森と一緒に育む街。研究学園「くぬぎの森」

どーも、ヤギッチです♪

発展目ざましいつくば市・研究学園地区。
イーアスつくばやコストコなど大型商業施設がある横で、ふくろうや野うさぎなどが駆け巡る森があります。

通称「くぬぎの森」。
くぬぎの森の他にも近隣には、市街化調整区域の林、保険保安林に指定されている民有林など、あわせて約25haもの森が広がっています。
秋葉原駅からTXで最短46分の研究学園駅。都内に近い場所で、ここまで大きな森は、そう無いとのこと。

こちらの森は、以前は松林でした。しかし昭和半ば松枯れによって、どうにもならない状態に。民間の方が植林をしましたが、手入れが間に合わず、雑木林になってしまいました。
それを現在、NPO法人つくば環境フォーラムの方たちがコツコツと手入れをしています。

くぬぎの森のすぐそばに家を建てた住民は、「森が怖い」と始めは警戒したそうです。
手入れが行き届いていない森は、うっそうとしていて暗く、治安的にも不安になるのは当然のこと。
しかし、環境フォーラムの方たちの働きかけで一緒に森を整備するようになると、自然との触れ合いが心地良く、今では森の大ファンに。
木漏れ日、鳥のさえずりなどに魅了され、環境フォーラムの活動とは別に、自ら率先して手入れをするようになったそうです^^

昔から住んでいる人達も、手入れをしたくても人手が足らずにできない状態だったので、助かっているはず。
この森を通じて、新しくつくばに越してきた人達と昔から住む人たちの交流がもたらされているんですね^^

つくば環境フォーラムでは、豊かな自然と森の楽しさを遊びながら学べる、親子のための自然体験クラブ「里山ワンダーランドたんけん隊」を発足。
月に1回、この森を拠点に親子で楽しめる催しを行っています。

私が行った際は、「秋の森をネイチャービンゴで遊ぼう！＆森の手入れ体験」の活動中。

散策しながら、赤い葉、緑の葉、黄色の葉、赤い実、どんぐり、ふわふわした植物、ひっつき虫、ちくちくする植物、本日のスペシャルな植物を収集。
子どもたちは収集しながら、カブトムシの幼虫を観察したり、木登りをしたり、森を思う存分楽しんでいました。

途中、立派な桐の木が実を付けていました。
「昔は女の子が産まれると、桐の実を植えたんですよ。その娘がお嫁に行く時、その桐の木で、嫁入り道具の桐箪笥を作ったんです」
素敵な話ですが、私の場合、桐箪笥だけじゃなくて机や椅子も作れる程木が育つんじゃ…^^;

その後、森の基地作りの作戦会議！
子どもたちは目を輝かせながら「２階建てにしよう！」「柱を真ん中にもつけないと、床が抜けちゃう」など活発な意見交換し、おおまかな設計を練り上げました。
子どもたちの意見を聞いている大人の目も真剣(笑)
森の基地作り、口には出しませんが、大人も楽しみにしている企画のようでうす^^