どーも、ヤギッチです♪
前回ご紹介したセグウェイツアーに引き続き、今回は新しくつくば市の公道で実証実験することになったTOYOTAの「Winglet(ウィングレット)」をご紹介します♪
先日、走行デモンストレーションがつくば市役所で行われたので、伺いました^^
こちらのウィングレット、2013年は関係職員の方が安全性を確認し、2014年以降は実用性や利便性を検証するためにつくばの公道を走ることになります。
カラフル~!!(^^♪
ウィングレットの特徴は、「コンパクト」であること。
奥行:約48cm、幅:約50cm、高さ:117cm、重さ:19.7kg。
速度は最高で時速6km。1時間の充電で4km走行できます。
デモンストレーションではそのコンパクト性を活かし、ウィングレットに乗ったまま市役所のエレベーターを使い、所内をスイスイ走り、TX研究学園駅まで走行しました^^
駅や市役所内をウィングレットが行き交う様子は、「未来都市」を感じざるを得ません♪
一見するとセグウェイと同じように見えますが、一体セグウェイと何が違うのでしょうか?係りの方に特別にお願いをして、実際に乗って比較してみます^^
コンパクト性をうたっているだけあって、ウィングレッドの方がセグウェイより小さいタイヤですね。
ウィングレットは当初、屋内用として開発されました。しかし作っていく内にユーザーの行動範囲を広めるためには屋外走行が必須ということになり、そこから改良したそうです。これはちょっとした開発裏話♪
見てのようにウィングレットはタイヤの上に両足がある形。乗った際に車幅の感覚はつかみやすかったのと、小回りが効く気がしました。
セグウェイは立ち位置が変わらないままタイヤが回転するので、小回りの具合は数値的には同程度かもしれませんが、乗った感覚は全く違います。
操作上ウィングレットの方が曲がる方に頭が傾きやすいので、一層「小回り」だと感るのかもしれません。
あとこれは制度的な問題ですが、つくば市の公道実証実験に必要な「ナンバープレート」がセグウェイは白地(写真右下)なのに対し、ウィングレットは黒地(写真右上)です。
モーター出力の違いで道交法上「小型特殊自動車」と「原動機付き自転車」とで振り分けられ、このような違いになっています。
セグウェイは「小型特殊自動車」なのに対し、ウィングレットは「原付」なのです^^
また、ウィングレットはハンドル部分を立たせたまま置いておくことができます。
これはウィングレットが「生活空間で使いやすい設計にする」ことを重視したからだと推察します。スタンドタイプの掃除機のように置いておけるのは良いですね^^
そして操作性も異なります。
一番大きな違いは、左右に曲がるときの操作。
セグウェイの場合、左右に曲がるときハンドル部分を左右に傾けるとタイヤが回転する仕組みですが、ウィングレットの場合はハンドルを使わず足元のステップを使って曲がります。
左右どちらか曲がりたい方向に体重をかけ、ステップを傾けて曲がるのです。スキーの「パラレルターン」と同じ動きだなと思いました。
また降り方も異なります。
ウィングレットのハンドル左上にある黒い「降車」ボタンを押すと、ステップのかかとの部分が下がり傾いて、降りられるようになっています。…右の写真、少し後ろに傾いているのがわかるでしょうか?解りづらいかもしれませんが、傾いております。
この動きはセグウェイには無い動きですね^^
…と、セグウェイやウィングレットを紹介してきましたが、機械がいくら安全で便利なものでも、それを使える環境がなければ、技術が無駄になってしまいます。
自動車があっても、沼地や雑木林しかない場所では、自動車を走らせることはできません。自動車を走らせる「道」が必要なはずです。
最新の技術を根付かせる街づくりが、技術を活かすには不可欠なこと。
つくばは、「つくばモビリティロボット実験特区」はもちろん「国際戦略総合特区」や「環境モデル都市」の指定を受けるなど、サイエンステクノロジーをより生活の中に根付かせるための土壌を備えている街なのです♪
その土壌があるからこそ、このように新しい技術がつくばにやって来るんですね^^
つくばは、単に「研究所のある街」ではなく、研究を発展させる街なのだなぁと、誇らしく感じました。
以上、ウィングレットに乗れて嬉しいヤギッチがお送りしました♪