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学校や職場を越えて、仲間と繋がる場所「劇団クリエ」

つくばスタイル特派員 みっきぃ Blog 
2018年04月20日

同じ目標に向かって、切磋琢磨し合える仲間がいる。学校や職場という枠を越えて、夢中になれる場所がある。

「良い舞台を届けたい」そんな思いで集まり、オリジナルミュージカルを通して多くの人に喜びやエールを届け続けている劇団がつくばにあります。

 

 

その名は、「劇団クリエ」。1992年にひたちなか市で旗揚げ以来公演を重ね、2007年つくばにも拠点を立ち上げ、昨年10周年記念公演を果たしました。

 

両拠点でそれぞれ30名前後のキャストが在籍しており、その顔ぶれは小中高生を中心に大学生や大人までと幅広い。毎年多くのファンが心待ちにする舞台が作り上げられている、その稽古場を訪れました。

 

 

本番を約1カ月後に控えたこの日。さぞかし緊張した空気が張り詰めているだろうと部屋を覗いてみると、そこにはリラックスした様子で稽古に励む団員たちの姿が。

 

観る人の心に響く舞台を届けるため、まずはキャストたち自身が「楽しい」と思えること。その方針の基、明るく解放的な空気が個々人の自由な表現を引き出しています。

 

 

年齢や住んでいる地域、経験もさまざま。チームとして一丸となるためのルールをたずねてみると、演出、振付それぞれの立場で劇団を引っ張る大滝さん、梅原さんからはこんな答えが。

 

「こうしなければというルールは、あえて定めていません。ここでは、全員が対等な立場。“良い舞台を作る”とみんなが同じ方向さえ見えていれば空気は自然と作られ、そのために自分がどうしたら良いのかも自ずと考えられると思っています」

 

稽古中、振り付けを忘れた子がいれば誰かがフォロー。休憩時間のおやつは、下の子から。仲間同士で助け合う姿勢が劇団の歴史と共に受け継がれているといいます。

 

 

とは言え、質の高い舞台を作り上げるために妥協は無し。

「お金と時間を使ってお客さんが舞台を観に来てくれる。その意味を自分で考えられるような導きも大事」

その言葉通り、ダンスやセリフ合わせの練習が始まれば、和気あいあいとした雰囲気から一転、演者の顔で練習に打ち込む子どもたちは真剣そのもの。

 

また、役者、ダンサーとして数々の舞台を踏んできたお二人が指導に当たる上で心がけているのは、“Yes &(イエスアンド)”の姿勢。共に舞台に立つ相手から発せられたものを否定するのではなく、イエスで受け止め、自分らしい表現を重ねていくという演劇における考え方の一つ。

 

 

「否定ではなく、受容することでその子らしい表現を育んでいければ」と語る大滝さん、梅原さんもクリエの出身者。

 

仲間と一つの舞台を作り上げることの面白さ、本番を迎えたときに湧き上がる興奮と達成感。劇団クリエならではの魅力を、より多くのキャストや観客に知って欲しいと舞台をサポートしています。

 

 

楽しいことも、辛いことも、生きているといろんなことがある。観た人が前に進む力となれるような質の良い舞台を届け続けていきたい。20周年を目指し歩みを進める「劇団クリエ」が5月に迎える舞台は「星の王子様」。

 

サン=テグジュペリの原作に、クリエならではのエッセンスが加わり、歌と踊り、紡がれる言葉の中にどんなメッセージが隠されているのか。テレビにも映画にもない、役者の息づかいさえも感じる生の舞台ならではの楽しみに胸が高まるみっきぃなのでしたᕕ( ᐛ)ᕗ

 

劇団クリエ

劇団クリエつくば 第九回公演「星の王子さま」公演前映像はこちら★
詳しい活動内容、最新の公演情報はHPからご確認ください

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