こんにちは、みっきぃです♪
梅雨明けが宣言され、いよいよ本格的な夏を迎えたつくば市では、市が主催する「高崎自然の森で自然体験! つくば里山たのしみ隊♪」の夏休み企画「森の生きものマップづくり!」が行われました。
開催場所となった高崎自然の森公園は、自然環境の保全と緑の育成、人と自然との触れ合いを目的として開放されている地域の里山。
歩きやすい散策路が設けられた広~い園内は、四季の森・あそびの森・さくらの森・野鳥の森・水辺の森・ほのぼの広場に分かれており、四季折々の自然を楽しむことができます♪
また、エリアによって生息している生き物もさまざま。一体、どんな生き物が、何を食べて暮らしているのでしょうか?参加した小学生たちは3つのコースに分かれ、NPO法人つくば環境フォーラムのスタッフさんと一緒に園内をまわり、その秘密に迫っていきます。
虫取り網の上手な使い方についてレクチャーを受けたら、子ども調査隊出発!
私は、昆虫博士の秋山先生が同行するコースにお供させてもらいました♪
「トンボいた!」「俺が採るー!」我先にと駆け出す子どもたちに、早速秋山先生がストップをかけます。
ミッションはあくまでも昆虫採集ではなく、生き物マップを作ること。誰が一番多く採れたかではなく、色んな種類を見つけて、それがどんな環境に生息しているのかを知ることが目的なのです。
まるでチョウチョのようにひらひらと飛び、子どもたちの注目を集めていたハグロトンボ。
オスとメスでは胴体の色に違いがあり、ピカピカと青く光っているのがオス。
また、近くにきれいな水があり、薄暗い場所を好み集まってくるのだそう。太陽が照りつけ明るく開けている芝生広場で多く見かけたのは、同じトンボでもシオカラトンボ。同じ種類の昆虫でも、その生態は違うことを知っていきます。
ただ採集をするのではなく、スタッフさんたちに解説してもらいながら園内を歩くことで、生き物や植物との触れ合い方が変わっていく子どもたち。
後ろの方から同行していた保護者たちも、はじめは「虫は苦手」と言っていたものの、生き物それぞれの生態の違いや昆虫採集の楽しみ方ついて話を聞く内に、子どもに交じって質問する人の姿も見かけられました^^
ゴソゴソと足元で動き回る黒い虫…ももももしや!?ゴから始まるあの虫!?と内心焦りつつも、こちらは、オオヒラタシデムシ。
その幼虫が成虫の死骸を運んでいる最中でした。死んだ生き物の死骸を食べながら土に還すことから、通称「森のお葬式屋さん」とも呼ばれているそう。
そして、林に覆われた薄暗い場所の足元には、小さなカエルがいっぱい。それは、体の小さなカエルでも食べられる小さな虫がたくさんいる証拠。
樹液を吸うカブトムシ、それを食べに来るカラス。小さな昆虫を食べるトンボ、それを捕食するカマキリ。
食べるものと、食べられるもの。食物連鎖について、神妙な面持ちで話を聞く子どもたちは何を思っていたのでしょうか。豊かな緑に包まれた園内で自然界の循環に触れ、それぞれに学びがあったようです。
「虫が怖くて触れないの…」と話していた女の子。
同じ年くらいの子たちが楽しそうに昆虫を触る姿に勇気をもらい、虫探しにチャレンジ!突然手に飛び乗ってきたカエルに大絶叫しながらも、「ぬるっとしてたけど、触れたよー!」と、お母さんに喜びの報告をしていました♪
ひとつ出来ることが増えると、楽しみも膨らむ♪自然が子どもを成長させてくれます。
昆虫だけではなく、色んな植物や木の実も発見!
7月半ばから8月上旬まで、たくさんのヤマユリを見ることができます
これは、ヤマボウシの果実。「これ、何の実?食べられるの?」次から次へと浮かぶ疑問に、スタッフの人達が答えてくれます。
蜜が豊富なシロツメクサの咲く場所には、いろんな虫が。縦横無尽に駆けまわる子どもたちと一緒に、バッタたちもぴょんぴょん跳んでいました♪
コースそれぞれでの採集が終わったら、虫カゴに入れた生き物を持って集合!それを観察しながら、いよいよマップづくりに入っていきます。
その様子は、次回のブログでご紹介!みっきぃでしたᕕ( ᐛ)ᕗ