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つくばちびっ子博士2017☆「日本自動車研究所」

つくばスタイル特派員 しらゆき Blog 
2017年08月21日

みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。

 

全国の小中学生を対象にした、市内の研究機関で見学や体験ができるスタンプラリー「ちびっ子博士」のイベントが開催されているつくば市。

つくば市苅間にある「日本自動車研究所」では、8月8日、9日の2日間に渡って「ちびっ子博士」のイベントが行われました。

 

事前にインターネットで申し込みの上、抽選で選ばれたラッキーな子どもたちだけが参加できたこのイベント。わが家でも申し込みをしてみたところ、見事当選♪

私も息子と一緒に伺いました。

 

日本自動車研究所は、車社会の新たな進展のためのさまざまな研究が行われているところ。

つくば市役所やつくばエクスプレス(TX)研究学園駅のすぐ近くにあり、広大な敷地を有しています。

こういったイベントや一般公開以外では中に入れない場所だけに、息子以上に私もワクワク感が高まります。

 

 

まず初めに、交通安全についての話がありました。

ダミー人形の衝突実験の映像では、シートベルトをしていない後部座席の子どものダミー人形が前方に放り出され、大変危険な様子が映っていました。高速道路だけでなく一般道路でも、後部座席でシートベルトをきちんと締めることの重要性がわかります。

 

時速60キロでの衝突事故の場合、4階建てのビルから落ちたのと同じくらいの衝撃なのだそう。時速100キロでは13階とのことで、相当な衝撃が想像できます。

 

交通事故から子どもたちを守る約束として、「車に乗るときは必ずシートベルトを締める。道路を渡るときは横断歩道を渡る。自転車に乗るときはヘルメットをかぶる」という3つが挙げられていました。

 

当たり前のようで、大人も子どもも疎かになりがちなこの3つの約束。その大切さを再認識しました。

 

全体での話の後は、グループに分かれて体験をします。

死角を体感するコーナーでは、本物の軽自動車が置かれ、運転席にはドライバーの目の位置にカメラが設置されています。このカメラの映像がモニターで映し出され、これがドライバーから見える視界ということになります。

 

「みんな、車の前に座ってみて」とスタッフの方。グループの子どもたちが軽自動車の置かれた前方に座ってみると、モニターに子どもたちは映りません。つまり、ドライバーから見えていないということです。これが死角となり、事故の元になっているのだそう。

 

同様に、横や後方も確認したところ、車の四方の広範囲に見えない部分があることがわかりました。「こんなに離れていないとドライバーから見えないんだね」と子どもたちもショックな様子。

 

実際に子どもたちが自分で体験することで、ドライバーからどのように外が見えているかを学びました。

 

 

そのあと、暗闇に置かれた人形に反射材をつけて、車のライトの当たり具合でどれくらい反射が起こるかを実験しました。

足元の反射材は、ライトが下向きでも反射が起こりやすく、見やすくなっています。

 

「靴に反射材が付いているのは有効ですよ」とスタッフの方。

夕暮れから夜間の歩行には、明るい色の服を着用し、反射材を足元に装着するなど、うまく利用することが大切なのだそう。

 

また、ダミー人形と触れ合うというコーナーでは、子どもたちがこれを分解します。

車の衝突実験でよく見かけるダミー人形。車のコマーシャルなどでもたびたび登場していますよね。

 

スタッフの方と一緒にねじを外し、手や足を取り外します。人体のように作られているため、手や腕もそれなりの重さがあります。

「これは大人の女性を模したダミー人形で、重さは55キロあります」とスタッフの方。

お隣のダミーは大人の男性とのことで、こちらの重さは75キロあるのだそう。確かに肉付きがよりしっかりしています。

 

 

この他にも、赤ちゃんダミー人形の体重当てクイズがあり、実際に抱っこしてみて重さを予想するコーナーがありました。

「私が生まれたときは何キロくらいだった?」と付き添いのお母さんに質問している子も。

後で正解が発表され、ぴったり正解したお子さんには素敵なプレゼントがありました。

 

酔っ払いゴーグル体験は、お酒に酔ったような視覚体験ができるゴーグルを装着し、数メートル先にある人形を触るというもの。

歩くのに違和感を感じている子もいれば、中にはゴーグルをしてもまったく問題なく、すたすたと歩いていく子も。

 

このゴーグルは大人でも装着できるそうなので、実際に私も挑戦させてもらいました。

自分の手や足の位置が見ている場所と違うところにある感覚です。一歩進むのにも、テーブルの角に足をぶつけてしまい、おそるおそる進みます。

 

やっと人形のところまで行き、人形の顔を触ろうとしますが、思ったところと違う場所に手がいきます。

「これを経験したお子さんから、飲酒運転の危険さをおうちの方と話す機会になれば」とスタッフの方。

このような状況で車の運転なんて、もってのほか。飲酒運転の危険を改めて知ることになりました。

 

 

会場にはペーパークラフトがいくつか用意されており、待ち時間の合間に紙工作で車などを作ることができました。

リアルな車が出来上った息子は、とっても満足そう。

 

イベントの最後には、「ちびっ子博士」のスタンプを忘れないように押します。

どの子も自分の「ちびっ子博士」のパスポートに新しいスタンプが増えていくのが、とてもうれしそう。

18個のスタンプをゲットして、目指せ!「最優秀ちびっ子博士」♪

 

 

帰り道で、「また来年も来たいな」という息子。とても印象に残ったようで、「自転車に乗るときはドライバーの死角に気を付けないとね」とも。

今日参加したお子さんとご家族が一緒に交通安全について考え、共に学ぶ機会になったのではと思いました。

 

以上、しらゆきがお届けしました。

 

日本自動車研究所(一般財団法人 日本自動車研究所)

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