皆さん、こんにちは!TAKAKOです。
冬の乾燥はお肌の大敵ですが、このカラッカラな季節だからこそおいしくなるのが“干し野菜”。
野菜をお日さまの下で数時間~数日干すだけで栄養価がアップ、旨味や甘味が凝縮され、皮までおいしくいただくことができる保存食になります。
野菜が豊富で、車の排ガスを気にすることなく安心して干すことができるつくばエリアの住環境は干し野菜作りに最適なんですよ^^
用意するのは、通気性の良いザルや網状の干しカゴなど。
干しカゴは2段から3段になっているものが多く、物干し竿などに吊るして一度にたくさん野菜を干せるので便利です。
ホームセンターなどで見かける青い網に抵抗がある方は、ナチュラルカラーの干しカゴをネットで探してみても。
特派員は300円ショップで見つけたものを使用していますが、これなら室内干しの際にもインテリアに馴染んでくれそうです。
今回干してみたのは、冷蔵庫に残っていた地元茨城県産の野菜。
タマネギは半分だけ使ってしばらく時間が経ったものですが、そうしたものでもおいしく変身させてくれるのが干し野菜の良いところ。モヤシ以外はどんな野菜でも干すことができるといわれていますが、冬は根菜がおすすめです。
たいていの野菜は皮をむかずに表面をよく洗って干しますが、特派員行きつけの農産物直売所「えるふ農国」の野菜は品質にこだわって作られているので、安心して皮のまま利用することができます。干すと縮むので、切るときには少し大きめ・厚めに切ると出来上がりの見栄えが良くなりますよ☆
大切なポイントは、切った食材の水気をキッチンペーパーなどでしっかり吸い取ること。こうすることで早く綺麗に野菜を乾燥させることができるんです。
干し野菜は、カラカラになるまでしっかり干す完干し(ドライ)と少し柔らかさを残した半干し(ゼミドライ)があり、素材や季節にもよりますが、ドライなら数日、セミドライなら数時間~1日程度、朝10時~15時頃まで外に出します。花粉が気になるときは日当たりの良い乾燥した室内で干してもOKですよ。
干す際のポイントは、野菜同士を重ねずに並べること。
これまで鳥がつつきに来たことはありませんが、気になる場合は干しかごを使用すると安心ですね。
数日間干す場合には、日が落ちたら室内に取り入れるか保存袋に入れて冷蔵庫で保管し、翌朝また外へ出すことを繰り返します。
こちらが、丸1日干して半干しにしたゴボウ、シメジ、タマネギ、ニンジン、カブ、レンコン♪
このようなセミドライの野菜は保存袋に入れて冷蔵庫で1週間ほど、完干しなら常温で1か月程度保存することができます。干すひと手間を加えることで食材を無駄なく使うことができ、フードロス削減にもつながりますね。
朝食の定番は、干し野菜のスープ。
作り方は簡単♪
①鍋に適量のバターを溶かし、食べやすく切ったベーコン、セミドライのタマネギ・カブなどを入れて軽く炒めます。
②炒めたら、適量の水とコンソメを入れ、食材が程良く柔らかくなったら塩コショウで味を整えて完成。
このとき水の量を半分にして、代わりに牛乳を足すとミルクスープに早変わり♪ わが家の人気メニューでカブによく合うんですよ。
半干ししたレンコンは、少量の油で素揚げして塩を振れば香ばしいおやつに。
カブの葉は完干しして刻み、必要なときにシラスなどと一緒に炒めてふりかけにしています。
そして特派員イチオシの食材は、こちらのセミドライミニトマト!
まるでフルーツのような甘さに「本当にただのトマト?」と家族全員が驚くおいしさでした。
ポイントは、ミニトマトを半分に切った後、キッチンペーパーの上に切り口を下にして15分ほど置いておくこと。そうすると程良く水分が抜けてくれます。
そして表面に軽く塩を振り、丸5日間ほど干せばフチがシワシワになったセミドライトマトの完成です。
そのまま食べてもおいしいセミドライトマトですが、わが家ではオリーブオイル漬けに。
用意するもの
焼酎や煮沸して消毒した清潔な瓶
セミドライトマト1パック分
オリーブオイル100g~150g
鷹の爪1本(ヘタを取って中の種を出しておく)
ニンニク1片(スライスしておく)
ローズマリー、バジルなどのドライハーブ適量
(特派員は庭で育てたローズマリーをよく洗い、半干しして使用しています)
作り方
①オリーブオイル以外の材料を全て瓶に入れ、ヒタヒタになるくらいのオリーブオイルを注ぎ入れます。
(このとき、食材が完全にオリーブオイルに浸かっていることが大切)
②常温で2日ほどおけば完成です☆
完成したオリーブオイル漬けはそのまま食べてもよいのですが、チーズを乗せたパンの上にかけて焼くと…とってもおいしいブルスケッタに\(^o^)/
ペペロンチーノなどパスタに使用しても美味なんですよ。
使い切れないときは冷蔵庫へ。オイルが固まって白くなりますが、使う前に冷蔵庫から出しておくと元通りになります。
余った野菜を使うことでSDGsを考えるきっかけにもなる干し野菜作り。親子でトライして、おいしいおうち時間を過ごしてくださいね^^
以上、特派員TAKAKOがお伝えしました。