お正月の準備「しめ縄をつくろう！」

どーも、ヤギッチです♪

いよいよ2014年も終わり。
今年もいろんなことがありましたねぇ…なんて、しみじみしている暇もなく、2015年を迎える準備に忙しい！

今回は、筑波山麓で行われたワークショップ「しめ縄をつくろう！」をご紹介♪
しめ縄作りのみの半日コースと、筑波山麓散策も含めた1日コースが用意されており、私は1日コースに参加しました^^

つくば市の臼井地区にある茅葺き小屋に集合し、散策開始！

まずは筑波山の歴史から。
筑波山は、今からおよそ10万年前、斑レイ岩や花崗岩が隆起してできた山です。なので、噴火はしません^^

一説によると、関東平野発祥の地は筑波山という考えもあり、大和朝廷は筑波山をとても重要視し、神社や国の機関などを多く配置したとされています。
茅葺き小屋周辺も同様で、以前ご紹介した「六所皇大神宮」にも見学しに行きました。
この地域に代々住んでいる方の家系をたどると、大和朝廷のあった関西に行き着くのだとか。…先祖が大和朝廷時代まで遡れるのがスゴイ！

歴史に触れたあとは、里山ならではの冬野菜の収穫体験！
生まれて初めて大根やネギを抜きましたが…引き抜くのにかなりの力が必要で四苦八苦。
しっかりと根付いている大根に、生き物なんだなぁと、ふと思ったりしました。

午前中は、散策で終わり。
鳥団子が入ったお椀ものに、白菜の漬物。白菜には福来みかんの皮が入った七味唐辛子をかけて、風味を豊かに。ボリボリと貪るように食べました(笑)
お昼には釜戸で炊いた美味しいお米と、みたらい農園の平飼で育てた鶏の卵！贅沢TKG！

天気の良い日だったので、日向ぼっこをしながら昼食をする方も。
美味しいものを素敵なロケーションで食べられるなんて、この上なく幸せなことです♪

お腹いっぱいになったところで、いよいよしめ縄作り！
そもそも、しめ縄は「ここから先は清い場所」という結界の役割。
大根じめ、牛蒡じめ、輪じめ、など形状や張り方なども、地域によってさまざまです。
今回作るのは、輪じめ^^

筑波山麓では神社に祀るしめ縄を、地元の人たちが藁から作り奉納しています。
しめ縄用の稲はコシヒカリよりも長く成長し、稲穂がつく前に刈り取ります。
それをよく乾燥させ、千歯扱きで茎以外の葉の部分を落とす「わらすぐり」をし、美しい１本藁にします。

と説明を受けたあと、実際のしめ縄作りのデモンストレーション。
先生はひとりでしゅるしゅると簡単にやってのけましたが、初めてやるのに一人では無理。
3人1組で声を掛け合いしめ縄を作っていきます。

1束にくくられた藁を、均等に3つに分けます。
まず2本の束を、根元に向かって左側によりながら、交差させ、１つに束ねます。
そうしてできた束と、残りの束を左側によりながら、交差させる…。
この辺りの地域では、わらじなど日常生活に使うものは右により、しめ縄など神社に奉納するような神聖なものに関しては、左によるのだそうです。

…にしても、どっちにねじって良いのか、どう交差させれば良いのか、混乱。
先生に教わりながら、何とかできました。(…ほぼ先生に手伝ってもらったような気もしますが)