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プレゼン力を磨こう!つくば市プレゼンテーションコンテスト

つくばスタイル特派員 しらゆき Blog 
2019年11月29日

みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。

 

突然ですが、みなさんは大勢の人前でスピーチしたり発表したりするのは得意ですか?

 

人前で行う提案や提示のことを“プレゼンテーション(プレゼン)”と言いますが、伝え方次第で聞く人の理解や反応も変わってくるプレゼンを今や小学生のうちから取り組んでいるのをご存じでしょうか。

今回はつくば市で行われたプレゼンテーションコンテストの市長賞発表会の様子をお届けします。

 

 

会場となった「つくばカピオ」は、つくばエクスプレス(TX)つくば駅から徒歩約5分という好立地にあるホールで、1996年に開館しました。「カピオ」とはラテン語で“財産”を意味し、この場所は毎年多くのイベントが行われるなど、まさに市民にとっての貴重な財産となっています。

 

1977年からICT教育を取り入れ、大型電子黒板や”スタディノート”という教育グループウェアを搭載したタブレットをすべての学校で導入しているつくば市。

 

”スタディノート”を使ってスライドを作成し、自ら学んだり調べたことを発表するプレゼンがつくば市のすべての小中学校で授業の一環として行われています。

 

ただまとめたものを発表するだけではなく、聞く人に自分の伝えたいことを理解・反応してもらうために、話すスピードや身振り手振り、表情、声の大きさなどにも工夫を凝らしているそうです。

 

 

今年で17回目を迎えたつくば市のプレゼンテーションコンテストは、主に複数名のチームでの参加となり、4つの部門に分かれています。

 

自分たちで作ったプログラミングを発表するプログラミング部門、つくばの魅力を9年間かけて学ぶカリキュラム「つくばスタイル科」で学習したものを発表するつくばスタイル科部門、授業で習得したものを発表する学習成果部門、小学一年生から取り入れられている英語教育で学んだことを発表する外国語部門の4つです。

 

今年は2301作品、8079名ものエントリーがあり、その中から市長賞に選ばれた16チームの児童・生徒のみなさんが発表し合いました。

 

 

どのチームもボディランゲージを交えたり、チーム内の会話をとおしてプレゼンをするなど、聞き手を飽きさせません。

 

大きなステージでの発表はとても緊張するだろうと思うのですが、子どもたちは原稿などを全く見ずに、テンポよくすらすらと言葉を続けていきます。その堂々と発表する姿から、何度も練習を重ねてきた様子が伝わってきます。どのチームも今までの努力の成果をこの日十分に発表できていたように感じました。

 

つくば市の観光案内、自分たちの住んでいる街を探検して調べたこと、近所のスーパーマーケットについて調べたことなどを”スタディノート”で作成したスライド画面と共に、それぞれ発表していきます。

 

スライドにも工夫が見られ、話している内容と画面がきちんと合うよう、発表者とスライド操作者との息もぴったりでした。

 

 

中学生は、さらに落ち着いた発表で、大人顔負けのプレゼンが次々と披露されていました。

 

オリンピックに向けてつくばならではの”おもてなし”を発表したり、広島への修学旅行で感じたことの発表など、中学生らしく”伝える力”がより磨かれた発表となっていました。

 

すべて英語で表現しているチームもあり、小学1年生から英語を学んでいるつくば市の英語教育の成果をここに見ることができました。

 

 

つくば市立みどりの学園義務教育学校の3年生4人のチームは、校内で活躍しているモバイル型ロボット「ロボホン」や人型ロボット「ペッパー」、つくば市で利用されているロボットについて紹介。“スタディノート”の機能を利用し、スライド画面をタッチして説明部分を拡大表示するなど、発表方法にも工夫が見られました。

 

授業の合間に練習を重ねたという4人。この日の発表は「ステージが思ったより広くて緊張した」そうで、無事に終わって安心した様子が伝わってきました。ハキハキと話すようにすることで聞く人に分かりやすいよう心掛け、話す内容や順番は自分たちで相談して決めるなど、チームワークの良さも光りました。

 

 

プログラミング部門の茎崎学園つくば市立茎崎第三小学校6年生の3人は、「省エネ住宅」をテーマにプログラミングソフト「教育版マインクラフト」を使って自分たちの理想の家を作り上げました。

 

玄関のドアを自動ドアにすることで、室内の冷暖房で調整された空気が外に逃げるのを防ぎます。また、床を踏んで振動させることで発電をする自家発電装置も完備。ソーラーパネルと併用することで、自分の家で電気を作ることを可能としています。

 

3人に話を聞いてみると「プログラムの回路を考えて作るのが大変だった」と話してくれました。見た目を良くする工夫を重ね、資料を提示しながらわかりやすい発表を心掛けたそうです。発表ではドアが開いたり、電気がついたり消えたりする様子を動画で見ることができたので、聞き手に伝わりやすいと思いました。 

 

すべての発表後の講評によると、年々内容がグレードアップしているとのことでした。出場者は、お互いの発表を聞くことで技術を高め合い、貴重な経験になったことでしょう。

 

プレゼン力を高めることは、これから生きていく上で必要なコミュニケーション力を上げ、自分をアピールできる大きな財産となります。

 

つくば市には小学生のうちからこのような大きな舞台で発表できる機会があり、恵まれた教育環境であると改めて実感しました。

 

以上しらゆきがお届けしました。

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