どーも、ヤギッチです♪
今日は、筑波山神社への参道として栄えたつくば市神郡にあるお寺「慈眼山三光院普門寺」で行われた本堂落慶式の様子をご紹介♪
普門寺は、鎌倉時代末に開かれた歴史ある真言宗豊山派のお寺です。
その昔、この辺りの地域を治めた豪族小田家の祈願寺として名を馳せ、小田家が滅んでしまった後も、仏教を学ぶ場として多くの僧侶を育成するなど街の中心的な存在でした。
その後、明治時代の廃仏毀釈によって衰退してしまいましたが、戦後さまざまな改修が行われ、昔の面影を取り戻してきました。
しかし平成21年12月、原因不明の火災により本堂が全焼。
秘仏の阿弥陀如来も消失してしまいました。
何とか本堂を再建しようと、檀家さんをはじめ地元の方々によって建設委員会が発足。
寄付金を募り、今年、新しい本堂が建設されました^^
本堂落慶式は、新しい本堂ができたことのお祝いの儀式です。
それに伴い、稚児練り供養が行われると聞き、私は朝から神郡にある児童館へ出向きました^^
児童館に着くと、既に多くの子どもたちが着替えをしている最中。
大人の「可愛い!」という声があちこちから聞こえてきましたが、お子さんたちは洋服とは違う衣装に、ちょっと緊張気味の様子^^
女の子は紅をひき、いわゆる「麻呂眉」のシールを貼って、準備万端!
私も「かわいい!!」と言わずにはいられなかった(^^;
他県から参加したお稚児さんもいるそうです。
なかなかこういった衣装を着る機会も無いですからね^^
法螺貝の方を先頭に、およそ45名のお稚児さんたちが列をなし、地元の児童館から普門寺まで練り歩きました♪
お坊さんと合わせると100名近くの行列となり、迫力満点!
筑波山を背景に、情緒ある街並みとお坊さんとお稚児さんの行列…すごく絵になります!
檀家さんや地元の方はもちろん、多くの方が見学に訪れたようです。
参道としてあった道が、人でいっぱいになりました^^
普門寺の境内には三光の滝があったり、四季折々の花が咲く静かな場所なのですが、この日ばかりは滝の音も聞こえないほどの活気に溢れていました。
本堂にある阿弥陀如来像と結ばれた角塔婆前で、大勢のお坊さんがお教を唱え、儀式もクライマックス!
最後は仏の智慧を授かるとされる稚児加持を、お坊さんがお稚児さん全員に行いました^^
稚児行列や境内に多くの人が集っているのをみて、愛されているお寺だなぁと感じました。
長い歴史の中で、幾度となく困難に遭いながらもその都度立ち直ってきた普門寺。
これからも地域の方や檀家さんに愛されながら、歴史を紡いでいって欲しいなと思いました。
全国各地に観光地化しているお寺がありますが、どこか控えめな普門寺は、個人的に好きなお寺^^
筑波山と同じように、だれでも「ウェルカム」な雰囲気漂う普門寺はオススメですよ♪
【普門寺】
住所:つくば市神郡970
以上、調べてみると実家の宗派が普門寺と同じ真言宗豊山派だったヤギッチがお送りしました♪