ハーブの魅力がたっぷり♪つくばハーブサロンROOT

みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。

年が明けて、気になりだすのがスギ花粉の飛散量。これから春にかけて、スギやヒノキの花粉でお悩みの方も多いのではないでしょうか。実は私も長年スギ・ヒノキの花粉症を抱えるひとりで、春先には花粉対策に眼鏡とマスクは欠かせません。

そんな体の不調を穏やかにサポートしてくれるハーブのお店がつくば市みどりのにあると聞き、さっそく行ってきました。

「つくばハーブサロンROOT 」は、 2019年11月につくば市二の宮から移転オープンしました。つくばエクスプレス（TX)みどりの駅西口から徒歩1分の場所にあるマンションの一室が店舗になっています。

駅から歩いてすぐという恵まれた立地を生かして、地元の方はもちろん、千葉や埼玉、栃木など県外からの来店者も多いのだそう。

明るい日差しが差し込む室内へ足を踏み入れると、ハーブやスパイスのかすかな香りが身体を包みます。

見てみると、壁際の棚にはハーブの入った瓶がずらり。ミントのように聞きなれたものから、初めて見るものまで、たくさんのハーブが並んでいました。

古代より料理の香りづけや保存、消臭に利用されてきたハーブですが、最近は医療や健康、美容にも効果があるといわれ、その香りや色、味が私たちの五感に働きかけてくれます。

話を伺った「つくばハーブサロンROOT 」オーナーのおおそね　みちるさんは現役の薬剤師で、植物療法士、漢方師などさまざまな資格をお持ちです。メディカルハーブやハーブティーについて”実用的でわかりやすい”と評判の本の著者でもあります。

同店を運営する株式会社グリーンリーフの代表取締役を務め、ハーブに関する講座の講師を務めたり、イベントを開催することも多く、薬剤師としての経験と知識をフルに活用し「多くの人にハーブの良さを知ってもらいたい」という思いで日本中を駆け巡っているのだそう。

実家が漢方薬局を営むという環境で育ったおおそねさんとハーブとの出合いは、40年ほど前にさかのぼります。長野県でハーブに囲まれた暮らしをしている方がハーブやアロマを使って病院でボランティア活動を行う話を聞き、感銘を受けたことから。植物の持っている力で心と体を元気にできるハーブの奥深い魅力を知り、現在に至ります。

つくば市二の宮にあった以前の店舗ではカフェが併設されていましたが、みどりのへの移転後はハーブ外来とハーブについての講座開催をメインとして、ハーブについてより専門性の高い場所となっています。

完全予約制となっており、ハーブ外来ではじっくり話を聞いてもらった上で気になる身体の症状や好みにあわせたハーブをブレンドしてもらえます。”自分だけに調合してもらったもの”は味わいも格別なんでしょうね。

私が花粉症であることを伝えると、ペパーミントやヨモギなど数種類のハーブを手際よくブレンドし、好みの香りを確認しながらハーブティーにしてくれました。

お湯を注いで待つこと約30秒。まずは香りを楽しみ、それからゆったりとハーブティーを味わいます。飲み終えた後に、さらにお湯を注いだ２煎目で初めて楽しめる味わいもあるそうで、２煎目もおいしくいただけました。

ハーブティーと聞くと味が薄く、薬草のような苦いイメージがあったのですが、しっかりとした味わいで飲みやすい！自然の心地よい香りに癒やされるのはもちろん、心までもじんわり温かくなりました。

こちらで使われているハーブは、おおそねさんが自分の畑で栽培したり、可能な限り生産地へ実際に足を運んで厳選したものというこだわりです。無農薬で安心・安全で体にいいものを使っています。

「水の代わりにごくごくとハーブティーを飲んでほしい」と話すおおそねさん。特別なものではなく、日々の暮らしの中で当たり前のようにハーブティーを飲むことで、体も変わってくるそうです。

こちらで行われている講座は、ハーバルセラピストなど日本メディカルハーブ協会の検定資格を目指すものです。講座に訪れている生徒の方は30代から60代の身体に心配なことや悩みが多くなる年代の方が多いのだとか。日常生活にハーブを役立てたいという方から専門的にハーブを学びたいという方まで、幅広い目的に合わせたカリキュラムが用意されています。

女性に人気と思っていたハーブですが、スパイスも扱っているため、男性の来店者も多い同店。ハーブとスパイスを使ったカレーや植物性タンパク質やミネラルが豊富でローカロリーな食材である麩とハーブと融合させたお麩料理などの料理教室も開催予定で、年齢や性別を問わず健康な食生活を目指す方におすすめです。