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※当記事は昨年12月~今年1月16日までに取材したものです。
現在つくばエリアでは、2月7日まで不要不急の外出、あるいは移動の自粛要請が出ております。
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こんにちは、つくばに来るまではペーパードライバーだったのに、今ではすっかりドライブ好きなつくスタ特派員のまぁです。
ドライブしながら、写真で切り取りたくなるような美しい風景を見つけたり、おしゃれなお店を発見したりと、新たな発見をするのが楽しいです♪ そんな特派員、石碑があると、ついつい何が書いてるのだろうと車を停めてしまうので史跡に出合うことも多々あります。
今回は、最近史跡が気になる特派員の好奇心の赴くままに、つくば市内の城跡を訪ね、地域の歴史に触れてみたいと思います。
【水守城跡】
まず訪れたのは、つくば市水守の、田中保育園近くにある小田氏の支城跡。
丘を上っていくと石碑がありますが、藪に覆われていて見逃してしまいそうです。
こんな石碑だけがぽつんとある場所で、同じく城跡めぐりをしている方とお会いしました。
聞くと、今日はつくば市北条にある多気山城跡を訪れるため市外からいらっしゃったそう。多気山城跡は私有地となっていて入ることはできなかったそうで、近くにあるここ水守城跡に立ち寄ったそうです。
石碑のそばには、2018年に閉校したつくば市立田水山小学校。おそらく、小学校の敷地が、そのままお城の敷地だったのでは?などと、お城談義に花が咲きました。
【長峰城跡】
豊田城の支城として築かれたと伝えられるお城です。
現在では、小貝川沿いに石碑が立っているのみです。
対岸の常総市を眺めると、そこには立派なお城が見えます。そちらが豊田城です。とはいっても、実際に豊田城があった場所や姿が再現されているわけではなく、振興のために建造され、地域交流センターとして使われているものだそうです。
【手子生城跡】
長峰城跡から車で5分ほど走ったところにある、手子生城跡。
周りには畑が広がっています。この、平地の見晴らしのよい場所に石碑がありました。
情報がなく、どのようなお城だったのか分かりませんが、付近の水路はお堀だったのかななどと想像するのも楽しいです。
少し周りを歩いてみると、寒さに耐えながら甘みをじっくり蓄えている白菜。つくば市は白菜生産量全国トップクラスなんですよ。
ちなみに、すぐ近くには、しらゆきさんが先日ご紹介したハンバーガー屋さんDrool Diner(ドロールダイナー)があります。寄り道して行こっと^^♪
【小田城跡】
最後に訪れたのは、小田城跡。
小田城は、鎌倉時代から戦国時代にかけて、常陸国(現在の茨城県の大部分にあたる)の南部に勢力をもっていた小田氏の居城。つくば市が7年間かけ発掘調査を行い復元整備しています。実際に入ることができる遺構復元広場と、出土品とともに歴史が展示してある案内所があり、小田城について深く学ぶことができるんです。
南北朝の動乱の舞台となり、「神皇正統記」が北畠親房によって書かれた地として歴史の教科書にも登場する小田城は、城跡めぐりでは外せません!
訪れたのは、この後まさに小正月の恒例行事どんど焼きが行われようというところ。
次回は、ここ小田城跡の遺構復元広場で行われたどんど焼きの様子をお伝えしたいと思います。
茨城県内では、土浦市にある土浦城跡や、笠間市にある笠間城跡を訪れるのもおすすめと、水守城跡で出会った方に教えてもらいました。
県内にはまだまだたくさんの城跡がありそうなので、城跡めぐりの楽しみは続きます♪
馴染みのある場所でも、歴史を知るとまた違った一面を知ることができ、その場所がもっと好きになりますね。城跡めぐりという新たな趣味の扉が開いた、まぁのレポートでした。
【水守城跡】
茨城県つくば市水守552
【長峰城跡】
茨城県つくば市上郷
【手子生城跡】
茨城県つくば市手子生1078
【小田城跡歴史ひろば案内所】
茨城県つくば市小田2377
TEL : 029-867-4070
9:00~16:30
休所日:毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月28日~1月4日)
入館料:無料
※遺構復元広場(手洗所を除く)は常時開放しています。
[参考]
・『小田城歴史広場パンフレット』
・茨城城郭研究会編『【改訂版】図説 茨城の城郭』㈱国書刊行会, 2006