みなさん、こんにちは。つくばスタイル特派員のしらゆきです。
11月23日は仕事をしている人に感謝をする「勤労感謝の日」。
これにちなんで、「つくば白帆幼稚園」の園児がつくば市消防本部を訪れ、感謝の気持ちを込めたプレゼントを届けました。
つくば市小野崎にある「つくば白帆幼稚園」は、つくばエクスプレス(TX)つくば駅から車で5分ほど。近くにある大型商業施設「LALAガーデン」に面した幹線道路は賑やかですが、一本道を入ると広がる清閑な住宅地にあります。
平成19年4月に開園して以来、「明るく、元気で、のびのびと」を目標に掲げ、年少、年中、年長の園児たちが楽しく過ごしている同園。
月に一度の英会話をはじめ、体操、絵画などの情操教育にも力を入れ、幅広い保育活動を行っています。
つくば白帆幼稚園では、開園当時から消防署や郵便局、警察署や市役所など日頃お世話になっている施設を園児が訪問して、プレゼントを届けてきたのだそう。
働くことの大切さ、働く人への感謝の気持ちを表すとともに、優しい思いやりの心を伸ばしていこうと始まったこの取り組み。
今回は消防本部への訪問の様子を取材してきました。
つくば市消防本部は、つくば市役所に隣接した場所に位置し、平成27年3月からこの場所で業務を開始しました。
最新の設備を備え、災害用給水設備や自家発電設備など、防災拠点として安全を確保している庁舎となっています。耐震性にも優れ、いざというときに心強い機能を兼ね備えています。
ずらりと車庫に並ぶのは、万一の出動に備える17台の消防車両。迫力ありますね!
「おはようございます」「よろしくお願いします」
説明をしてくれる消防士のみなさんに園児たちの元気なあいさつからスタートです。
消防士の方から消防や救急についての説明を聞いた園児たち。
消防署での24時間体制の勤務のことは、幼稚園児には理解が難しいかと思いきや…
「夜もここに“お泊り”しています」と聞いて、園児たちは「本当に?」とびっくりした様子。
消防、救護など消防署の仕事について、分かりやすく楽しい説明に園児たちも聞き入っていました。
いよいよ感謝の気持ちを伝える場面となりました。
「いつもありがとうございます」と代表の園児から消防士の方へプレゼントが渡されました。
感謝の気持ちが添えられた園児手作りのクリスマスリースです♪
続いて、はしご車の見学です。
二人ずつ運転席に座らせてもらって、写真撮影をしていました。
車両が大きいため、運転席に園児が二人座ってもまだ余裕があるほど。
普段は中に入ることはできない車両とあって、みんなうれしそう。満面の笑みで写真に納まっていました。
実際に運転席に座った園児に話を聞くと「ハンドルがとっても大きかった」「運転席が高くて、外がよく見えた」とご満悦の様子。特に車好きの男の子は目を輝かせていました。
はしご車の運転席に座るという貴重な体験ができましたね♪
次は消防士の服を着て、写真を撮らせてもらっていました。
火から消防士の身を守る消防服を見て、「かっこいい!」とみんな嬉しそう。
消防服の上着を着て、ヘルメットを装着!いつになく凛々しく見える園児たちでした。
最後に救急車の車内を見せてもらいました。
けがや病気の人を乗せて走る救急車。「中はどうなっているんだろう?」そんな風に思っている人も多いはず。
救急車の中に実際に入らせてもらい、見学していました。
「けがをした人はここに寝るの?」と搬送用のベッドを見て質問する園児も。たくさんの機械や医療器具が車内に備わっていることにびっくりした様子でした。
最後は、園児たちが口々に「楽しかった!」と言って、消防士の方とハイタッチ♪
笑顔で手を振って消防署を後にしました。
こうしたふれあいを通して、「将来は消防士になりたい…」と夢見る子もいることでしょう。
つくば市では、小学生になると社会科見学でこの消防本部を見学する機会があるのだそう。
一足早く消防本部の見学をした「つくば白帆幼稚園」の園児たちは、消防士という仕事を身近に感じ、感謝の気持ちを持ってくれたのではないでしょうか。つくば市の安心と安全を守る消防の仕事を知るきっかけになってくれたらいいですね。
以上しらゆきがお届けしました。
■つくば市消防本部
つくば市研究学園1丁目1番地1