つくばエクスプレス(TX)沿線には、デイリー使いしたいコーヒーショップやスイーツ自慢のお店、雰囲気抜群の空間など個性豊かなカフェがたくさん!
その中から、今回は足を運ぶたび街の魅力に気が付かされるお店をご紹介したいと思います♪
訪れたのは、TX守谷駅から車で約10分の場所にある「テネレの木」。守谷を中心に茨城県内で育まれた美味なるものとお客さんをつなぐ場所を作りたいと、2017年11月にオープンしました。
街で長年愛され続けてきたという寿司屋の風情ある佇まいを生かした店内は、広々として解放的。四季折々に表情を変える中庭の景色を眺めて過ごす大人のくつろぎ空間では、地元の食材を使ったカフェメニューが味わえます♪
最近登場したという新メニュー、もりや常陸牛ハンバーガー。茨城を代表する銘柄牛は、肥育から加工、販売まで一貫して行う肉屋「藤井商店」、バンズはパン屋「バッケンバルト」から仕入れており、どちらもお店から車で10分以内の場所にある人気店の味をコラボさせた自慢の一品です。
他にも、旬の味わいを大事にした日替わり「をちこち」ランチ、ハッシュドビーフやガレット、スムージーなど地元食材を生かしたメニューの幅広さはこの地域に根付いてきた食の豊かさの現れでもあります。
また、店内の一角では店主のセンスが光る海外の雑貨や食品も販売。プチギフトや贈り物を選びに訪れるお客さんも増えているそう。
守谷の美味を味わいほっとひと息、友人との楽しいティータイムや仕事帰りの夜カフェとして、時にはプレゼントを買いにふらっと寄るも良し♪
「お店に来てくれる人それぞれが心地いいと感じる場所にしていきたい」と話すのは、お店を営む亀田陽子さん。18年前、TX開通を見越して守谷市へ移り住んできました。
作物が実る田畑や河川敷には牧草地が広がるのどかな田園風景が残る一方、TX開通に伴い子育て世代が住みやすい街として発展を遂げ、今では毎年発表される住みよさランキング上位の常連にもなっている守谷。
整備された都市環境と自然環境が融合した、都心から一番近い“都市農村”へと変化してきた街に身を置きながら、新旧交わる守谷の魅力を発信しようと守谷駅1階にある「守谷すたいる」で7年間店長を経験。地元こだわりのスイーツや物産品、農産物の販売に関わり、食の背景をも伝えることができるカフェを作りたいと思いを募らせていきました。
「多くの生産者と知り合ううちに、どの方もこだわりを持って、丁寧に農産物や食品づくりに励んでいることを知りました。おいしさの土台にある、食べ物に込められた思いや歴史をも伝えることができる場所にしたかったんです」
守谷や茨城の食材がどんなメニューとして展開されているのか、「テネレの木」ならではの世界観をぜひ味わってみてくださいね♪
ところで、この「テネレの木」という店名。実は、絵本『ニジェール物語』に登場する、実際にサハラ砂漠に生えていた木のこと。広大な砂漠の中でぽつんと立つその木は、旅人や動物が自然と集まる拠り所として親しまれていたそう。
この木のように、人と物が自然と集まる温かい場所を目指していきたい―。絵本の作者であり、守谷を拠点にニジェールの子どもたちを支援する活動団体「コモン・ニジェール」の代表を務める福田英子さんとこの物語に出会い、守谷の地で長く根付いていく場所になっていくようにと願いが込められています。
8月には、忌野清志郎のバンドで共に演奏していたという守谷在住のトランペッターらによるジャズライブを楽しむビアガーデン、『ニジェール物語』の上映会なども企画されています。
「守谷から発信していきたい魅力がたくさん。まだまだやりたいことがいっぱいあるんです」夢を膨らませる亀田さんの笑顔に、またお店を訪れたくなるみっきぃなのでしたᕕ( ᐛ)ᕗ
【テネレの木】
〒302-0116 茨城県守谷市大柏1114-2
Tel:0297-21-3208
営業時間:9時~21時
定休日:毎週水曜日・第三木曜日