夜の空気がひんやりとしてきて、
すっかり秋ですね。
スーパーに行くと、やさと巨峰やサツマイモなど秋らしい食材がちらほら。
中でも秋刀魚はやっぱり美味しくて、
伊藤は先日一日に2匹も塩焼きを食べてしまいました。
ちなみに肝は取らなくても美味しいですが、
敢えてとってオリーブオイルと塩に漬けて、数がたまったらパスタにします。
あとは秋刀魚の目を見て鮮度がよかったらお刺身にして食べたり、
時間が出来たら握りずしなんかも作ろうかなぁと思っております。
この秋は秋刀魚を食べつくしますよ!!!
さてさて、いつぞやのブログで宣言しておりましたが、
夏休みの間に行ってまいりましたよ、筑波山!
今日はそのときのお話をさせていただきますね。
あれは八月も後半に差し掛かった日でした。
午前中は用事があり、
午後に帰ってきて家事を一通り終え、
まったりと一休みしていたときのことです。
冷たいウーロン茶を飲みながら、
窓の外でゆれる洗濯物を眺めて、
今日も一日の用事が終わったなぁ、
などと思っておりました。
とは言え心のどこかでは、
外はまだ明るいし、
このまま夕飯の支度に取り掛かるにはまだもったいないような、
生活に密度が足りないような、
そんな気もする。
そう思ったが最後、
すぐにどこからかもやもやがやってきて、
僕はすっかり欲求不満の塊。
なにかしたい!でもすることはあまりない。
ああなんだろうこのかんじ。
そう思って、
ふと机に目をやると、
そこには筑波大の学生が作ったフリーペーパー。
表紙に描かれているのは二つの頂を持つ山の絵。
そうです、みなさん御察しのとおり筑波山!
足りないのはこれだ!
見た瞬間、僕は思いました。
思い立ったが吉日、
すぐさま自転車旅行用のメッセンジャーバッグを引っ張り出し、
水筒にレモン果汁と水を入れ、
服は運動用のハーフパンツにTシャツを着て準備完了。
カメラも入れて、自転車にまたがり、
午後4時、いざ出発です。
東大通りをまっすぐ北上して、
高エネルギー加速器研究機構をちょっとすぎたあたりで県道213号線へ。
ちょっとした林を抜けると視界は一面田んぼと畑が広がります。
ここは筑波山も丁度いい位置にあり、
写真を撮るにはいい場所です。
なので記念にパシャリと一枚。
いい絵が取れたと思ってカメラの液晶を見ると…
無常にも画面に映るNO CARDの文字。
…急いで準備したのでカメラのメモリーカードを忘れてきてしまいました、残念。
というわけで素敵な筑波山の姿は僕の心の中に保存して、
気を取り直して自転車を進めます。
りんりんロードをまっすぐ、
笠間つくば線にぶつかるので、
そこで東に。
さぁいよいよ、筑波山神社へ続く山道を登ります。
バスや車で来られた方はご存知でしょうが、
この道、筑波山神社へまっすぐ進む”つくば道”と違って、
うねうねと蛇行しているので、
多少勾配は緩やかになるのですが、
やはりママチャリで行くには少々急な上り坂。
日頃の運動不足も手伝って、
気がつけば全身汗まみれ。
次第に足も疲れてきます。
残り1/3を登る頃には息も切れ切れでしたが、
ようやく筑波山口のバスターミナルに着きました。
そこで自転車を降りて、歩いて神社に向かいます。
ここからはさっきまでの山道と違い、
とおり沿いには古くからあるお土産屋さんやお食事処、
宿屋さんなどが軒を連ねていてなんだか懐かしい感じ。
息は相変わらず荒いままで脚もパンパンですが、
こういう通りを歩くと、
なんだか和やかな気持ちになれますね。
しばらく歩いて奥まで行くといよいよ筑波山神社に入ります。
このとき時間は5時過ぎ。
家を出るときは何も考えずにいたのですが、
もうすぐ夕暮れ。
暗くなっても山の中にいるのはさすがに危険なので、
さっさと登ってさっさと降りようと思い、
境内はろくに見ずにまっすぐ進みます。
石段を上りきると本殿に到着。
せっかくなので安全祈願をすることに。
財布からお賽銭を出して賽銭箱に放り込みます。
額はもちろん、”ご縁がありますように”の5円玉。
2礼2拍手1礼のあと、
安全に登山が出来ますようにとお願いをして、
最後に1礼。
さぁ、本殿の脇を抜けていよいよ山道へ入ります。
とはいえ時間も遅いし、空をみると雨雲が。
ちょっと黒めでいやぁなかんじです。
このまま入山して、
果たして僕は無事に下山できるのでしょうか。
長くなってしまったので、
続きはまた次回に。
近日中にアップいたしますので、
皆様、どうぞお楽しみに。
<文責:伊藤>