皆さん、こんにちは!TAKAKOです。
つくばの物産品の中で、特に優れたものとして市が認定した製品「つくばコレクション」。
お酒やスイーツといった、つくばのおいしい品々が毎年認証を受けていますが、その中で、全国的にはまだまだ知名度の低い「ヤーコン」を使った製品があるのをご存知でしょうか。
つくば市では、学校給食や公立保育園の給食にも採用され、市内の子どもたちには既に馴染みのあるヤーコンですが、その調理の仕方や機能性についてはあまり知られていないんですよね。
というわけで、今回は、つくばで18年前からヤーコンの栽培・加工品の製造をしている「つくばヤーコン」で、ヤーコンの魅力についてお話をうかがってきました。
ふわっふわで、ほどよい甘さ( *´艸`) 小麦粉を一切使用せずに、つくば産の米粉で作っているというシフォンケーキ「つくば米シフォン」。
グルテンフリーなだけでなく、こちらのシフォンケーキの中には“スーパーフード”と称される野菜、ヤーコンが使用されているんです。
ヤーコンって聞いたことはあるけれど、見たことも食べたこともない…そんな方も多いのではないでしょうか?
一見さつまいものように見えるこちらが、そのヤーコンです。スライスした生のヤーコンをいただくと、口の中に爽やかな香りが広がり…シャクシャクと、その食感はまるで梨のよう(*”▽”)
後味もほんのり甘くて、アメリカでは果物として親しまれているのも納得です。
健康効果の高い成分が多く含まれているという、ヤーコン。
抗酸化物質のポリフェノールと言えば赤ワインが有名ですが、ヤーコンに含まれるポリフェノールの量は100g中200mgで、その量は赤ワインと同等。お酒は飲めないから…とあきらめていた方には朗報ですよね。
また、腸内のビフィズス菌を増やすフラクトオリゴ糖の量も、野菜の中では世界一。食物繊維も多く、低カロリーで、血糖値の改善にも効果が期待できるんだそうです。
食材としてよく用いられるのは根の部分ですが、こちらの「つくばヤーコンうどん」は、ヤーコンの新芽がうどんに練り込まれているそう!
他にも葉を使った製品として人気なのが、「つくばヤーコン茶」。
草丈が2mにもなるヤーコンの、てっぺんにある4枚の葉(頂葉)には特に多くのポリフェノールが含まれていて、ヤーコン茶はこの頂葉だけを使って作られているとのこと。花粉が多いこの季節、アレルギーが気になる方には特におすすめなんだそうですよ。
現在開催中の「筑波山梅まつり」(2月16日~3月21日)の会場では、自家製のカリカリ梅を使った「梅シフォン」が限定販売中とのこと。
特別に試食させていただきましたが、カリカリ梅がしっとりとジャムのようになっていて、甘酸っぱくておいしい!シフォンケーキはやさしい味なので、年配の方から小さなお子さんまで幅広く喜ばれそうですよね^^
家庭でのヤーコンの食べ方は、生でサラダとしていただくのが一番簡単ですが、短冊切りにして市販のキムチの中に2~3分漬けていただくというのもおすすめ。
中華料理ならタケノコの代わりに使ったり、和食ではきんぴらごぼうのごぼうの代わりにしてみたりとその用途はいろいろです。中でも、ヤーコンのかき揚げうどんは絶品なので、皆さんも試してみてくださいね。
「つくばヤーコン」代表の石島繁さん。
18年に渡ってヤーコンの栽培を続けながら、これまで多くのヤーコン料理や加工品を作ってきました。
ずっと農業に携わってこられたのですか?と尋ねると、実は石島さん、もともとは筑波大学の先生だったとのこと!
大学を退職後、ヤーコンと出合い、その魅力にすっかり魅せられてしまった石島先生。
専門は運動力学でしたが、ヤーコンについてさまざまなデータを取ったり、その栽培方法や機能性、おいしさを科学的に追求していく中で、大学での研究は大いに役に立ったそうです。
現在はヤーコンだけでなく、つくばの小田米や福来みかんなど、その他の食材でも加工品を製造し、つくばのおいしさを内外に向けて発信し続けている石島先生。加工品は地元のスーパーなどでも販売されているので、皆さんもぜひ一度味わってみてくださいね!
以上、特派員TAKAKOのレポートでお送りしました♪
【つくばヤーコン】
つくば市吉沼4895
TEL:029-865-0560
詳しくはHPをご覧ください。