皆さん、こんにちは!TAKAKOです。
世界各地で広がる、医療従事者への感謝の気持ちを伝えるさまざまな運動。
医師や看護師さんだけでなく、PCR検査に従事している臨床検査技師さんなども影で私たちを支えてくれている大切な存在です。
今年は、子どもたちにとっても気軽に外出することのできない夏休みとなってしまいましたが、こんなときだからこそ、医療や医療に携わる人たちに興味・関心を持ってほしいと、ある動画がつくば市の協力のもと配信されています。
つくば市と筑波メディカルセンター病院が協力して、8月1日から23日までオンライン上で公開しているのは「臨床検査技師バーチャル体験」。
未来の医療従事者を増やすため、これまで中高生を対象とした体験型セミナー「つくばメディカル塾」を開催してきた「つくばメディカル病院」が、このコロナ禍においても子どもたちに“医療人になりたい”というモチベーションを保ち続けてほしいと、今回は臨床検査技師にスポットを当て、オンラインで「つくばメディカル塾」を実施しました。
動画では、臨床検査技師の仕事の紹介から、毎日その言葉を聞かない日はない、あの「PCR検査」の原理などを解説。
そして、唾液から自分のDNAを抽出するという実験も紹介してくれています。
小学生の夏の自由研究にもなるということで、早速我が家の息子もチャレンジしてみることに。果たして自分のDNAを肉眼で見ることはできるのでしょうか!?
<用意するもの>
台所用液体洗剤2滴
透明プラスチックカップ2つ
塩5g
黒画用紙
マドラー
計量カップ(10ml~100mlが計れるもの)
水100ml
無水エタノール10ml
まずは、水100mlに塩5gを入れて混ぜ、5%の塩水を作ります。
この塩水10mlを口に含み、口の中ですすいでから吐き出すのですが、コツは、すっぱいときの顔のように奥歯でほっぺたの内側を噛みながらすすぐこと☆
これがしょっぱくてお世辞にもおいしいとは言えないのですが(^_^;) 研究のため!と頑張る息子でした!
そして、吐き出したものに洗剤を2滴入れます。
このとき、泡立たないようにそっと混ぜるのが大切です。
次に、無水エタノール10mlを、洗剤を混ぜたものにそっと注ぎます。
コップの壁に沿わせるように入れると上手にできますよ。
そして変化がよく見えるように、プラスチックカップを黒い画用紙の上に置いて観察。
最初こそあまり変化がないように見えたのですが、数秒待っていると…
コップの中に、何やらフワフワと浮いているものを発見!
「すごい!!」
動画で見た通りの実験結果に、息子も大興奮。そう、これがまさしくあのDNAなんですね!
教科書の中でしか知らなかったDNAを、まさかこの目で見られるとは…感激です^^
実験の過程で台所用洗剤を混ぜるのは、細胞の膜を溶かすため。
実は、台所用洗剤の成分は新型コロナウイルスを効果的に除去できることも分かっているので、それもまた自由研究のヒントになりそう☆
また、余ったエタノールと精製水を4:1の割合で混ぜれば消毒液も作ることができるそうですよ。
内科医や外科医が注目されがちな医療の世界ですが、見えないところで医療を支える、臨床検査技師さんたちの重要な役割も知ることができた息子。
これを機に、医療に興味を持つ子どもたちがもっともっと増えるといいなあと思う、特派員TAKAKOでした。