みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
今年もつくばの冬のイベント「ランタンアート2019」が12月14日、15日の2日間に渡って開催されました。2009年から続くつくばの冬を代表するイベント「ランタンアート」。 つくばエクスプレス(TX)つくば駅前のつくばセンター地区を約7千個のランタンが彩り、道行く人の目を楽しませました。
今回は両日とも天気に恵まれ、私も家族そろって防寒対策をしっかりして出かけてきました。
冬至が近いこの時期は日暮れが早くなり、点灯時間の16時45分には辺りは真っ暗に。ランタンひとつひとつに火が灯されていくにつれ、周りが明るくなるのと同時に心が温かくなっていくのを感じました。
つくば市内の小中学生や市民、つくばセンター地区活性化協議会のみなさんが制作したランタン。自分の作ったランタンを探しに来たのでしょうか、家族連れの来場者が目立ちました。「あった!私のランタン!」嬉しそうに自分で描いたランタンを見つけて、その前で写真撮影をしているお子さんもいましたよ。
北は「つくばエキスポセンター」から、南は「つくばカピオ」や「デイズタウン」のあたりまで、直線距離で約1キロのペデストリアンデッキを中心にランタンがずらりと並びます。
北エリア、センターエリア、クレオエリア、南エリアと4つのエリアに分けられた会場は、街路樹のイルミネーションと併せて幻想的な雰囲気に包まれていました。
ひとつではほのかな明かりのランタンですが、たくさん集まって置かれていると明るい光が周囲を包み、見ている人の表情までも温かく照らします。
今回は令和初の開催とあって、時代を反映したイラストが多かったように思います。例えば、令和の「令」の字をイラストに取り入れてみたり、“タピオカドリンク”など今年流行したものを描いたりと個性豊かなランタンが並んでいました。
中には、いよいよ来年に迫った2020年のオリンピックを意識したイラストのものも。
“今年はこんな一年だった”という思いが込められているように感じました。
センター広場のモニュメントプラザには、切り絵のランタンが地面に絵を描くように置かれていました。切り絵のランタンが放つ光は、絵が描かれたものとはまた違った風情を醸し出します。
壁沿いにセッティングされた青いライトが滝のような演出です。まるで青い光のカーテンで囲まれているような空間で、みなさんがこの前で写真を撮っていましたよ。
ランタンマン令和バージョンデザインコンテストが開催されており、ランタンアートのキャラクター「ランタンマン」のリニューアルデザイン10候補の実物ランタンを見ることができました。この中からお気に入りの2つに投票できるコンテストです。
その他にも、日替わりで会場を盛り上げるパフォーマーの方々による演奏や歌、「世界の”うまいもん”をつくばで!」と題して、食と文化の交流イベントが同時開催されたりと楽しいイベントが同時に開催されていました。
会場には、お祭り気分を盛り上げてくれる唐揚げやわたあめなどを購入することができました。もちろん私たち家族も寒空の下でアツアツの唐揚げを頬張りました。
美味しそうな香りがあたりに漂い、長い列ができているお店もありましたよ。
「BiViつくば」2階のイベントスペース に当日工作コーナーが設けられ、描いた絵をランタンにして点灯することができました。わが家も子どもたちがランタンに絵を描きたいと当日工作コーナーへ直行です。
満席になるほどの人気ぶりで、子どもたちは用意された油性ペンで思い思いに絵を書き入れていきました。周りを見てみると、季節柄クリスマスツリーやサンタクロースのイラストを描いているお子さんがたくさん。みなさん、素敵なイラストに仕上げていましたよ。
書き終わったら、会場にいたスタッフの方に紙に糊付けしてもらい、輪の形にします。それをロウソクが中に入ったペットボトルにかぶせて点灯です。
見慣れたLEDなどの照明器具とは一味違う揺れる炎を見つめならがら、 「きれいだね」 と子どもたちはうっとり。
このランタンアートを終えると、年の瀬を感じます。2019年という行く年を思い起こし、来る2020年に思いを馳せる―。優しい光に包まれて、心がホッと温まるイベントでした。
以上しらゆきがお届けしました。