皆さん、こんにちは!TAKAKOです。
娘がまだよちよち歩きだった頃、夫が単身赴任中だったため「今日は誰とも会話してない…」という“育児あるある”な状況だった特派員。
そんなとき、同じアパートに住むお友達や大家さんが遊びにおいでよと気軽に誘ってくれたことがすごく嬉しかったのを覚えています。
ご近所に気軽に話せる友人がいると、同じ育児でも随分心強く感じるものですよね。
晴天に恵まれたこの日、TXみどりの駅から徒歩10分のところにある「みどりの中央公園」で開催されていたのは、「あおぞらおしゃべりパーティー」、通称「あおぱ」。
「あおぱ」は、産後ママの社会的孤立を防ぎつつ、近所に住む人同士のつながりを育んでいこうという、とある3人のママたちの思いから生まれた地域交流のためのイベント。参加費無料・事前申し込み不要なので、子どもの急な発熱でキャンセルしなくてはならないといった心配もなく、誰でも気軽に参加することができるイベントです。
主催メンバーは、助産師歴13年以上、これまで2,400人に妊娠・出産・母乳育児のアドバイスを行ってきた「つくばひよこ助産院」院長の“ひろりん”さん(写真右下)、JUSS認定災害対策インストラクターで防災・アウトドアの専門家である“あっきょ”さん(写真下中央)、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの“ゆきりー”さん(写真左下)の3人。全員子育て真っ最中のママでもあります。
「平日の日中、子どもと一緒に気軽に遊びに行けるような憩いの場が作れたらいいね」という話がきっかけとなって生まれた「あおぱ」は、今年3月から活動をスタート。
緊急事態宣言や雨天のためにオンラインで開催することもありますが、毎月第1・第2・第3水曜日の午前中に「みどりの中央公園」をはじめ、TX研究学園駅近くの「学園の杜公園」、TXつくば駅近くの「中央公園」のいずれかの公園で開催されています。
「あおぱ」では、参加者同士で気軽におしゃべりを楽しめるだけでなく、主催メンバーが持ち回りで行う、子育てや体のメンテナンス、防災についてのミニ講座を無料で受けることもできるんですよ。
この日参加したのは、5組の親子。生後2カ月から3歳の子どもたちが集まりました。
参加者の多くは近隣に住む親子連れで、常連さんもいれば初めて訪れる参加者の姿も。中には少し遠くからベビーカーを押してやってくる健脚ママもいるそうですよ^^
最初は少し緊張している様子の子どもたちでしたが、受け付けで検温と消毒を済ませると、スタッフの声掛けですぐに打ち解けて積極的に遊び始めました♪
みどりの中央公園は走行するTXの車両を近くで見ることができるので、電車好きのキッズにも人気のある公園です。
あっきょさんが作ったロープの輪で、うさぎさんジャンプを披露してくれたのは3歳のMちゃん。
パパが好きなものは全て好き!という女の子で、パパが好きな昆虫にも興味津々。大きなアリを腕にのせては、その姿をじっくりと観察していました。
夏のつくばではあちこちで大きなカブトムシを採取することができるので、Mちゃんファミリーにとってつくばは申し分ない環境といえそうですね(^_-)
「つくばセルフ防災ラボ」を主宰するあっきょさんは、災害対策インストラクターという資格だけでなく、ブッシュクラフトインストラクターという資格も有し、防災教育の一環として、野遊びを通して子どもたちに生きる力を育んでもらおうという取り組みも行っているそう。あっきょさんと一緒にいるとワクワクするような体験ができるかもしれませんね。
そんなあっきょさんが「あおぱ」を企画したのは、こうした近隣住民同士の交流が、万一の災害時にとても重要だと考えているから―。
子育て中のママだけでなく、近隣のおじいちゃんやおばあちゃんなどとも普段から顔見知りになっておくことで、いざというときに助け合うことができ、一人一人の防災につながっていく。防災を特別なこととして捉えるのではなく、日常の中にこうして楽しく取り入れてもらうことをあっきょさんは目標としています。
「あおぱ」では、毎回11:30から主催者3人が持ち回りで、専門分野に関するミニ講座を実施。
この日は、整形外科のリハビリ現場に従事していた、アスレティックトレーナーゆきりーさんによるミニ講座が開かれ、怪我をしたときなどに行く整形外科や整骨院、鍼灸治療院、整体院などの違いや選び方について教えてもらいました。
息子の成長痛が気になっている特派員は、ゆきりーさんの「たとえ今痛みがなくても診てもらってOK」という言葉に背中を押され、アドバイスをもらうことができました。
手作りの母子手帳ケースや通学グッズを披露してくれたのは、「あおぱ」のサポートメンバーでハンドメイド作家の“ぼちゃ”さん。
他県からつくばへ移住してきたぼちゃさんは、つくばに住む人たちのあたたかさに触れ、この街には自分の居場所があると実感したそう。
そんな彼女がいつも持ち歩いているものは、驚くべきことに裁縫道具ではなく…ゴミばさみ。あるとき小学生の息子さんが率先して始めたというゴミ拾いを、ぼちゃさんも一緒に取り組むようになり、今ではゴミを見つけると拾うのが習慣になっているそうですよ(*‘∀‘)
初めて訪れた参加者さん同士で話が盛り上がっているのを見るととても嬉しく感じるというメンバーの皆さん。
参加者同士でいかに繋がりを持ってもらえるかを大切にし、主催メンバーはそれぞれの専門分野で困ったときの気軽な相談相手としてそっと寄り添っていられたらと言います。
コロナ禍で家族以外の人と交流する機会が減っている中、大切にしたい一期一会。
そして、万一の際に拠り所となるかもしれない、ご近所とのつながり。
おしゃべりしたいなあと思うママも、元気あふれるちびっ子も、ぜひお散歩途中に「あおぱ」に立ち寄ってみてくださいね。
以上、特派員TAKAKOのレポートでお伝えしました。
【あおぞらおしゃべりパーティー】
https://sites.google.com/view/aopa298
毎月第1、第2、第3水曜日10:00-12:00
つくば市内の下記いずれかの公園にて開催予定 ※詳しくはHPをご覧ください。
- みどりの中央公園(茨城県つくば市みどりの中央13)
- 学園の杜公園(茨城県つくば市研究学園5-21)
- 中央公園(茨城県つくば市吾妻2-7-5)