こんにちは、みっきぃです♪
子どもの頃、母の後ろをついて歩く金魚の糞状態だった照れ屋な私を大きく変えた体験があります。それは、ミュージカル!役を演じ、歌い、ダンスを続けているうちに、心が解放され、自信がみなぎっていく気持ちよさを感じたのを今でも覚えています。
守谷市で本格的なミュージカル公演を行っている「守谷子どもミュージカル」があると聞き、今回その稽古場に潜入してきました。
児童劇団「大きな夢」の全面サポートを受け、「守谷にいる子どもたちに、本格的なミュージカル体験をしてほしい」と、10年前の2006年に活動がスタートしました。
毎年1回行われる公演は、守谷市民のみならず市外から足を運ぶ常連さんも多いのだとか。
結成当時は6人だったメンバーも、今では23人の大所帯。小学1年生から高校3年生まで、幅広い年代の子ども達が一丸となって、ひとつの舞台を作り上げていきます。
練習に通えれば誰でも参加できるので、特別なオーディションなどもありません。守谷、取手、つくばみらい、龍ケ崎などメンバーの住まいも広いエリアに及んでいるので、学区外の友だちができるのも嬉しいですよね。
2016年3月に行われる結成10周年記念公演「魔女バンバ」に向けた練習も大詰めを迎え、ピリリと緊張感の漂う稽古場。表情や発声のメリハリ、全身を使った感情表現の方法などをプロの先生から細かくアドバイスしてもらいます。
蹴飛ばされて、「痛い」と言うワンシーン。
「痛い」というセリフひとつとっても、蹴飛ばされたときにその人物は何を感じたのか、どういう言い方をすれば観客に伝わるのか。周りの登場人物たちはどんな表情をすれば、そのシーンの空気が作れるのかを各々が考え、演じていきます。
「演じるという体験が、日常生活のなかでも相手の立場に立って考えるという行動に繋がっていると思う」と話すメンバーのお母さん。ミュージカルを始めるきっかけは人それぞれですが、もともと消極的な性格の子が大勢の前で歌い、踊り、舞台に経つ経験を重ねるうちに、積極的に自己主張ができるようになったという子も多いそうです。
メンバーの中には、3月の高校卒業と同時に「守谷子どもミュージカル」卒業という節目を迎える子も。学校生活や受験との両立など、大変な時期を乗り越えながらも、今までミュージカルを続けてきた理由を聞いてみました。
「はじめは歌って踊るのが楽しかったから。舞台に立つ回数を重ねるうちに、笑顔で拍手を送ってくれるたくさんの人のおかげで、自分たちは演じられるということに気がついた。観てくれる人が喜んでくれ、感激してくれるのが嬉しくて、だから10年間続けてこられました。卒業後もミュージカルを続けていきたい!」と話してくれました。
自分の好きなことを追求する姿勢ってすごく大事。さらに周りの人に感謝できる視野の広さに、感心してウルッときちゃいました。
子どもであれ、大人であれ、何かに一生懸命に取り組んでいる人の姿は、見ている人の心を動かす力を持っていますよね。ひとつの舞台が、演じる子どもたちや公演を楽しみにしているお客さんたちを刺激しあう機会にもなっているんだなと感じました。
私もまたミュージカルやってみたいな~!みっきぃでしたᕕ( ᐛ)ᕗ
【守谷子どもミュージカル10周年記念公演「魔女バンバ」】
日程:2016年3月26日(土)2部制(昼12:30/夕16:30)
場所:取手市民会館(全自由席)
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