こんにちは。この時期、ユーミンの「卒業写真」を口ずさんでは淡い思い出に浸っているみっきぃです(´ ▽`).。o♪♪
春の知らせとともに訪れる、卒業式シーズン。3月の卒園を前に、ある経験を通じて大きな一歩を踏み出す園児たちの様子をレポートしたいと思いますᕕ( ᐛ)ᕗ
やってきてのは、つくば駅から車ですぐの場所にある「ホテルグランド東雲」。1978年から続く歴史あるこの場所では、2016年5月につくばで開催された「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」の歓迎レセプションパーティーが開催されました。
本格的な日本庭園があり、皇居の造りを模したという格式高い建物の中へ足を踏み入れると、大人の私でもピンと背筋の伸びるような思い。
そこへ到着したバスから出てきたのは、市内にある認定こども園みのり幼稚園年長の園児たち。テーブルマナーを受けにこのホテルへやってきました。友だちとふざけたり騒ぐこともなく、場をわきまえた落ち着いた態度でバンケット・ルームへと。
要人をもてなすこともある格式高いこの場所で、一流のサービスを受ける。緊張した表情を覗かせつつも、親から離れ、大人の仲間入りをすることへの誇らしさに満ちた表情の子どもたち。
サービスマンを見つめる眼差しといい、その立ち居振る舞いはとても幼稚園児とは思えません!
す、すごい。。。
「飲み物、こぼさないようにね」と注意されたそばからコップをひっくり返していた幼少期を思い出し、慌てふためいた大人の私。緩んでいた靴紐とともに気持ちを結び直しましたo(`・ω・´)o
きちんとしたマナーを身に付けて小学校へ進んでほしいと、みのり幼稚園が毎年この季節に実施しているテーブルマナーは、30数年も続いている歴史ある行事。成人した卒園生が東雲の前を通り過ぎるとき、ここでの思い出が頭をよぎることも多いんだとか。卒園を間近に控えた園児たちは、この場を経験し、次なるステージに向かって大きく羽ばたいていくんですね。
この日に向けて、椅子の座り方や所作、ナフキンからカトラリ―の使い方まで日常生活でも練習を重ねてきたみんな。練習の成果を発揮するこの日、誰ひとり集中力が切れることなく話に耳を傾けます。
カトラリーを使う順番、魚料理やお肉料理の食べ方などを聞いたら、いよいよ実践へ!スープ・魚料理・お肉料理・デザートのフレンチコースをいただきます。
普段は元気いっぱいに庭を駆け回っているという男の子も、きちんとパンを一口サイズにちぎって食べます。
ナイフの力加減が難しいお肉料理。ちゃんと口へ運ぶ度にお肉を切り分け、きれいに完食していました。
中には、ナイフとフォークを上手く使いこなせずに苦戦する子の姿も。だけど、子どもたちはそれを非難したり、出来ることを無闇に自慢したりはしません。
得意なことがあれば、苦手なことだってある。それは誰でも一緒。
何かが出来ない子がいたら、その姿を応援し見守る。そして、出来るようになった時には体いっぱいで喜びを表現しながら皆でその頑張りを称える。さまざまな行事を通して、そういった前向きなムードが園には流れていると先生も話していました。
幼保連携型の認定こども園である同園は、姉妹園であるわかば保育園の園児らと合同でマーチングバンド「Drum Corps “elf”(ドラムコーズ・エルフ)」を結成しており、5年連続で全国大会に出場するほどの実力。また、市内にあり国内有数の音響効果を持つノバホールの舞台に立ちプロの楽団に交じって合唱をしたりと、さまざまな経験をしている園児たち。一丸となって力を発揮するために必要なチームワークを、日々の生活の中で自然と培っているのかもしれませんね。
「カシャンッ」
会場では、カトラリーが落ちる音が。すると、手を滑らせた子はすっと片手をあげてサービスマンを呼ぶスマートさ!我が夫にも見習わせたい。。。(小声)
子どもたちの中には家でも練習をしていた子らもいて、ひとつの目標に向かって励むその姿は親にも刺激を与えたそう。子どもの頑張る姿って、響きますよね。
練習の成果を見事出し切り、美味しく、そして何より楽しく食事を終えた子どもたち。また一つ、出来ることが増えたその顔に自信いっぱいの笑顔を咲かせ力強い歩みで会場を後にしていました♪