こんにちは、染谷です。
題名は、私が2-3年次に所属していた
筑波大学学生ボランティアセンター ピアラ
という団体の活動目的です。
ピアラホームページhttp://www.stb.tsukuba.ac.jp/~piara/
実は1/10にピアラ新年会 兼 OBOG会があって
後輩たちとお話をしてきたので、
以前12月12日に簡単に紹介させて頂いたのですが
今回はもう少し内容を掘り下げてご紹介できればと思います。
1)ボランティアセンター
まず「ボランティアセンター」について紹介します。
ボランティアセンターというのは、ボランティアをしたいと
思った方の相談にのり、活動先を紹介してくれる場所です。
活動者同士もここに集い、互いの意見交換や
講座の開催、情報発信など様々な活動を行う拠点になります。
通常は地方公共団体の社会福祉協議会などと併設してあります。
ちなみにつくば市はhttp://tsukuba-vc.com/にHPがあります。
こういった施設は現在、多くの大学にも設置されています。
阪神淡路大震災の際にボランティア活動に従事した学生達によって
ボランティアセンターの重要性が認知され、各地に戻った学生達の
運動によって各大学が設置していったというのが背景にあります。
こういったいわゆる大学ボランティアセンター設置ブームは
大学自身の[社会貢献]ブランド作りの一環として行われましたが
現在では少しブームが冷めてきた傾向にあります。
こういった大学設置のボランティアセンターが多い現状に
あって特異なポジションを持っているのが「ピアラ」という団体です。
2)学生主体のボランティアセンター
ピアラは大学職員などがほとんど関与しない形で
ある程度の期間存在できている稀なケースの
大学ボランティアセンターです。
通常は大学主導であったり、学生主導であっても
大学職員が関わっていたり、場所の提供などがなされていますが
ピアラではそういったものは一切なされておらず、一つのサークル
という格で存在しています。
学生は4年間で入れ替わるので地域との信頼関係や
ノウハウ、情報を継続していくことは非常に困難ですが
ピアラは独自のシステムでそこを上手くつないでいます。
そのため、他大学から視察に来ていただいたり
ボランティア関係の卒業論文などの取材が行われたりすることが
増えてきました。
3)ピアラがつくば市と筑波大学生に提供している価値
ピアラがつくば市に提供できている価値としては
大学生ボランティアの紹介が挙げられます。
地域でボランティアを必要としている方は
ピアラ宛てにメールを下さったり
ミーティングに来てくださったり
HP上のボランティア掲示板に書き込んだりして下さって
情報をくださいます。
それらの情報を私たちは
独自に持っているボランティア活動者のメーリングリスト
毎月学内で発行しているボランティア情報誌(ピアラニュース)
HP上、学内のボランティア掲示板
学内で定期的に開催するカフェボラ(食堂内にブースを設置)
などの手段で発信することで学生ボランティアの募集を行います。
はじめてボランティア活動される方には体験講座を設けたり
スタッフが一緒にボランティア活動をするといったサービスを
展開しているので、ボランティア初心者だけに
行ってもらうということが、あまりありません。
そういった中で、筑波大学生はボランティア活動を通じ
人とのコミュニケーションを学んだり
自発的に行動することの意味を実感し
成長します。
4)ボランティアの普及活動
最近はそういったボランティアの楽しさや裏側を
更に若い世代に伝えていこうと
大手教材会社Z会と協働してZ会ブログという
媒体で活動内容の発信も行っています。
Z会ブログ/ピアラhttp://www.zkaiblog.com/ob01/
***
筑波大学内には多くのボランティアサークルが所属し
各々つくば市周辺で様々な活動を展開しています。
筑波大学福祉・地域活動系サークルhttp://fukushikei.web.fc2.com/
大学4年間という短い間の中で、そういった地域に
関わろうというスタンスのつくばスタイルを持っている
学生たちがいることを今回はご紹介しました。
サークル活動以外にも
・授業を通じて100本のクリスマスツリーや北条町おこしプロジェクト
に関わったり
・市議会議員事務所でインターンシップを行い街づくりをしたり
・個人的につくば市のボランティアセンターに登録して活動したり
・学院大学のOCP(オフ・キャンパス・プログラム)を通じて活動したり
学生によって様々な動きがつくば市内で行われています。
またこういった活動も紹介できる機会があればと思います。
ではまた来週お会いしましょう♪
<文責:染谷>