こんにちは、つくスタ特派員のゆうママです。
300を超える研究機関を有し、市民の31人に1人が博士と言われている“科学の街”つくば。
研究機関では科学技術週間や夏休み期間に一般公開を行うほか、常設展示を行う施設もあり、先端科学の研究成果に気軽に親しめる環境があります。
今回は常設展示を行う研究施設の一つ、高エネルギー加速器研究機構(通称・KEK)へと行ってきました^^
KEKは主に高エネルギー加速器を用いた素粒子・原子核物理学、物質構造科学の実験及び理論的な研究、高エネルギー加速器の研究を行う施設。
宇宙の始まりである素粒子の世界の研究は、宇宙の起源、森羅万象の謎を解き明かす鍵となる研究となります。
研究に使われる、KEKB(ケックビー)、Bファクトリーとも呼ばれる実験装置は周長3kmにも及ぶ巨大装置!
正直、研究内容についてはあまりに高度で私にはなかなか理解しにくい部分があるのですが^^;世界をリードする先端の科学研究が行われている研究施設です。
そんなKEKの常設展示施設「コミュニケーションプラザ」では、宇宙の起源の謎に迫る研究成果に体験や展示を通して触れることができます。
クォークの世界を体験できるプログラムや加速器の原理を学べるもの、素粒子や宇宙の果てまでの大きさ比べなど、実際に手で触ってみたり体験できる展示で親しめる内容。
宇宙の成り立ち、素粒子…難しい内容ではありますが楽しく学べる仕組みがいっぱい!
2008年にノーベル物理学賞を受賞した小林誠博士などの研究を紹介したノーベル賞コーナーも。
それにしても、展示されている研究成果はとても難しく、じーっと説明文を読んでみたり、音声ガイドに耳を傾けて頭をフル回転して理解に努めましたが…すぐには呑み込めないんですよね…
ちんぷんかんぷんって、こういう状態をいうんだなーと思ってみたり…(笑)
研究内容の理解に苦悩する私を知ってか知らずが、若干7歳の息子はしきりに「楽しい!」「もう一回やってみよう!」となんだか楽しげ。
宇宙線を観察・観測してみたり、加速器の中での粒子の動きをあらわした波形コースターの実験をしてみたり。
子どもでも親しみやすいように展示されているので、ぐんぐんと惹きつけられているようでした。
私はといえば、子どもの「これはなぁに?」に応えるために一生懸命説明文を読んで…
最初こそちんぷんかんぷんでしたが、子どもと一緒に体験しながら展示を見る中で、少しではありますがKEKの研究についてやノーベル賞受賞の偉大さを理解できるに至ったように思います♪
科学技術週間や夏休み期間中の一般公開では常設展示コミュニケーションプラザのほか、KEKB等の実験施設の見学も行っています。
10名以上での予約でも施設見学ツアーができるとのこと。詳しくはKEKのホームページをご覧ください。
もうすっかり文系に仕上がってしまった私にとっては「…??!」と頭が混乱しまうのですが、こうした先端の科学に触れられるつくばエリアの環境は、柔軟な子どもたちの知的好奇心をかき立て、ごくごく自然に科学とともに成長させるんだなぁと感じました。
願わくば我が子も理系男子に育ってほしい!
以上、ゆうママがお伝えしました^^
【高エネルギー―加速器研究機構・常設展示ホール「コミュニケーションプラザ」】
開館時間:9:30~16:30
入館料:無料
年中無休(年末年始・夏期休業期間を除く)
平日なら売店の利用もできるそうです。