こんにちは、つくスタ特派員のゆうママです。
つくばにゆかりのある建築家が集う「つくばおとなりの建築家」をご存知でしょうか。
”建築を身近に感じてもらいたい”と、家造りや街づくりの楽しさを、地域の人々と直接関わりながら伝えていこうと「つくばおとなりの建築家展」を中心に幅広い活動を行ってます。
展覧会や幼稚園等で開催されている”こども建築家”になれるワークショップも大変好評^^
今回はつくば市にある九重保育園の卒園制作とコラボレーションをするとのことで、その活動を覗かせていただきました!
卒園制作を行うのは九重保育園の年長児14名。そしてつくばおとなりの建築家のみなさんと大工さん。
「子どもたちの作品を飾れる棚のようなものを」という保育園側の希望を元に、制作するのは棚もあって中にも入れる家!
上記の写真はほぼ完成時のものですが、全くの板の状態から一日を通して行われ、板をのこぎりで切る、釘で打ち付ける、番付のついた板同士を組み合わせるなど本格的な作業も子どもたちの手で行いました。
子どもたちはまだ年長さん。金槌もものこぎりも普段手にしたことがないという子がほとんどで、釘打ちの練習もたくさんしました。
この時点では曲がって打ち付けられた釘も多かったのですが、本番ともなればトントントーン♪と軽快に打ち付け「むずかしくないよ!」と得意顔^^
子どもたちののみ込みの良さには建築家の皆さんも驚き、目を丸くしていました。
制作に一生懸命な子どもたちを見守りながら、
「今回の卒園制作を通して、”みんなで作った”という達成感を感じてほしいですね。
一つのものを作り上げるのには建築家さん、大工さん、みんなの力が必要だという体験から”協力すること”の大切さを、そして協力してくれたみんなに感謝の気持ちを持ってくれたらいいなと思います」
と、思いを語ってくれたのは担任の先生。
卒園を前に、みんなで力を合わせて過ごす時間への思いはひとしお。
子どもたちもとても張り切って頑張ってくれていました。
たくさんの人の協力があって、初めての体験がいっぱいとなった卒園制作。
完成間近の頃には「建物が無事に完成しますように」と上棟式も行われ、餅まきに飛びつく子どもたちの姿は一同を和ませてくれました^^
建築を身近に感じ、体験し、建築家さんとも大工さんんともすっかり仲良しになって、本当に得難い経験となったと思います。
そして最後に、将来の夢を書いた板や色とりどりの木端が壁に飾り付けられ、カラフルな夢の詰まった家が出来上がりました♪
おとなりの建築家のみなさんのアイディアと大工さんの技術、子どもたちの力が合わさり、本当に素敵な家。
本物に触れ、交流や体験も豊かな今回の卒園制作は、子どもたちの心に強く残るものになったことと思います。
私自身も、建築に触れ、一人一人が力を合わせることに感動を覚えた経験となりました。
以上、ゆうママがお伝えしました!