みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
いよいよこの夏は東京でオリンピックが開催されますね!その開会式に向けての大きなみどころのひとつ、聖火リレーが日本中を駆け抜けます。
7月6日にはつくば市でも聖火リレーが実施され、その最後にはつくば市にある研究学園駅前公園にて聖火到着式という式典が開催されるのだとか。
一人のランナーが約200メートルを走り、次のランナーへ聖火を引き継ぐという聖火リレー。つくばのどんなコースを聖火が通るのか、約4キロの道のりを実際に走ってみました!ちなみに、走ったのは普段から体育で鍛えている息子で、私は自転車です!
スタート地点は、つくばエクスプレス(TX)つくば駅からすぐのつくばセンター広場(ノバホール前)です。
ノバホールは1983年に開館し、建築家・磯崎新氏によって設計されたホールで、国内有数の音響効果を持ち、クラッシック音楽や演劇の公演などで使用されています。
つくば市の中心を貫くペデストリアンデッキ(歩行者・自転車専用通路)に面しており、このつくばセンター広場ではイベントも多数開催されています。
ここから北へ向かってスタートです。
ペデストリアンデッキを進み、県道24号線(中央通り)にかかる橋を渡ります。
つくば駅や中央公園が見えてきました。近未来的なデザインとして知られるつくば駅ですが、改札は地下にあります。
中央図書館、つくば美術館などが入っている「つくば文化会館アルス」を右手に、中央公園の池を左手に見ながらさらに進んでいきます。中央公園の池では鯉が悠々と泳ぐ姿や野鳥が羽を休める様子を見ることができ、つくば駅前の癒やしスポットとなっています。
エキスポセンターのロケットを右手に見ながらまっすぐ進むと、横断歩道があります。ここで歩行者・自転車専用道路とは離れ、一般の道路に入ります。
このあたりは筑波大学や筑波学院大学のキャンパスがあり、学生の姿を多くみかける地区です。道沿いにある筑波大学のグラウンドからはスポーツをしている勇ましい声が聞こえてきました。
車通りの多い県道244号線(北大通り)を研究学園方面へ向かいます。
春日1丁目西交差点を過ぎると、 アカデミックな雰囲気を持つ学生街から商業施設が多く立地する研究学園エリアへと入っていきます。
研究学園駅はつくば駅の隣。つくば市役所や北関東最大級のショッピングモール「イーアスつくば」があり、駅前には高層マンションが立ち並ぶエリアです。TXの開通を経て、駅前から周辺へと街が発展してきました。
線路と少し離れて並行するように聖火ルートの道路があり、住宅の隙間からTXの高架が見えました。
右手に見えてきたのは、「葛城ふれあいの森」。公園として遊歩道などが整備され、雑木林がそのまま残されています。自然の息吹を肌で感じ、四季折々の植物を楽しむことができるスポットで、 日中に散策するのにぴったりです。
住宅展示場と戸建て住宅の広がるエリアの合間にあり、まさに自然と都市機能の共存の様子を見ることができます。
研究学園の交差点を左折し、 高層マンションを右手に見ながら県道19号線を南下します。
「ここでTXが通過したらよく見えるね」と息子と話して高架下を通過しました。
ここまで来たらゴールの研究学園駅前公園まではもうすぐ!ゴールを目指します。
スタートからゆっくり走って、約40分。無事にゴール地点の研究学園駅前公園へと到着しました。持久走の練習で鍛えている息子は「思ったより近かった」と余裕の表情です。
ここは総面積7.3ヘクタールもある広い公園で、芝生広場や噴水のある水場もあります。広々とした公園はこのエリアの癒やしの空間となっており、天気に恵まれたこの日は芝生で凧揚げをしている家族連れの姿も見られました。TXの高架のすぐ横にあるため、公園から走行するTXの様子をよく見ることのできる”TXビュー”の公園なんですよ。
聖火リレーの当日には、ここで聖火を聖火皿に灯すセレモニーが開催されるのだそう。オリンピックの聖火を間近に見られるまたとない機会ですね!
実際に聖火リレーのコースを走ってみると、TXの開通に伴うつくばの発展を見てとれるようなコースでした。
選ばれた走者の手から手へつながる聖火がここを走るのももうすぐ。茨城のそしてつくばエリアの魅力が少しでも世界へ伝わるといいですね。
以上しらゆきがお届けしました。