みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
春から夏にかけて、コロナ禍でさまざまなイベントの中止や自粛が相次いだ今年。秋になってようやく徐々にイベントが開催されるようになりました。
つくば市で毎月1回開かれていた「つくいち」が半年ぶりに再開されると知り、久しぶりにマルシェへ行ってきました。
つくばエクスプレス(TX)つくば駅A2出口を出てすぐのつくば市中央公園芝生広場が会場となる“つくいち”。いつもは毎月第一日曜に開かれていましたが、今回から第二日曜の開催となっています。2008年7月にスタートし「背景までおいしい つくばのマーケット」をテーマに、市民によって企画された朝市なのだそう。
開始時間は朝9時ですが、終了は13時までと日曜にゆっくり起きても間に合うのがうれしいですね。とはいえ早々に売り切れてしまう店もあるそうなので、早めに行くことをお勧めします。取材に訪れたこの日は9時半ごろに会場に到着しましたが、すでに長蛇の列ができている店がありましたよ!
「ぐるっと一周してみようよ」来場者からそんな声が聞こえてくる芝生広場。公園の芝生を取り囲むように出店者のタープが軒を連ねます。
つくばエリアの人気店や話題の店が出店しており、それらを一度に楽しめるお得感が魅力の“つくいち”。甘酒、麹など話題の食品を扱う店もあり「食べてみたいけど、どんなものを選べばよいかわからない」という方には、店員さんに尋ねながら商品を選べるので安心ですね。雑談も含めて店の方と直接話して購入できるのがマルシェの愉しみのひとつです。
「ここはコーヒー、ここは野菜、ここは焼き菓子の店…」とまずは品定めを兼ねて店舗を見て歩くのがおススメです。新たな店との出合いがあるのもうれしいもの。この日は私がまた行ってみたいと思っていたコーヒー店が出店しており、久しぶりに屋外でコーヒーを飲んで至福のひとときを過ごしました。
こちらは花やハーブ苗が並ぶ店「la renoncule」。シックな色の花や苗、リース、スワッグなどが並び、秋らしさを感じます。どれも素敵なものばかりで、目移りしてしまいます。
手の込んだドライフラワーの作品は、落ち着いた色合いでナチュラル感いっぱい。そのセンスの良さに見ているだけで心が癒やされます。
ジャムの専門店「季節屋」では、色とりどりのジャムの瓶がずらりと並びます。旬の果物を中心としたジャムを手掛け、どれもおいしそう。サツマイモのジャムというちょっと珍しいものもありましたよ。
「試食もできます」との声に惹かれて、りんごのジャムを一口いただきました。紅玉の自然な甘さがたまりません。店名の通り、季節を存分に味わえるお気に入りのジャムに出合えます。
朝食やランチをここで楽しむこともできますよ。ハンバーガーやクレープ、ガレット、豚丼などの軽食を扱う店もあるため、レジャーシートを持参して食事をしている家族連れも多く見られました。春は桜、今の時期は紅葉というように、季節によって楽しめる公園の景色と併せてマルシェを堪能できます。
時間が経つにつれ、会場には素敵なカゴバッグにたくさんの買い物を済ませた方の姿が見られるようになりました。そういえばレジ袋が有料化されてからというもの、普段の買い物にマイバッグを持参する方を多く目にするようになりました。でも、この“つくいち”では大きなのカゴバッグを手にしている方が多いように思います。それがおしゃれで素敵なんですよね。
そんなカゴバッグを手に買い物を楽しんでいた方に話を伺いました。つくば市外から来たという女性は「久しぶりの外でのイベントで楽しかった!」と話してくれました。以前から行きたいと思っていた“つくいち”が再開されると知り、友人と訪れたのだそう。カゴからは「la renoncule」の色鮮やかな花が顔を覗かせ、とてもキレイ。「素敵な花や牛乳、ハムなどたくさん買いました」とこのカゴ以外にもたくさん買い物を済ませたのだとか。マルシェ巡りが趣味というお二人は「また”つくいち”に来たいですね」と声を揃えて語ってくれました。
つくば市中央公園の池には、約10年ぶりに復活した噴水が勢いよく噴き出していました。高さは最大12メートルにもなり、迫力ある様子を間近で見ることができますよ。日没から22時まではライトアップもされているそうで、つくば市の新たなシンボルとして、エキスポセンターのH-IIロケットと共に親しまれていくことでしょう。
半年ぶりの再開で多くの来場者で賑わった“つくいち”の次回開催は11月8日(日)です。家族や友人を誘ってお出かけしてみてはいかがでしょうか。
以上しらゆきがお届けしました。
【つくいち】
開催場所 つくば市吾妻2丁目7-5 つくば市中央公園 芝生広場
開催日時 毎月第二日曜 9時~13時