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※当記事は7月下旬に取材したものです。
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皆さん、こんにちは!TAKAKOです。
家事や育児、仕事の合間に一息つきたいとき、皆さんが選ぶのはコーヒー、紅茶、それとも日本茶(煎茶)でしょうか?
煎茶という人は少数派かもしれませんが、あるカフェを訪れたことがきっかけで特派員は煎茶の魅力に開眼☆日本茶ってこんなにおいしいものだったんだ…!と、自分史上最高に丁寧に淹れた煎茶でティータイムを楽しむようになりました。
今年3月、洞峰公園北駐車場の向かい側にあるテナントビルの1階に、和を意識しつつもどこかポップな雰囲気のあるカフェ「OwL(アウル)」がオープン。
OwLは、日本人のソウルドリンクでありながら実はあまり認知されていない煎茶のおいしさをここつくばから発信すべく、「日本茶インストラクター」の資格を有する店主八木秀樹さんが手掛けた日本茶専門店兼カフェなんです。
道行く人の視線を集めるのは、のれんのかかったテイクアウト専用の窓口。入店することなく気軽に購入できるので、洞峰公園を訪れた際に利用する人も多いのだそう。スイーツ以外のメニューをテイクアウトすることができ、そのメニューの中にはボリューム満点のハンバーガーも!
日本茶にハンバーガー?と思われるかもしれませんが、店主の八木さんは昨年までつくばの人気グルメバーガー店「NON CAFE(エヌオーエヌカフェ)」を経営。人気を博したハンバーガーは、バンズにほうじ茶が練り込まれ、新しい形でOwLに引き継がれているんですよ。
ポップなロゴ、茶葉の描かれた壁紙、畳の心地良さを感じられる椅子、波佐見焼のオリジナルの器など、そこかしこに店主のこだわりがうかがえる店内。八木さんは静岡で製茶業を営む家に生まれ育ちましたが、OwLは日本茶と聞いて想像する、昔ながらの“お茶屋さん”のイメージでもなければ、古民家でも、ジャパニーズモダンな雰囲気でもありません。一見すると本当に日本茶専門店なのかなという印象ですが、日本茶の魅力を幅広い世代に知ってもらいたいと若い人でも入りやすい店構えにしたそうです。
従来のデザインだとギフトとして贈りづらいという声を聞き、もらっても贈っても嬉しい、オリジナルのパッケージも考案。
OwLでは静岡県産のものを中心に、煎茶や和紅茶、ほうじ茶、そしてフレーバーティーなどを40gといった少量から購入することができるんです。
“抹茶”を看板商品に掲げるお店は多いものの、OwLが全国でも珍しいのは、“煎茶”をメインの商品としていること。
そう、煎茶とは、たいていのおうちにあるあの緑茶のことです。
ブランドとして確立されている抹茶と比べ、庶民のものと思われがちな煎茶。
そのため、「煎茶は安価なものでいいという気持ちがあるんですよね。ましてや外で飲もうとは思わない」と苦笑する八木さん。
そんな人にこそぜひ一度飲んでもらいたいのが、八木さんの淹れる温かい煎茶です。
これまで、沸かしたての熱湯を急須に入れてなんとなく数分蒸らし、カップに注いでいた人にとっては(まさに特派員のこと)その味の違いにきっと驚くことでしょう!
60℃から80℃という低温のお湯で淹れられた、煎茶「つゆひかり」。
器を手に取ると、ほんのりと優しいぬくもりがあって、決して熱くはありません。
そして、口に含むと…
んんん?!これは!!!
慣れ親しんだ煎茶のはずが、これまで飲んだことがない味わい。まるで出汁のような濃厚な風味が口いっぱいに広がり、そしてその豊かな味わいが長く残ります。
これが、本当の煎茶の味…。今まで自宅で飲んでいたのは何だったのだろうと衝撃を受けました。
一煎目はお店で淹れてもらったものをゆっくりと味わい、そして二煎目からはテーブルのポットからお湯を注ぎ、自分で淹れていきます。
おいしい淹れ方をイラストで紹介したものをもらえるので、それを参考に、自分好みの味を見つけながら二煎目、三煎目と楽しんでいくのがおすすめです。
日本茶カフェなので食事はおにぎりくらいしかないだろうという予想を裏切り、ボリュームのある食事メニューが豊富なOwL。
それは、NON CAFE時代から続く“お客様をがっかりさせたくない”という精神からだとか。
人気の「海老とアボカドの温玉テリマヨ丼」をいただくと、ヘルシーな五穀米に野菜がたっぷり!ぷりっぷりのエビの天ぷらがたくさん入っていて嬉しくなった食いしん坊特派員。キッズハンバーガーなどもあり、いずれもテイクアウト可能です。
地元静岡県から筑波大学へ進学したのが、つくばへ来たきっかけだったという店主の八木秀樹さん。
コーヒーの街とも呼ばれるつくば。飲み物をたしなんだり積極的に楽しもうとする文化をコーヒーが育ててくれていたので、同様に数ある日本茶の品種を楽しそうに選んでくれる人が多いと言います。多様な人が暮らすつくばでは、飲み慣れないからこそチャレンジする、そんな土壌があることがありがたいですと話してくれました。
せっかくいろいろな飲み物があるこの時代。コーヒーや紅茶などに加え、日々のレパートリーの一つに日本茶という選択肢もぜひ取り入れてほしいと言います。少量のパックからお茶を販売しているのも、手軽に日本茶を飲む機会を持ってもらいたいという思いからだそう。実際に、OwLのメニューにはコーヒーもあるんですよ(^_-)
まずは、お店で淹れてくれたお茶を味わい、次におうちでチャレンジ。
ごく少量のお湯で淹れる、いわば日本茶のエスプレッソのような玉露も、煎茶とはまた違った味わいです。
お茶を飲んだ人に福が訪れるような、晴れやかなイメージを日本茶に対して抱いてもらえればと、福を呼ぶアウル(フクロウ)を店名にした八木さん。
まずはコーヒーだけでも、食事だけでもOK!ぜひお気軽にお越し下さいとのことでした。
以上、特派員TAKAKOがお伝えしました☆
【OwL】
https://owl-ocha.com/
茨城県つくば市二の宮2-14-16 CENTRAL88 1F
時短営業期間中の営業時間:11:00-20:00 (L.O.19:00)
通常(時短前)の営業時間:日曜~金曜11:00-20:30 (L.O.19:00) 、土曜11:00-21:00
※詳細はHPにてご確認ください。
定休日:水曜
TEL:029-858-3855
1000円以上の利用で、洞峰公園駐車場1hサービス