こんにちは、みっきぃです♪
「ドォーンドォーン」とこだまする太鼓の音色に合わせ、沖縄の合いの手を交えながら軽やかな舞いを披露するのは「琉球國祭り太鼓(りゅうきゅうこくまつりだいこ)」茨城支部の皆さん。
エネルギッシュな太鼓とはつらつとした掛け声、爽快でパワフルな舞い。つくばエリアでは、つくば三大祭りの一つである「まつりつくば」やショッピングモールなどのイベントで見たことがある方も多いのではないでしょうか♪
そもそも「琉球國祭り太鼓」とは、沖縄の盆踊りで伝統舞踊の「エイサー」を土台に、琉球空手や琉球舞踊の型を取り入れ振り付けをアレンジ。沖縄古典曲に加え、ロックやポップスを使っているのも特徴で、親しみやすく圧倒的なパフォーマンスで見る者を引きつけます。
その歴史は遡ること37年前、1982年に沖縄市泡瀬の若者たちによって結成されました。現在では全国に49の支部があり、海外でも6カ国・27の支部を展開。2,500名を超えるメンバーが国内外に所属しています。
一方、茨城支部の結成は2011年。高校時代恩師にエイサーのビデオを見せてもらったのを機にとりこになったという松本和也さん(初代支部長)によって発足し、県外支部の力も借りながら徐々に支部として自立。
昨年は、7周年記念公演を無事成功させました。現在は男女13名のメンバーが所属し、TX万博記念公園駅から車で5分の「島名交流センター」で練習を重ねています。
「琉球國祭り太鼓は、人の温かさやつながりを教えてくれた居心地の良い場所」。そう話すのは、2年前から3代目支部長を務める鈴木加奈さん。
沖縄出身のアーティスト「HY」好きが高じて、ライブで祭り太鼓が共演していた演舞に興味を持ったのがはじまり。その後「まつりつくば」での出会いをきっかけに、その翌週にはイベントへ旗もちとして参加。「みんなのように笑顔で楽しく踊れるようになりたい」と茨城支部の一員となりました。
「演舞を見てやってみたいと思った人はもちろん、エイサーが好き、沖縄が好き、体を動かすのが好きなど、はじめるきっかけは人それぞれ。私も、HYさんの歌「帰る場所」で知ったのが始まりですから。見学だけでも大歓迎。お気軽に参加してくださいね」と鈴木さん。
ちなみに、使用する太鼓は3種類。女性と男性とで大きさの違う中・大太鼓の他、パーランクーと締め太鼓があります。
私も大太鼓を持たせてもらいましたが、思っていたほど重くない!スコーンと響く爽快な音色に、なんだか気分もすっきり♪基本の振り付けやバチ回しなど丁寧に指導してくれるので、初心者でも3カ月~半年くらいで1曲踊れるようになるそう。
曲に合わせ、キリッとした表情で演技に磨きをかけながらも、和やかなムードの中それぞれのレベルに沿った指導をしているのが印象的でした。
年々活動の場を広げ、イベントや学園祭への出演、福祉施設への訪問など披露する機会が増える茨城支部。交流の範囲は支部内に留まらず、新宿エイサーなど大規模なイベントでは全国支部のメンバーと共演することも。たとえ引っ越しや転勤などで所属支部を離れても、「琉球國祭り太鼓」を続ける限り、エイサーでつながる絆が途絶えることはありません。
同じ目標に向かい、感動を共有する仲間の存在を原動力に、今後も活動を盛り上げていきたいと笑顔で語る鈴木さん。
「仕事だけじゃ知り合うことのなかった人との出会いに、楽しみも広がります。一人じゃ続かないことも、全国に仲間がいるから続けられる。エイサーの楽しさや魅力をいろんな人に知ってもらい、これからも笑顔を届けていきたいです」
“チュバチ(一度)に50名の友だちができる”を合言葉に結成された「琉球國祭り太鼓」。37年という月日と共にその輪は広がり続け、琉球の音色を響かせながら各地に笑顔を届けています。
エイサーを聞くと、曲も踊りも馴染みがなくともなぜか懐古的な気持ちにさせられるのはどうしてでしょう。そのメロディーに身を揺らし、今夜は泡盛を飲もうと決めたみっきぃがお届けしましたᕕ( ᐛ)ᕗ
練習日時:毎週火・木曜 20時~22時
練習場所:島名交流センター ※TX万博記念公園駅から車で5分
お問い合わせメールアドレス:matsuridaiko_ibaraki★yahoo.co.jp
(★マークを@に変えて送信)
※都合により練習日時が変更の場合もあり。見学・参加希望の場合は、事前にお問い合わせください