こんにちは。つくスタ特派員のさくら子です。
先日(1月17日)、暖かな日差しに誘われて、つくば市若栗にある「つくば牡丹園」に行ってきました♪
この牡丹園は、それまで牡丹とは縁もゆかりもなかった法学部出身の、オーナーであり花職人の関さんが、「芳紀」という牡丹に偶然出会い一目惚れした事で、ついには会社を辞め、独学で花作りと土作りを始めたというこだわりの民間植物園です。
まさに一つの花との出合いが人生を大きく変える運命となった事を思うと、出合いの不思議と素晴らしさに改めて感動してしまいました!
今回は、冬に開花する牡丹を楽しめる「冬の庭へ」(2月5日まで開催)に行って来ました♪
本来牡丹の開花は春なのですが、花職人の関さんの絶え間ない努力と技術で厳冬の開花に成功したそうです。
HPで毎日の開花情報を知らせてくれるのですが、今日は3分咲との情報を得て早速向かってみると、園内には「藁ぼっち」に守られた牡丹が可愛らしい花を咲かせていました。
2年近い間、真冬より寒い場所で管理し、本来持つ季節感を徐々に変えることで今の時期を春だと思い開花するのだそうです。
ただ、すべての牡丹が開花できるわけではなく、過酷な環境で受けたストレスに打ち勝った生命力の強い牡丹だけが開花するとの事。
辛い環境の中、頑張って花を咲かせた牡丹がなんとも健気で愛おしく思えました。
それから、私が気に入ったのはこちらの庭園!
池の眺望が美しい高低差のある敷地には、550種の牡丹をはじめ、215種の芍薬、80種のバラを植栽しているそうです。
季節ごとにいろいろな庭を楽しめるそうなので、それぞれの季節に訪れてみたいな〜と思いました。
また、ほとんど手を加えず自然のままの姿を残したという庭園はまさに林の中を散歩している気分。
落ち葉を踏みしめるカサカサという音が楽しくて、しばし童心に返って冬の庭での散歩を楽しみました。
数年前までは草も刈り、落ち葉もきれいに片付けていたそうなのですが、地中を自然と同じ状態に保つ為、今ではほとんど手を加えていないそうです。
その方が花や植物も抵抗力を増し、今では農薬を全く使わなくてもしっかり育つ様になったとの事。
ただしそうなるまでには、花職人でもあるオーナーの関さんの研究と絶え間ない努力があったからこそだと思いました。
今回、関さんにいろいろ話を伺う中で、とにかく牡丹にかける愛情と情熱に強く心を打たれました。
また、この牡丹園には世界中でここでしか見る事の出来ない品種「トリビュート」が栽培されているそうです。
絶滅寸前だった花を、関さんが恩師の為に復活させたという、まさに恩師に捧げた花なのだそうです。
「トリビュート」は春にオレンジ色の花を咲かせるそうですが、オレンジ色の牡丹は非常に珍しいとの事。
私も春になったら、ぜひこの「トリビュート」を見に行きたいなと思っています。
また牡丹は種から育てると約10年かかり、開花した牡丹が従来のものと違えば新種となり新しい名前をつけられるそうです。
名付け親の募集もしていました!
牡丹に好きな名前を付けられるなんて夢がありますよね〜。
つくばエクスプレスという名前の牡丹もありました!
今回は、冬の牡丹と冬の庭を十分に堪能しました!
美味しい空気と心地よい太陽の光をたっぷり浴び、心身ともにすっかりリフレッシュ出来ました。
ぜひ他の季節も訪れてみたいな〜と思っています。
以上、さくら子がお伝えしました♪
*つくば牡丹園
住所:つくば市若栗500
電話: 029-876-3660
営業時間 : 春(4月中旬~6月中旬)9時~17時
秋(10月中旬~11月)10時~16時
冬(1月~2月)10時~16時
※3月・7~9月・12月は閉園しています。
定休日:金曜日(4月~6月は無休)