こんにちは、つくスタ特派員ゆうママです。
つくスタblogやつくスタ情報局facebookでもご紹介することが多いのですが、“筑波大学の学生の活動”というのは地域とのつながりも強く、若さあふれるパワーはつくばエリアを牽引するエネルギーに満ちています。
特派員ヤギッチさんが酔いどれた「つくばクラフトビアフェスト」や「ふるさとつくばゆいまつり」などイベント要素の強いものから、「人工衛星”結”プロジェクト」といったJAXAと共同で行う知的活動、はたまたフリーペーパーの発行まで、幅広く活動を行っています。
今回はそんな、つくば地域と密に関わる筑波大の学生のとある活動の取材に行ってきました!
それがこちら、「~筑波大学と地域をつなぐ~学び場さくら塾」。
こちらは筑波大の学生が運営する無償の塾なのです。
活動が開始したのは2010年5月。現在はつくば市内の公民館など3カ所で、小学生から高校生までの子どもたちに各所週1回の塾を開いています。
「無償の塾」とのことで、筑波大生なら家庭教師や塾講師など引く手あまただろうになぜボランティアで地域活動を行うのだろう…と単純な私は疑問に思ったのですが、そこにはさくら塾の理念がありました。
“子どもたちのためになることを一つでも多くしていこう”との理念の元、さくら塾では成績を上げることを第一の目的にしていません。
もちろん結果として成績が上がることは喜ばしいのですが、そこに至るまでの過程を学ぶ場であり、成長をしていく場であるとのこと。
勉学に励んできた筑波大生だから知る勉強の大切さ、価値、面白さを、学生講師自らの体験談を交えて教えたり、やりがいをもって取り組むリアルな姿を見せて子どもたちの成長の一助になるような学びを伝えています。
宿題をみたり、学生講師が作成したプリントをやることもあれば、学生講師の得意分野を生かした知識を延々と語ることも^^
時には恋の悩み相談を受けたり、学校の先生の話、ドラえもんの話で盛り上がったり…!
ここでの学習内容にはカリキュラムやマニュアルはなく、だからこそ臨機応変な学びや交流を行っています。
子どもたちにとっては身近な将来像である大学生のリアルな姿、教えのあるさくら塾。
「成績を上げなくてはならない」という義務感に捕らわれず、将来に向けてどうするべきかではなくどうしていこうかを一緒に考えてくれる伝えてくれる地域のお兄さん、お姉さんである学生講師は心強く大きい存在でしょうね^^
勉強だけではない”伝わる”ものがある学びの中で、勉強を楽しんでいるよ、進路を自分で決めたよ、といった声も聞こえてきて学生講師たちも共に成長を喜び合いやりがいを感じているそうです。
塾って高いですからね…無償、ということで初めは驚いていたのですが、無償だからこそできる型にはまらない学びのあるさくら塾の在り方にただただ感心し、応援したい気持ちになりました!
今回さくら塾のお話を聞かせてくれたのは、さくら塾4代目代表の人間学群教育学類3年村田翔吾さんと人文・文化学群日本語日本語文化学類1年の木下遥菜さん。
代表の村田さんは「筑波大生って、ほとんどがつくば市に住んでいると思うんです。せっかくつくば市に住むのならばもっと交流やつながりをもって地域と関わることをしたいなって。さくら塾の活動は子どもだけでなく、保護者、地域とも継続して関われる活動です」
木下さんは「自分も、子どもたちも一緒に成長していけるのが楽しい!学校ではやらないような知識を掘り下げて教えたりできることも、さくら塾だからかな、と思います。」
と、生き生きとさくら塾の魅力を語ってくれました^^
現在は桜校、台坪校、春日校の3カ所を拠点に活動中。
成績向上だけに捕らわれない活動理念をご理解のうえ、ご興味のある方はHPを覗いてみてくださいね。
また、現在は生徒数が多く新規の受け入れが少々困難であること、入塾には居住地域指定などがありますので一度お問い合わせください。
学生講師も募集しているとのことなので、筑波大生の皆さんも是非是非覗いてみてください^^
筑波大学とつくば地域との結び付きを強くし、支え合い、成長し合う、素晴らしい活動。
継続して活動を行う学生さんたち、とってもしっかりとしていて立派です!
以上、感心しきりのゆうママがお伝えしました!