こんにちは、つくスタ特派員のサヤです。
ここ数年、小学校でSDGs(持続可能な開発目標)について考える授業が増えているようです。
小学生の子どもがいるわが家でも、「できること・できそうなことを探してみよう」という宿題が出たのを機に、家族でごみの分別を意識するようになりました。
そこで気になったのが、プラスチックごみの量です。
食品トレーやペットボトルなどの量もさることながら、最近は食品用ラップを購入する頻度が増しているように感じます。
それだけゴミとして捨てているのだと思うと気が引けます…。
そんな時、つくば市内で開催されたマーケットで、洗って繰り返し使える“エコなラップ”「みつろうラップ」というのに目が留まりました。
なんでも、手で密着させれば食器にもぴったりくっつき、ラップと同じように使うことができるそう。
環境にもお財布にも優しそう!
すぐに使えるものもありましたが、自分で作れる「みつろうラップ手づくりキット」というものがあったので、冬休み中の子どもたちと作ってみました!
キットの中には、環境に配慮して作られた天然素材を100%使用したコットン生地、オーガニックミツロウ・オーガニックホホバオイル・天然樹脂をブレンドして作られたミツロウ、作り方、取り扱い説明書が入っていました。
イラスト付きの説明書は子どもでも分かりやすい^^
アイロンを使用するので小さな子は注意が必要ですが、小学生の子どもたちは「私はこっちの布~」と自分たちで楽しみながら作っていました。
完成したミツロウラップで、おにぎりを包んでみました。
自分たちで作ったからでしょうか。普通のおにぎりが可愛く見えます♡
他にも、残り物の食材や余った野菜を包んだり、サンドイッチやパンをくるんだり、おやつの時やピクニックなどで取り皿といった形でも活用することもできるそう。
実際に使ってみると、冷蔵庫の中で食材を包んだミツロウラップを見るたび、見た目の可愛さと「何だか環境によい事している」という気持ちで、家事も楽しくなります。
「みつろうラップ手づくりキット」を製作・販売している「ゆとり工房」の鈴木さんにお話しを伺いました。
20代の頃にカナダ留学をしたことがきっかけで、世界の不平等や環境問題などに関心をもったという鈴木さん。その後、結婚、出産を経て、子どもたちの未来のためにも自分でも何かできないかと考えていた時に出合ったのがミツロウラップだったそうです。
「私一人でできることは、とても小さいことかもしれません。ですが小さなことでもみんなで取り組めば大きな力になります。ミツロウラップが地球環境に興味をもつきっかけになればという思いで作っています」。
ミツロウラップの注意点としては熱に弱いので、電子レンジや熱湯では使えません。また、洗う際は洗剤を薄くして優しく洗うのがコツ。天然のミツロウを使用しているので、アレルギーのある方や乳幼児には注意が必要です(詳しくは取り扱い説明書に記載がありますのでご覧ください)。
用途を守れば約1年間、繰り返し使用が可能です。また、メンテナンスもできるので、長く使うことができまさにエコ!
サイズは、小さな野菜を包むのにちょうど良いSサイズから大根などにも使えるLサイズ、それ以上の大きさもオーダーすれば製作可能とのこと。布もいろいろな柄があるので、好みの布を見つけるのも楽しみの一つですね!
つくばみらい市の「お米と暮らし」、稲敷市の「近江屋商店」、village market Tsukuba(不定期)などで購入することができます。
ラップとミツロウラップ、使い分ければ捨てるプラスチックの量もずいぶん減りそうですね。
「地球に暮らす当事者」ということを忘れず、地球にやさしい一歩を踏み出してみよう!と思ったサヤがお送りしました。
【ゆとり工房】
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