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100年先の未来を見据え、挑戦する酒屋「小野酒店」

つくばスタイル特派員 みっきぃ Blog 
2017年06月16日

酒は百薬の長!こんにちは、みっきぃです♪

 

市内外から人々が集まる大型商業施設からこだわりの飲食店など、お店の出店が進み年々賑わいを増す研究学園エリア。発展目覚ましいこの地で、100年先の未来を見据えて挑戦する歴史ある酒屋があります。

 

TX研究学園駅から車で3分ほど。住宅街の道路を挟んだ向かい側、風になびくブルーの暖簾が街に清々しい印象を与えているのがご紹介する「小野酒店」。

 

ここ、ちょっと面白いんです。酒屋のイメージ、変わりますよ…ヾ(*´∀`*)ノ

 

まず、注目すべきはその外観。

 

 

ガラス張りでスタイリッシュ!夜は、ガラスから漏れるオレンジ色の光が一層お洒落な雰囲気を醸し出します。

 

ずらりと並べられた商品のラベルは、お店を彩るウォールペーパーのようで通る人たちの視線を集めます♪道路沿いに木々を植栽し、電柱を地下に敷設することで無電柱化を進めるなど、整備の進んだ美しい街並みが特長の研究学園地区。現代的なデザインと粋な和のテイストが融合する洗練された外観は、その魅力的な街の景観に溶け込みつつも、しっかりと存在感を放っています。

 

でも、お店で扱うのは日本酒や焼酎、ワインやビールなど。ガラス張りだと品質管理が大変なのでは?と、そんな疑問を持ちつつ近づいてみると、窓には紫外線99%CUTフィルター使用の文字。

 

 

蔵元が丹念込めて造り上げたお酒を一番おいしい状態でお客さまに届けるべく、徹底した温度・湿度管理はもちろんのこと、窓のフィルターや購入商品を入れる紙袋の色など、紫外線カットにも気を配っているのだとか。

 

そして、店内へ足を踏み入れれば、美しく陳列されたお酒はインテリアのようでもあり、気軽に商品を手に取ることができるカジュアルさも健在。吹き抜けがある店内は、思わず「ここが本当に酒屋?」と疑ってしまうほど明るく開放的な構造になっています。

 

 

店内の雰囲気が分からず入りづらい。お酒は好きでも知識がないから何を買えばいいか分からない。値段のハードルが高めなどなど…こんなイメージが先行してしまい、酒屋へ出向くのを遠慮してしまう人が結構多いのだそう。例に漏れず、私もその一人でした…ここへ来るまでは。

 

カフェのような居心地の良さ、蔵元とそこで造られるお酒に対する敬意にあふれた商品説明は聞いていて気持良く、新しいお酒の楽しみ方を知ることができました♪

 

「酒屋」と聞いて人々が思い浮かべる従来のイメージを覆し、その道のプロからお酒に詳しくない人まで、どんな人でも気軽に足を運べる場所にしたい。「一家に一本、日本酒を置いてもらうのが目標です」そう話すのは、「小野酒店」4代目の小野公顕さん。

 

 

2020年のオリンピックイヤーに創業100周年を迎える同店は、2016年秋に創業地でもある隣町の土浦市から本社機能を研究学園へと移しリニューアルオープン、その長い歴史に新風を吹き込むこととなりました。

 

 

バックグランドもさまざま、幅広い世代の移住が増え街の未来にも期待が高まる研究学園を新たな拠点とし、先代から新店オープンを一任された小野さんが掲げたコンセプトは“ここから100年続く酒屋”。

 

「固定概念にとらわれず、自由な発想でチャレンジする酒屋でありたい」
100年後の未来を見据えたプロジェクトでは、それを体現する外観であることにこだわり、尊敬する建築士や左官職人、ブランディングチームなど自身と同じ30代のメンバーが中心となり実現へと向かっていきました。

 

とは言え、歴史ある酒屋の家に生まれ大きく舵を切るのはきっと容易なことではなかったはず。それでも敢えて挑戦する道を選んだのはなぜ?尋ねてみると、あるエピソードを話してくれました。

 

それは、小野さんがまだ20代前半の頃。幻の酒と言われる日本酒を造る蔵元を訪ねたときのこと。
「日本酒はもっと良くなっていくから。これからも変わっていかなくちゃいけない」
現状に満足することなく、常に未来を見据えてより良いものを生み出し続ける気概を忘れない。チャレンジする酒屋としての姿勢を教えてくれたのは、蔵元でした。

 

“酒屋の大切な役割は、お客さまと蔵元さまをつなぐ架け橋”

 

おいしいと思うお酒があれば、全国各地を飛び回る。どんな風土でそのお酒が造られているのかを知り、その背景にある蔵元の思いをもお客さんへとつなぐ。そこに「人」としての熱意や信頼関係、伝えていきたい酒文化があるからこそ、訪れた人たちにお酒を語る小野酒店のスタッフたちの眼差しは温かい。

 

 

「餃子に合う日本酒はどれですか?」
と問えば、飲みくちの好みはもちろん、その餃子にニンニクは入っているか、どんなタレで食べるのかなど、丁寧なヒアリングをもってベストな1本をおすすめしてくれる。食欲も好奇心も刺激する、新しい世界への入り口がここにはあるのかもしれません。

 

そんな夢にあふれた小野酒店では、今後2階のテラスなどを利用した試飲会やバーベキューなどのイベントも構想中だそう。“街の酒屋”の心踊る挑戦から目が離せません!

 

小野酒店 研究学園店
住所:茨城県つくば市研究学園3-19-1
電話番号:029-875-3324
営業時間:10:00~19:30(平日)、10:00~19:00(日・祝)
定休日:不定休

 


新たな楽しみを知ってしまった、ほろ酔い気分なみっきぃがお届けしましたᕕ( ᐛ)ᕗ

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