こんにちは。染谷です。
本日は、9月24日に筑波大学大学会館で行われた
「内定者懇談会」というイベントに関してご紹介致します。
このイベントは2009/7/17の記事でご紹介したJEWELという
就活支援サークルが主催して行われたイベントです。
https://tsukuba-style.sakura.ne.jp/blog/2009/07/jewel.html
内容としては、2010年3月に大学を卒業する学生で
有名企業に内定を決めた学生が
2011年3月に大学を卒業する学生で
これから就活を迎える学生の質問に答える
というものです。
参加した21業界を代表する内定者の内定先は
都内の大学生が企画するセミナーの内定者の内定先と比べても
遜色ないどころか上回る企業ばかりで是非紹介したいのですが
個人情報の関係でネット上で開示できません。残念です。
当日は就活生から積極的な質問が飛び出し
内定者もかなり開けっぴろげな回答が続出し
参加者平均満足度87%という良いイベントとなりました。
しかし、例年と比べ早い時期(特にサークル活動の
代替わりの節目である10月初旬の学園祭より前)に
開催したことや、就活生に対する告知が甘かったことから
今年は昨年の1/3以下である40名程度しか
来場頂く事ができませんでした。
これは、やはり都内学生との就活に対する意識の差であると
自分は思っています。
なぜなら、都内では既に同時期に行ったイベントで
多数の就活生を動員できているからです。
筑波大学は研究者志望・公務員志望者が多い風土もあり
全体的に「就活しよう」という意識が希薄で
これまで企業就職希望者は個人個人で
モチベーションの上がった時期から開始する形で
出足で都内に負けてきたというものが
大学内の就活支援者の共通見解です。
しかし、これは就活に関わったものしか
分からない感覚でもあります。
だからこそ、就活を終えた学生が
後輩に伝えたい、そう思っています。
もちろん私どもも、もっと筑波大生のニーズを汲み取った形で
改善していく必要があります。
今回のようにハードルが高いイベントを開いても
多くの就活生にとって良い支援は出来ません。
「何から手をつければいいか分からない」
そんな意識の学生達でも気軽に、生活の中で
使うことのできる就職支援のインフラ...
これを筑波大学内につくりあげることが
大学に求められている課題だと思いますし
自分が卒業までに残されたあと半年で取り組みたい
課題の一つです。
自分自身が大学を楽しみ、卒業して、社会で活躍することは
とても大事です。しかし、そこに+αして
後輩がもっと楽しめる状態にして去っていくことが出来れば
大学は歴史を重ねるごとにもっともっと面白い大学になります。
日本の私立の名門である慶應・早稲田が強い大学ブランドを誇るのは
在学生・卒業生・関係者が大学を愛し、
多くの付加価値を付け加えていったからに相違ありません。
筑波大学は多くの可能性に溢れる一方
多くの課題をもつ大学でもあります。
だからこそ、在学生・卒業生・関係者がその課題を解決し
より良いものにしていく努力をしていかねば
これからの国際競争で取り残されていくでしょう。
将来、自分たちの母校が日本を、
世界を代表する大学として残っている為に
将来、自分の子どもたちに
最もオススメできる大学にする為に
今自分は何ができるか、考えて卒業までの残り半年、
走りたいと思います。
筑波大学は、そしてつくば市はもっともっとこれから面白くなります。
<文責:染谷>