こんにちは、伊藤です。
今日はつくばの工房で作品を作っていらっしゃる作家さんのお話をしますね。
去年の八月でしょうか、
友人と北鎌倉で会う約束をしていて、
時間より早く着いてしまったので、
少し周りをぶらぶらすることにしたんです。
そうしてたまたま入った雑貨屋さんに、
シンプルなのですが、
なんだか惹きつけられるガラスのお皿に出会いました。
聞くと、河上さんという方の作品で、
なんとつくばの工房で作っていらっしゃるんだそうで。
しかも僕の自宅から自転車で15分。
これは実際に会いに行くしかないと思い立ち、
自転車を走らせました。
ところが、すぐ近くまで来ているはずなのに、
工房にたどり着けずにはや1時間。
何度も同じ場所を行き来して、
仕方がないので、
途中で見つけた別のガラス工房へ行ってみました。
入り口の折りたたみ椅子に、
猫を抱いて雑誌を読んでいる女性がいたので、
声をかけてみると、
なんと僕のお会いしたかった河上さんご本人。
僕がきょとんとしていると、
どうやら、昔別の方がこの工房を使っていたときの看板をそのままにしているのだと、
お話してくださいました。
そりゃぁ、いくら探しても見つからないわけで。
それでも、結局こうしてお会いすることが出来ました。
早速河上さんに北鎌倉での出会いをお話して、
ぜひ他の作品も見たいと伝えると、
なんと工房の中を見せてくださって、
作ったばかりの作品をいろいろと出してきてくださいました。
改めて作品を眺めると、
皆同じようなのですが、
すべて微妙に形が違っていて、
その、小さなずれが妙に愛らしいんですよね。
均整のとれた顔立ちの人(工業製品)は確かに美しいんですが、
どこか冷たい印象あって。
それとちがって、ハンドメイドは、
限りなく均整が取れているようで、
実はほんの些細なゆがみがあって、
それが温もりを感じさせてくれるんですよね。
それに加えて吹きガラス独特の、
輝きというか、照りが、
なんとも吸い込まれる感じでして。
おかげで、僕はすっかり彼女の作品が気に入ってしまって、
いつか必ず購入しようと思い、
その日は、カタログを頂いて工房を後にしました。
そして今、このブログを書く前に、
そのカタログを見ていました。
というのは、
ここ1ヶ月、父が病気で仕事を休んでいたのですが、
今月の二日にようやく医師のOKが出て、
仕事に復帰が出来たそうなんです。
そのお祝いに、河上さんの作品を送ろうと、そう思いまして。
今は少し時間がないので、3月ごろになりそうですが、
注文しに行くのが楽しみです。
さて、今日はこの辺で失礼します。
本日の作家 河上さん
HP・ADDRESS・TEL 今回はひみつ、と、させていただきます。
<文責:伊藤>