TXつくば駅からすぐのつくばセンター広場は、食やライフスタイルにスポットを当てたものから、市民らによって作り上げる一体感のあるイベントまで年間を通して数多くの催しが開催され、子どもから大人まで多くの人が集まるスポットです。
今年で開催4回目を迎える「食と酒 東北祭り」。東北ならではのおいしい物や地酒を堪能できるこのイベントは、2013年の初開催時から毎回来場者数を増やし、昨年は10,000を超える人々が訪れた人気の催しです。
食べ物を通じて東北の魅力を伝えたいという思いの下このイベントを立ち上げたのは筑波大生たち。それ以降、企画から運営まで学生たちが中心となり、出展交渉なども行っています。
仮に、他県の名産品を食したいならばアンテナショップへ行くという手段もあります。だけど、味わうだけに留まらないところが「第４回 食と酒東北祭り」ならではの面白さ。東北6県から出向いてくれる生産者、販売者との交流を通じて、「おいしい」の背景にある人の思いに触れ、その風土に目を向けるきっかけの場となり、東北の味わい深さを体感する機会になっています。
研究機関や教育機関が集積していることから、さまざまな地域の出身者が暮らすつくば。同郷の者同士、出店者とお客さんで話が盛り上がることも多いのだそう。また、大学生たちが実際に足を運んで作った地図に足を止める人の姿も。
「出店者の方の穏やかな人柄に触れ、ほっこりした気持ちになった」「お店がある東北を訪れてみたい」という来場者の声も多く聞かれ、イベントへ足を運んだことをきっかけに人と人の縁が自然と生まれているようです。
「この場をきっかけに、東北に興味を持ち、実際に足を運ぼうと思ってくれる人がいたら嬉しい。子どもたちにとっても“おいしい思い出”をきっかけに、東北に対する愛着が育まれてくれたら」
そう話すのは、40名近い実行委員たちと共にイベントを支え、4年生になる今年広報部門を担当している國本さん。阪神・淡路大震災が発生した時、顔も名前も知らない人たちが自分たちの暮らしを助けてくれた。かつて兵庫県に住んでいた両親からそんな話を聞かされ、いつか何かの形で社会に恩返しができたら。温めていた思いと大好きな食べることがつながり、大学入学時から運営に携わってきました。
「一人だったら思いつきで終わっていたことも、みんながいたから実現できた」國本さんの言葉通り、利酒師の資格を持っている人、ITや会計スキル、誰よりも食べることが好き、人を繋ぐのが得意など、メンバーそれぞれが自身のスキルを活かし刺激し合って、このイベントを作り上げています。
今年の4月からは、より多くの人にイベントの存在、その意義を知ってもらうため、地域のラジオ局で、相談の多い居酒屋「とうほくまつり」という番組を持ち、月に一回メンバーが交代で出演しています。
ラジオでは東北へ足を運んで感じたこと、地元の人に教えてもらったおいしい物やエピソードなど、“食と酒”の背景をより深く知ることができます。イベントへ足を運ぶ前に、ぜひ一度耳を傾けてみてください(^^)
「第４回 食と酒東北祭り」では、過去最多の24店舗がつくばへ来てくれます。開催が収穫や漁獲時期と重なるためなかなか出店が叶わないお店もあるなか、大学生たちの熱意に賛同し2013年からずっと出店し続けている人、今回初となる出店者も。どんなおいしい物、人との出会いが待っているか今からワクワクです♪
そして今年は、東北の空気をよりリアルに感じてもらおうとVR（仮想現実）が登場予定！現地に足を運んだメンバーたちが感じた、東北ならではの美しい景色を収めた映像を臨場感たっぷりに楽しむことができそうです。その他、日本酒ビギナーでも楽しめる利き酒セットや子ども向けのワークショップなども鋭意企画中なのだとか。家族それぞれに満喫できる時間になりそうですね♪
「食と酒 東北祭り」を楽しむことが、誰かを応援するアクションになる。私も友だちをたくさん誘って足を運びたいと思います！酒瓶を抱え笑い上戸になっているのがいたら、それは私です。以上、みっきぃがお届けしましたᕕ( ᐛ)ᕗ
日時：2017年10月14日(土)11時～21時、15日(日)11時～20時
場所：つくばセンター広場（つくば市吾妻1-10-1）※TXつくば駅直結
相談の多い居酒屋「とうほくまつり」放送時間：毎月第一木曜日10時5分～、（再放送）同日 17時5分～（周波数：FM85.4MHｚ ※fmuu.jpでネットからでも視聴可）
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