皆さん、こんにちは!TAKAKOです。
新興住宅地に住む我が家ですが、空地でキジのつがいを見掛けることがあります。
都内在住の頃は動物園でしか見たことがなかったので、最初に見たときは雄のキジだと分からず、一瞬クジャクかと思ってびっくりした思い出が(^_^;) 子どもたちに「あれが桃太郎に出てくるキジだよ」と、散歩の途中で話をしてあげられる住環境がありがたいなと感じています。
通勤・通学にアクセスが良く、利便性の高い街でありながら、自然と共存した住み良い住環境が人気の守谷市。
その緑の豊かさは、大規模な自然をそのまま残した散策路「守谷野鳥のみち」が、中心市街地の近くにあることでも実感することができると思います。
「守谷野鳥のみち」は、3つの川に囲まれた静かな林間の「守谷野鳥の森散策路」と明るい湿地草原の「鳥のみち」を含む総延長4kmの遊歩道で、市内の中学生やボランティア、企業などの協力を得て整備されました。朝夕のウオーキングなど、リフレッシュに最適な散策路なんですよ♪
今回は「守谷野鳥のみち」の中でも、湿地帯に敷かれた木道を行く「鳥のみち」を歩いてみることにした特派員一家。
車を停めたのは「鳥のみち無料駐車場」。そこから市道沿いに少し歩くと、「バルカン入口」から「鳥のみち」に入ることができます。
「鳥のみち」では豊かな自然を守るため、自転車の通行やペットの散歩、喫煙、動植物の持ち帰り、湿地帯へ足を踏み入れることなどが禁止されているので、まず最初に案内板に書いてあるルールをよく読んでから散策を楽しんでくださいね!
スタートは、「鳥のみち」の中間地点に位置する「バルコン広場」。そこから市道の下をくぐり、まずは「山王下口」方面へ向かいました。
丸太の道に代わり、平成30年に作られた木道は、幅1.4m、板厚7-15cm、総延長720m。県北産のヒノキ材を使用し、市民ボランティアらにより製作されたものなのだそう。直接産地に赴いてヒノキの原木を選び、1本1本を削りだす作業から始まった木道づくりは完成までに一年を要したのだとか。往復1.5km、約50分の道のりですが、里山の風景に溶け込むように伸びるこの木道を歩いていると、時を忘れて散策できるんですよ。
少し疲れたら、途中に休憩所が数カ所設けられているので、丸太で作られた椅子やベンチに腰を下ろして休むことができます。
訪れた人と「こんにちは」と声を掛け合って話をしていると、突然茂みの中からバサバサッと何羽もの鳥が冬の空へ。
そう、ここは鳥のみち。他では珍しい猛禽類や、野鳥のメッカなんですね。
「ケッケッケッ・ピョー」と鳴くのは、オオタカ。 「ケエ ケエ ケエ」と鳴くのはハヤブサ。
この地には、案内板にあるようなたくさんの野鳥たちがやってきます。
普段は鳥の鳴き声など気に留めたことがなかった我が家の子どもたちですが、林に響き渡る鳥の声や、小さな鳥のさえずりが聞こえてくると、どこにいるんだろう、何の鳥だろう?と聞き耳を立てて周囲を観察していました。
そんな子どもたちのために向かったのは、鳥のみち「山王下口」から徒歩5分ほどのところにある「小さな鳥の資料館」。
資料館では、怪我をした猛禽類の保護・リハビリ活動を行っており、保護されたノスリ(写真右)の姿や、保護やリハビリを行う上で必要な技術を修得するためにラナーハヤブサが飼育されており、その姿を間近で観察することができました。
「鳥のみち」の空には、季節によってサシバなど迫力ある猛禽類の姿を見ることができますが、そうした猛禽類が生きていける環境だということは、豊かな生態系が維持されているという証拠なんですね!
再び「鳥のみち」に戻り、「山王下口」から今度は「城址口」へ向けて、のんびりと歩みを進める私たち。
途中、カラスウリやガマの穂綿を観察しながら、時折姿を見せる野鳥たちの姿に子どもたちと「しーっ」と言い合いながら、冬の散策を楽しみました。
寒さが本格化してきた今日この頃。
夏の緑に包まれた木道も素敵ですが、冬の厳しい寒さを乗り越えようとしているたくましい生き物たちの姿に、なんだか底力が湧いてきた特派員TAKAKOなのでした(*^-^*)
【守谷野鳥のみち 鳥のみち無料駐車場】
茨城県守谷市本町4624-4
市道郷州沼崎線沿いの守谷小学校駐車場近く
https://www.city.moriya.ibaraki.jp/tanoshimu/event/kankou_omaturi/torinomichi.html
【小さな鳥の資料館】
茨城県守谷市本町4533-5