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豊かな自然と農のある暮らし「三和土(たたき)土間体験」

つくばスタイル特派員 さくら子 Blog 
2012年11月16日

こんにちは。つくスタ特派員のさくら子です♪

10月の半ばに、つくば市春風台のつくばスタイル街区にて開催された「三和土(たたき)土間ワークショップ」に参加してきました♪

土間叩き1.jpg

会場となったつくば市春風台つくばスタイル街区は、住まいの前面に約60坪の緑のオープンスペースが続き、さらに一戸ごとに約40坪の菜園用地も確保された「緑住農一体型住宅地」です。
緑豊かな景観が整備された美しい街並からは雄大な筑波山の山並みを間近に見ることができ、従来の豊かな自然環境や集落と繋がる里山と融和した住宅地になっています。

春風台に来て感じるのは、とても広々とした敷地で、住宅と住宅の間がとてもゆとりがあるということ!
「海外の一流と呼ばれる居住街区を参考にして開発された」というのも納得の、ゆとりある街並です。

さらにこれだけ自然環境に恵まれた土地でありながら、つくばの中心地までは車で15分程という利便性の良さ。
美しい自然と豊かな都市機能の魅力をあわせ持つ住宅地として、開発当初から多いに注目されている街です。

土間叩き2.jpg

今回は、春風台で豊かな自然と農のある暮らしを楽しむために、農家住宅を建設中のM様邸で開催された「三和土(たたき)土間ワークショップ」の様子をお伝えします。

「三和土(たたき)土間」は、私も今回のワークショップに参加して初めて知ったのですが、「敲き土(たたきつち)」の略で、砂まじりの土と消石灰、塩化カルシウムを水で固く練ったものを叩き締めて床の仕上げとするもので、3種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土(たたき)」と言われているとのこと。
もともとはセメントのなかった時代に、地面を固めるために使われていたそうです。

たしかに昔の家には必ずといっていいほど土間がありましたが、今ではこのような土間を見かけることはほとんどなくなってしまいましたよね。
ましてやどんな風に作るかなんてまったく想像もつかなかったのですが、古民家や昔ながらの暮らしに興味がある私にとって、とても楽しみなイベントでした。

土間叩き3.jpg

今回のイベントに参加したのは、総勢30名程。
年齢、性別、職業、国籍、参加の動機もさまざまですが、自然素材の家に興味があるという点においては全参加者が一致しているとあって、ほとんどが初対面同士でしたが、あっという間に打ち解け、和やかなムードの中、作業が始まりました!

まず最初に行ったのが、材料を混ぜる作業。
砂まじりの土と消石灰、塩化カルシウムをまんべんなく混ぜ、そこに水を加えて練るのですが、これがなかなかの重労働!
普段はあまり持ち慣れないシャベルを手に悪戦苦闘…。
秋空のもと、みんなで汗だくになりながら、なんとか三和土(たたき)の材料を準備しました。

次は、それを土間に運び、叩き締める作業です。
一輪車に載せた材料を土間に運び、それを平らになるように叩いていくのですが、こちらもかなり力のいる作業でした。
平らになるまで何度も何度も叩いて固くなるまで繰り返します。
暑さが10センチになるまで行うので、同じ作業を3回に分けて行いました。

土間叩き4.jpg

作業のあとは、待ちに待ったお昼の時間です!
施主のMさんの畑で収穫した新鮮野菜をたっぷり使った豚汁、枝豆、小田米の新米の炊きたてご飯、七輪でじっくり焼いたシャケなどがテーブルにずらりと並びました。
中でも参加者の誰もが驚いたのがご飯の美味しさ。
筑波山麓の小田地区の山間部の田んぼを借りて米作りを行っているそうなのですが、機械は一切使わず、全て手作業で行っているというだけあって、ひとつぶひとつぶがキラキラ輝く絶品の小田米は、おかずが何もいらないくらいの美味しさでした。
気持ちいい汗を流し、さらには抜けるような青空の下でいただくお昼は格別で、参加者の誰もが思わず「美味しい!!」を連発していましたよ。

こうして、お昼を挟んで5時間ほどかけて無事に三和土(たたき)土間が完成!
一緒に汗を流し、作業を共にする中で徐々に連帯感が深まり、当初は慣れない作業にぎこちなかった参加者も、完成する頃には息もぴったりの見事なチームワークを発揮しました。

最後にこの会を主宰した「けんちく工房 邑」の對馬(つしま)社長より、日本古来の家作りについてお話がありました。
昔はこうして、地域の人々が協力し合って、家作りや農作業を行っていたので、地域の結びつきがとても強かったとのこと。
それに対し現代は地域のネットワークがとても希薄になってきているので、昔ながらの家作りをすることで、人々が助け合い、協力し合えるような関係を構築していくのがこれからの目標であるとのお話でした。

今回のワークショップは想像以上の重労働で運動不足の私はへとへとになりましたが、それ以上に、ひとつのことをやり遂げたという達成感とともに心地いい充実感を感じることができた、とても楽しい一日でした。
参加者の誰もが自然素材の家が好きということもあって、ライフスタイルにも共通点が多く、これからもずっと交流を続けていきたいなと思える人ともたくさん出会えたのもなによりの喜びでした。
また、現在、マイホーム計画中の私にとって、いろいろな方から家作りのアドバイスをいただいたり、家作りに関するお話を聞くことができたのも大きな収穫でした。

以上、さくら子がお伝えしました♪

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