つまり「自然農」とはこういうことなんです。
野菜も草だから、その土地にあっていれば自然に育つ。
土を耕せば本来存在する生物バランスが変わってしまう。
虫や根を除かなければ通気は保たれる。草を除かなければ夏に雨が降らなくても
夜露が落ちて土は乾かない。枯れた草は寝かせておけば冬も保温でき、地上部は
枯れても根は枯れず春が来れば伸びてくる。
いかがでしょうか?納得ですよね。見てください。こんなに立派に育つんです。
収穫した聖護院ダイコンとからし菜の葉!
本来の環境で力強く育った野菜が落とした種や根で、翌春再び芽が出る。
これが理想だそうです。
タフな子はもちろんタフという訳。
「え????」農業をかじったことのある方ならここでも疑問を持ちますよね?
「転作しなくて平気なの?」お聞きしました。
なんと平気ーーー(*゜∀゜*)!!!!
なかには風や鳥によって運ばれる種もありますが、
草は「来年はお隣で、よいしょ!」なんて引っ越さないですよね。
それでも元気いっぱいなのに、なぜ畑は転作が必要なのか?
「自然な土の状態でないからでは?」と近江屋さんはおっしゃいます。
土を耕し水を与え虫を除き雑草を抜く。
これはすべて、大きくて虫食いのない野菜を作るためにヒトがしたことであって、
そもそも気候や風土に合わない作物を作ること自体が本来の自然ではないわけです。
納得ですよね。
そんな近江屋さんの自然農野菜を始め、つくばの有機農家さんの野菜、
ドレッシングや調味料などの加工品を購入できる店舗は、つくば市
松代5丁目7-1にあります。自然農・有機農を始める若い方は多いそうです。
でも生活を維持できるかというと難しいのだそうです。そこで近江屋さんは、
そういう志を同じくする仲間のネットワークを作ることと、安全な美味しい
野菜をいつでも買える場所を作ろうと、2010年11月に店舗を立ち上げました。
2011年は週3営業でしたが、2012年は火曜~土曜の週5営業になりました!
営業時間は11~17時。農業の本や野菜の絵本の並んだ図書スペースも
あるので、ぜひ自由に読んでお茶してくださいとのことです。
定期的に、講師を招いて自然素材の製作教室を開催しています。
タネ植えや収穫といった自然農体験も企画中だそうなので、ぜひtwitter
アカウント@omiyasyotenをチェックしてくださいね!