どーも!ヤギッチです♪
散歩歩きにちょうど良い季節…なんて書き出しを考えていたのですが、早々に梅雨に入りましたね。まだあまり雨は降っていないので、梅雨という実感はないですが…
そんな中、「道草ハイク」というハイキングに行ってきました♪
「道草ハイク」では毎月第4日曜、TXつくば駅から車で15分ほどのつくば市金田台周辺の森などをハイキングしています。
金田台はつくばに流れる花室川と、つくば市の隣の土浦市との境を流れる桜川に囲まれる一方、民家などが建つ台地もある場所。
森にはオオタカやサシバが生息し、湿地があったりするなど、自然豊かな地域です。
その豊かな自然の中にある植物や動物、史跡などをハイキングしながら学ぼうというこの企画^^
集合場所は、桜総合体育館。
ここはかつて、つくば市桜庁舎がありました。
今、つくば市役所はTX研究学園駅方面に移転してしまいましたが、ここでも一部の窓口業務を行っています。
全員集合したところで、今回の案内人の登場!
「…オハヨーゴザイマース!」
元気よく入ってきたのは外国の方…外国の方が案内人!?
意外な登場に、正直、驚きました。
今日は史跡をめぐるハイキング。てっきり地元のおじいさんが来るのかと思ったので…。
案内人はアメリカ人のアヴィさん。軽い自己紹介のあと、
「つくば市の前衛である「桜村」の由来は、「栄村の、さ」「九重村の九から、く」「栗原村の、ら」から「桜村」となったんです」
…アヴィさん、めちゃくちゃ詳しい!!
私、「桜村」の時代からつくばにいたのに、知らなかったです。
アヴィさんの熱のこもった説明に、思わず聞き入ってしまいました^^
まず連れて行ってもらったのは、桜庁舎脇にある「八坂神社」。
昔、人は流行病が発生すると「悪霊のしわざ」と考えました。その悪霊を鎮めるために、疫病を防ぐ神様のスサノオノミコトを祀る「八坂神社」を建てて祈った…というのを、アヴィさんに聞く日本人の私…。
金田条里という碁盤の目に区切られた田んぼを眺めながらアヴィさんの説明に耳を傾けます。
条里は、古代から中世後期にかけて行われた区画整理のこと。
そんな古代の区画整理が今もなお残っているとは…!!
そして写真の真ん中にあるこんもりとした森…これは、金田城の跡地だそうです。
お城があったんですね!
それを背にして「御山」と呼ばれる小さい山に入ります。
御山に入って少し歩くと…
このような石碑が。…ちょっと怖い。
これは「青面金剛像」と呼ばれるもの。
昔は、集落ごとに異なる信仰を持っていたと推測されます。この辺りは、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿で有名な庚申信仰と呼ばれるものを信仰していたという形跡です。
ちなみに庚申信仰は、神道の猿田彦とも結びつきが深く、猿田彦は筑波山にも縁の深い神様です。
庚申信仰では、60日間ごとに眠ってはならない夜があります。その夜眠ると3匹の虫が体内から出て、悪さを神様にチクってしまうとのこと。悪さをチクられた神様は、その人間に罰を与えるとされてきました。
そういうわけで60日ごとに人々は集まり、寝ずに過ごしたそうです。
この石像は、60年ごとに建てられたものだそうです。
6枚くらいあったので、ざっと360年分の石碑があることになります。
…それにしても、アヴィさん詳しすぎる。
ちょっとだけ、自分が情けなく感じてしまいました。
歴史を知るということは、日本を知るということ。もっと知らないといけないな…。
そして、つくばは新しい街と言われていますが、こういった歴史のあるものもたくさんあるのだなと感慨深くなりました。街のふとしたところに歴史深いものが眠っているかもしれないです。
ちょっと長くなってしまったので、次回に続けます。
次回は、つくばのミステリーストーンが登場!
以上、ミステリーハンターやぎっちがお送りいたしました。次回、乞うご期待!!