こんにちは。染谷です。
皆さんは周囲のお店で『筑波学生文芸賞』という文字の書かれた
ポスターをご覧になったことはありますか?
本日は、本の文化が弱まる時代の流れに逆行するように
つくばにゆかりのある学生の文芸作品を募り、表彰し
市内へとつないでいく活動を2007年から始めた『筑波学生文芸賞』
運営委員会の代表:柏零(かしわ れい)様にお話を聞いてきました。
いつも通り、まずは柏零様のご紹介をしたいと思います。
1988年 群馬県生まれ。高校まで群馬育ち。
小学校は柔道、中学校は剣道に打ち込み、生徒会長も務めた。
2007年 筑波大学理工学群社会工学類に入学
筑波文学の会、筑波大学新聞などで活動。
1年生の頃に筑波文学の会内部で立ち上がった『筑波学生文芸賞』の
企画に参画し、現在代表を務める。
以下インタビュー内容です。
染谷)筑波学生文芸賞とは一体どんな企画なのですか?
柏 )筑波学生文芸賞は、筑波大学全体の創作活動の活性化を
目的として、筑波文学の会の荻原和樹と
2人の仲間によって創設された賞で
2007年の9月から活動しています。
今年は第2回目になります。
内容としては、おおむねつくば市内の学生から文芸作品を募り
選考を行って受賞作を決定します。
その後、受賞作を掲載した冊子を発行し配布を行っています。
染谷)なるほど。どういった作品を集めていらっしゃるのでしょうか?
柏 )企画のスローガンとしては
『学生の学生による学生のための公募制小説』
というものをあげていて、
大学生が楽しめるもの・心抉られるもの・誰もが読みたいと
思えるような感性鮮やかな作品を募集しています。
応募はつくば市内に通学先または
住所がある学生が対象となっており
つくばにゆかりのある学生の感性が
反映されたものとなっています。
また作品の形としては
『一般部門』:400字詰め原稿用紙80枚以内
『ベリーショート部門』:10枚以内
の2つの形式を募集しています。
染谷)どういった方がこの冊子を読むのですか?
柏 )冊子の多くは筑波大学の学園祭に来場された方々に
配布していますが市内の学校や床屋、他大学、
市民センター等に置かせて頂いたり、
外部で連絡を頂いたところに発送したりしています。
昨年度は約600部を発行しました。
その冊子を、今年の5月に東京のイベントでも配布し、
12月にも同様に配布する予定です。
これにより、より多くの方に見て頂けたらと思っています。
染谷)つくばの学生の感性を、つくばの外の方たちに伝える
素晴らしい活動を展開されているのですね。
柏様はどうしてこの活動に関わったのですか?
柏 )自分は文章を書きたい!という欲求が強く大学1年生の頃から
文芸サークルや大学新聞で活動していました。
その折、この企画の告知を見て興味を持っていたのですが、
実はそれが自分のサークルの先輩が企画しているもの
であることを知り、友達にも誘われたので
この活動に関わり始めました。
当初は3人で始めた活動も現在では8名になり
ご応募いただく作品数も昨年22作品であったものが
今年度は55作品まで増えました。
染谷)今後更に活動が拡大していくと良いですね。
今後はどういった展開をしていく予定ですか?
柏 )今年の第2回は4月から募集をかけていた作品の選考が
8月に終わり残すところは10月の冊子発行のみとなりました。
よりよい形で発行できるように編集を頑張りたいです。
また、発行された冊子をより多くの方に読んで頂ける様
全国へ配信できる機会を作っていきたいですね。
染谷)ぜひこれからもつくばの魅力を
全国に配信していって頂ければと思います。
最後につくばの方へメッセージを頂けますか?
柏 )まず、つくばの学生の皆様へ。
ぜひ私たちの企画へ協力してくださいませんか?
主な業務は宣伝・広報や選考、冊子編集などです。
小説を読むのが好きな方、デザインが好きな方、
冊子編集に興味のある方などには最適の企画です。
ただ、この企画を長期的に続け、
つくばの伝統にしていく為には新しい力が必要です。
他大学の学生さんでも問題ないので、ぜひ参加して下さい。
少しでも興味のある方はまず一度ご連絡下さい。
もう一つ、つくば市にもメッセージがあります。
ぜひ企画の作品募集の上で
ご協力をお願いできないでしょうか?
より多くの学生から作品を募集するためには市の協力が必要です。
ぜひこの企画を通じて、つくばを発信していきたいと思いますので
ご協力をご一考下さい。
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団体名:筑波学生文芸賞運営委員会
設立:平成19年9月
代表:柏 零(筑波大学理工学群社会工学類3年)
Mail:tbaward@yahoo.co.jp
HP:http://tbaward.com
ブログ:http://tbaward.blogspot.com/
→既に第2回の受賞作品が発表されています。
ぜひ、ご覧下さい。
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柏様、ありがとうございました。
今後のご発展を心よりお祈り申し上げます。
<文責:染谷>