明けましておめでとうございます!つくスタ特派員のゆうママです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします^^
さて、2017年の初めにレポートさせていただくのは、「NPO法人子どものための救命教室」が主催する「子どものための救命教室」です♪
「子どものための救命教室」は、大切な家族・友人そして隣人の命を守るために“自分にできること”を学ぶ場。
年齢に合わせた目標を設定した「クワガタコース(未就学児)」「カブトムシコース(小学1~3年)」「保護者コース」があり、親子で救命を学べると大好評!これまでに5回開催されています。
未就学児が参加する「クワガタコース」での目標は“家で大人が倒れた時にどう行動すべきかがわかる”こと。
「救命」を学ぶって、未就学の子どもには少し早いのでは…?理解できるのかな…?と思っていたのですが、写真にもあるように子どもたちは興味津々!
クイズ形式で身近な危険箇所を当てたり、身体を動かして胸の動きを確認し「命」を実感したり、身近に潜む危険な個所を「アブ君」と呼ぶなどし、小さな子にも親しみやすいプログラムで救命を学びます。
では、実際に身近で大切な人が倒れてしまったら、どう行動したらよいのだろう…?
クワガタコースの子どもたちができる3つのことを身に付けるデモンストレーションを行いました。
まずは①自分の周りに危険がないかの確認、そして②「大丈夫ですか」と倒れている人に声をかけ、③周りに助けを求めます。
倒れている大人の胸(心臓)やお腹(呼吸)に手を当て、救命の流れを確認。
ちょっぴり照れながらだったり、得意げな大きな声だったりと、いろいろな「誰か来てください!」と助けを呼ぶ声が聞こえていました^^
③の周りに助けを求める場合、電話ができる子であれば救急や他の家族へ電話をすることも。
それぞれの家庭で、子ども自身ができる救命方法を知ることが大切とのこと。
約1時間のプログラムを終えると、子どもたちは「キッズ救命隊」に認定してもらえます!
これまでに約100人ほどのキッズ救命隊が誕生しているそう♪
「子どものための~」と、まだ幼い子どもを対象にした救命教室を開催することについて、代表の正根寺さんは、
「私には3人の子どもがいるのですが、一番下の子が発作を起こしてしまったときに上の子どもたちが私に一生懸命に伝えようとしてくれたんです。その時に、大切な人を守りたいっていう気持ちって幼くてもあるんだなぁって感じたんです。
その経験がNPO発足のきっかけでもあったのですが、心肺蘇生のような技術でなくとも周りの助けを呼ぶといったような、いざというときに“自分にできる救命”があるんだということを、子どものうちから知る機会を持ってもらえたら」と話してくれました。
「救命教室での学びから、命の大切さを知り、他人の力になろうとする心や優しい気持ちが育つといいな、とも思っています」とニッコリ^^
教室開催はまだ5回目を迎えたところですが、定員の3倍を超える申し込みになることもあるそう。
多世帯同居よりも核家族が多くを占めるつくばエリアの地域柄か、家族で互いに守る救命への意識の高さを感じているそうです。
参加されていた保護者の方からは、「もし自分が倒れてしまったというときに、子どもたちが力になれるように意識を持ってもらいたい」「大切な命を守ることを、自分では上手く教えることができなかったのですが、親子で楽しく理解できました」といった声が。
幼い子どもも家族を守る立派な一員♪救命への意識を家族で共有することの大切さを、私自身も強く実感しました。
教室終了後は「子どものための救命教室」の会場であったつくば市消防本部の見学に出発。
キッズ救命隊の認定を受け、大きな消防車の前で晴れ晴れしい笑顔♪
まだ幼い子どもたちだけれど、つくばエリアで暮らす家族の安心の大きな支えになるでしょう!
「子どものための救命教室」は今後も約3カ月ごとに開催予定。
スケジュール詳細はホームページからご確認くださいね。
以上、ゆうママがお伝えしました^^