どーも、ヤギッチです♪
2013年12月、ユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録。世界各国で空前の和食ブームが起こっていますが、日本ではパン食が増えてお米を食べる量が減り、和食離れが深刻です。
守谷市にある「食育クラブ」では、子育て世代の和食への認識を高め、次世代に伝えようと、さまざまな活動を行っています。
そんなことは露知らず、食育クラブ主催の「きのこ狩り」のチラシに目を奪われた、私。
わーい、きのこ狩りだぁい!と軽いノリで参加しました。
伺ったのは、つくば市にあるなかのきのこ園。
こちらでは全国でも珍しい原木しいたけを生産・販売して46年。
農薬や除草剤などを使わず、肉厚で味の濃い美味しいしいたけを、丁寧に育てています。
なかのきのこ園では、2~3日前に予約をすれば少人数からしいたけ狩りを楽しめます♪
集合して、さっそくしいたけを狩りに!
ハウスの中はむわっとした温室。
たくさんある原木にニョッキニョッキとはえたしいたけ。
ポロっと簡単に収穫できるだろうと思っていたら、しいたけの軸がしっかりと原木に根付いていて、表現するなら「ブチッ!」と取る感じ。
収穫したしいたけは、スーパーで売っているしいたけとは別物。軸の部分も傘の部分も肉厚…いや、肉厚というより「分厚い」と表現したいほど。
狩ったしいたけは、100g200円で量り売り。100gというと、大きいしいたけだと大体4~5本だそうです。これだけ肉厚のしいたけを200円で買えるなら、はっきり言って割安です!
しいたけ狩りを楽しんだあとは、なかのきのこ園の代表取締役の飯泉さんによる解説。
原木栽培は、伐採した木に穴を開け、植菌。それを保温保湿し管理。その間しいたけ菌が均一になるよう、木をひっくり返したりします。
しいたけが食べられる大きさに育つまで、原木栽培の場合は1年~1年半。
ところが、菌床栽培は3ヶ月で育ちます。
菌床栽培とは、オガクズなどに栄養源を混ぜた人口培地でキノコを栽培する方法。
設備も場所も少なく済む菌床栽培は急激に増加する一方で、原木栽培する農家は激減しています。
「しかし、原木栽培は森を育てているんです」と飯泉さん。
栽培に必要な原木を伐採することが森を管理することに繋がり、なかのきのこ園だけでも、 年間30haの森を再生しているのだとか。
「里山の森は、人の手が入って成り立つもの。伐採されない森は荒れ、害虫が発生し、ナラガレ病などが蔓延します。より森が荒廃してしまう」と飯泉さん。
森を管理しながら、美味しいしいたけを育てる。
労力はかかりますが、原木栽培の方が環境にとっても経済にとっても、良い循環ができるのではないでしょうか…?
林業の問題、環境問題など聞くと、自分から遠いことのように感じますが、このように食べることと繋がっていると分かると身近な問題として捉えることができます。
お話のあとはBBQで舌鼓!なかのきのこ園のBBQは屋内なので、雨でも楽しめます♪
お肉はもちろん、しいたけも焼きます(^Д^)ゝ
なんと、しいたけは食べ放題!
焼いたしいたけの香り豊かなこと!ブリブリっとした肉厚なしいたけならではの食感もたまりませんでした^^
お腹が苦しくなるまで食べてしまった…取材なのに。
なかのきのこ園では今後(農)森のめぐみと協賛して、しいたけを使った加工品も販売する
計画があるそうです。
今回のイベントでは、しいたけのクラッカーを試食。
優しい甘さがあるクラッカーは、ふわりとしいたけの香りを感じてとても美味しい!
商品化したら買いたい♪
食育クラブでは、月に1度、このような体験を通して食を学ぶ企画をたてています。
楽しく、美味しく、学べる…こんな素敵なクラブがあるなんて♪
興味のある方は、食育クラブの鈴木さんまでお問い合わせください。
今後の予定は下記のとおり
11月20日(木)…みそ造り教室
12月17日(木)…手作り豆腐・がんもどき・揚げだし豆腐
1月15日(木)…「有り余るごちそう」DVD鑑賞会・鑑賞後食事会
2月15日(木)…減塩(適塩)料理
鈴木さん:090-6496-9243
以上、しいたけはカロリーがないと聞いて、安心してたらふく食べたヤギッチがお送りしました♪