みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
つくばエリアでは田植えが終わり、まっすぐに並んだ稲と水面が美しい季節となりました。この時期ならではの光景で、自然豊かなつくばの魅力のひとつです。
この他にも“つくばの魅力”はどんなものがあるのか、子どもたちと一緒につくば市について調べてみました。
まずはつくば市の基本的なデータから。
つくば市は1987年に当時の大穂町、豊里町、桜村、谷田部町が合併してできた市です。また、2002年には茎崎町が編入し、今のつくば市の姿になりました。
広さは283.72平方キロメートルと茨城県内でも上位にランクインするほどの面積を誇ります。
つくば市の花であるホシザキユキノシタは、筑波山にのみ自生するユキノシタ科の野草の一種なのだそう。
市の木はケヤキ、市の鳥はフクロウです。ちなみに、つくば市のイメージキャラクター“フックン船長”は、フクロウをモチーフにしているんですよ。
つくば市は、北に筑波山、南に牛久沼を擁し、風光明媚な景色を堪能できます。その景観から筑波山地域はジオパークにも認定されています。
日本百名山に名を連ねる筑波山は男体山と女体山の二つの峰を持ち、古くから「西の富士、東の筑波」といわれるほど。山全体がご神体という筑波山の中腹には筑波山神社があり、縁結びや夫婦融合の神として古来から信仰されています。
「私も遠足で登ったね!」と、筑波山の写真を見た娘が得意顔です。ロープウェイやケーブルカーで山頂近くまで行ける筑波山。つくば市内の幼稚園や保育園・小学校では遠足で山登りをするところも多いんですよ。
古代遺跡である「平官衙遺跡」や戦国時代に活躍した小田氏の居城「小田城跡」も忘れてはいけません。
奈良・平安時代の高床式倉庫跡約50棟が発見された平沢官衙遺跡は、そのうち3棟が復元整備され、2003年から「平沢官衙遺跡歴史ひろば」として開放されています。青々とした芝生広場に建つ遺跡の後ろに名峰筑波山がそびえ、雄大な絶景が広がります。
また、鎌倉時代から戦国時代末までこの地で勢力を持った小田氏の居城であった小田城。その跡をつくば市は2009年から7年をかけ「小田城跡歴史ひろば」として整備しました。「十五代の氏治は、何度も戦で負けても城を取り戻したんだよね」と歴史に興味のある息子が教えてくれました。
いずれも歴史を肌で感じられるスポットです。
研究学園都市であるつくば市は、国と民間を合わせて約150もの研究機関が集まり、2万人近くの研究者の方が日々研究を進めています。外国人研究者・留学生が多い国際都市でもあります。
筑波宇宙センター(JAXA)やサイエンス・スクエアつくば、地質標本館など日本の最先端の研究や技術に触れることができる施設があるのも、”科学の街”つくばならでは。 幅広い分野の研究機関が子ども向けに一般公開される機会もあり、ちびっ子たちの「もっと知りたい!」という好奇心を育んでいます。
また、広大な敷地を有し、さまざまな研究が進められている筑波大学。ここには2万人を超える学生・教職員が在籍し、キャンパス周辺では若者の姿を多く見かけます。
つくば市の中心部を総延長約48キロに渡って貫くペデストリアンデッキは、歩行者・自転車の専用道路。歩行者と自転車と区分された道路は多くの公園を結び、通勤・通学やジョギングなど多くの人に利用されています。
また、旧筑波鉄道の廃線跡と霞ケ浦の湖岸道路を合わせた全長約180キロにも及ぶサイクリングロード「つくば霞ケ浦りんりんロード」は 、廃線跡では元の駅舎が休憩所になっており、鉄道時代の面影を感じながらサイクリングを楽しめます。自然豊かな四季折々の風景を堪能でき、初心者から上級者までが楽しめるコースです。
サイクリングの環境が整った“自転車のまち”つくばで、自転車ライフを楽しむのもいいですね♪
市内に20軒以上のパンの店があり、“パンのまち”ともいわれるつくば市。パンを主食とする外国人研究者や留学生が多いことがその理由のひとつといわれています。
市内の研究機関で開発されたパン用小麦「ユメシホウ」は市内で栽培され、これから作られたパンは学校給食にも導入されているのだそう。もっちりとした食感がとってもおいしい!
肥沃な大地の恵みを受けて、ブルーベリーや米、ワイン用ブドウの生産もさかんです。新鮮でおいしい農作物が身近にありますよ。
「つくばの魅力はまだまだたくさんあるね」とつくばの恵まれた環境を改めて実感した子どもたち。自然豊かで暮らしやすく、私もここに住んでいてよかったと思います。自然と科学の融合した街つくばの魅力をこれからももっとお伝えしていきます!
以上しらゆきがお届けしました。