皆さん、こんにちは!つくスタ特派員のTAKAKOです。
イオンモールつくば(つくば市稲岡)の外部棟にある、農産物直売所「えるふ農国(えるふのくに)」。
品質にこだわった地元産の農産物が並ぶ人気の直売所ですが、そこに先月新たにオープンしたのが、チョウの生態を間近で観察することができる「チョウの楽園えるふ」です。
関東近辺に生息しているさまざまな種類のチョウを、卵の段階から観察できるとのこと。直売所でチョウを観察するなんて珍しい組み合わせですよね!
メダカすくいも実施中ということで、普段から「えるふ農国」の野菜が大好きな息子と一緒に遊びに行ってきました♪
チョウの愛好家である岡沢貞雄さんの監修によって直売所の外に作られた「チョウの楽園えるふ」。
チョウが逃げ出さないよう周囲にはネットが張られ、誰でも無料で入場、見学することができます。
屋根がないのでより自然に近い環境で観察できることがポイント☆晴れた日だけでなく、梅雨空の下でもチョウがどのように過ごしているかを観察することができるんですよ。
「いた!」
「ここにも!」
ひらひらと飛ぶチョウが花や木に止まると、すかさず駆け寄ろうとする息子^^
そんな息子に驚いたチョウはすぐに飛んで行ってしまいましたが、気を取り直して今度は親子でそーっと近寄り、写真をパシャリ☆
こんなに間近で花の蜜を吸うチョウを見たのは子どもの時以来です!
今はまだ数種類しかいないチョウですが、モンシロチョウやアゲハといった馴染みのあるチョウをはじめとして、国蝶のオオムラサキなど今後35種類を生息させる予定とのこと。中には、見られるようになるまでに3年もかかる種もいるそうです!
園内にはそうしたチョウを紹介するパネルが立てられ、また、花壇に植えられている木には、木の名前とその木の葉を好むチョウの種類も明記されています。
一生のうちに卵・幼虫・蛹・成虫と姿を変えていくチョウ。種類によって成虫になる時期はさまざまなので、今日はチョウが少ないな…と思ったときには、ちょっと視点を変えて、園内に植えられた植物をじっくりと観察することで、普段はなかなか見ることのできないチョウの卵や、幼虫・蛹などを見つけることができるんですよ。
例えば、アゲハ類が好んで食べるという山椒の木の葉をよーく見てみると…そこには黒い色をした小さな幼虫の姿が!
よく見ないと見逃してしまう程小さなものから、数センチもある大きなものまで、数分のうちにたくさんの幼虫を見つけた私たち。昆虫大好き!な子どもなら、まるで宝探しのような楽しい時間になりそうですね。
安心、安全で、高品質な農産物が豊富なことで評判の「えるふ農国」ですが、今回どうしてこのような観察施設を作ったのかと尋ねると、
自然を体感する機会が少なくなった今の子どもたちに、動植物が育まれる環境をもっと知ってもらいたいという思いからなんだそうです。
チョウは、種類によって食べる植物が違うということ。
植物は、自ら動いて、環境を選んで育つことはできないけれど、人間にはその環境を整えてあげる力があるということ。
おいしい作物を作り続けられる環境を整え、生き物がより生き生きと育つことができる地球環境を育むこと。「えるふ農国」が目指すのは、そんな未来です。
直売所の中には、メダカすくいの他にもカブトムシが販売されていたり、スッポンやうなぎがいることも!
この日、外ではオタマジャクシも観察することができました☆
一度に全てのチョウを観察することはできないので、ぜひ何度も通って、いろいろな種類のチョウが生まれる過程を観察してほしいとのこと。
直売所では新鮮な農作物の試食体験もできるので、苦手だった野菜のおいしさに気付くかも…?!(^_-)
夏休みの自由研究に、苦手野菜の克服にも、この夏ぜひ家族で訪れてみてくださいね☆
以上、特派員TAKAKOのレポートでお伝えしました。
【えるふ農国】
つくば市稲岡66-1 イオンモールつくば外部棟
営業時間:10:00-19:00
TEL:029-896-6161