お久しぶりのブログとなります、のまどです。
最近はめっきり冷え込んで、紅葉のきれいな時期になってきましたね!
とはいえ、みなさま、体調にはくれぐれもお気をつけください!
さて、今月12、13日に「第5回つくば3Eフォーラム」が開催されました!
この催しは、environment(環境)、energy(エネルギー)、economy(経済)という「3つのE」の研究開発の連携を目的として、筑波大学やつくば市内の独立行政法人研究機関、つくば市により発足した「つくば3Eフォーラム委員会」が主催したものです。
今年は初の試みとして、つくば科学技術フェスティバル・つくば環境フェスティバルと同時開催されたということもあり、会場のカピオホールはとてもにぎわっていました!
2日間の会議では、1日目には「つくば環境スタイル」という大きなテーマで、2日目には「震災を経て、つくばが未来の日本に貢献できること」という大きなテーマで、それぞれ数人の講師の方が講演を行いました。
筑波大学の先生も何人か講演をなさり、筑波大生としてはやっぱり嬉しかったです。
1日目には、筑波大の渡邉信教授が「藻類エネルギー~CO2排出50%削減を目指すフロンティア~」と題して講演を行いました。
化石燃料の枯渇が問題視されるなかで、食料にもならず、生産のための土地が少なくてすむ藻類は、石油に代わる新たなエネルギー資源として世界的に注目を集めています。
講演では、他の植物に比べ、藻類はオイルの生産効率が高いこと、ボトリオコッカスとオーランチオキトリウムという2種類の藻類から生産されたオイルを利用することによって、環境にやさしいまちづくりを行うことができること、などが紹介されました。
藻類バイオマスエネルギーに関する屋外ブースでは、なんと、
藻類から生産されたオイル30%を含む燃料で動く耕運機の実演がありました!
写真だけでは伝わりにくいですが、普通の耕運機と全く同じように動いていました。
(写真は13日に撮影)
私は、渡邉教授のお話を聞いたことは以前にもあったのですが、
このように実用化されているのを見るのは初めてだったので、とてもわくわくしました!
そして先日、偶然にも、つくば市、筑波大学、茨城県が国に申請している「つくば国際戦略総合特区」が最終選考の対象に選ばれたと、いう茨城新聞の記事(11月15日付)を見つけました!
「つくば国際戦略総合特区」では、3Eフォーラムでも発表された藻類バイオマスエネルギーなど4分野の研究開発をすすめ、新たな産業の創出や新技術の実用化を目指すものだそうです。
もし特区に認定されれば、上記の研究の実用化に向けての研究を加速させることができるそうです。
藻類バイオマスエネルギーの普及、自動車などへの利用も夢ではなさそうです…!
つくばにいて、このような最先端の研究に触れることができるのがとてもうれしいと同時に、
まったく違う分野ではありますが、自分も研究を頑張って、それが社会の役に立てるようなものになれば、と思います。
それではまた!のまどでした!