こんにちは、みっきぃです♪
つくばの中心地へ遊びに来た時は、目的の場所へ行くだけではなく、ぜひ少しだけ車を走らせてみてください♪
風光明媚な景色が広がる場所、受け継がれてきた歴史や文化が息づくエリア、その場にお店を構える隠れ家的なお店との出会いに、きっと胸が躍りますよ^^
つくばエクスプレス・つくば駅から車を走らせること約10分。駅周辺の都心的雰囲気から一変、避暑地を思わせるような木々のトンネルを抜けると辿り着くつくば市吉瀬。
遠くに筑波山支峰を眺め、風にそよぐ緑や鳥の歌声が心地よく響き渡るこのエリアには、昔ながらの風情漂う家が軒を連ね、歴史感じる穏やかな空気が流れています。
また、里の自然村「ルーラル吉瀬」の中核施設であり、珈琲屋やギャラリー、陶芸教室などがあるつくば文化郷を中心に、多様な文化や人が交わりを深め、新たな刺激を生み出している場所でもあります。
その向かいに、2016年6月に新しくオープンしたのが、今回ご紹介するフレンチのお店「Gourmet Laboratory 一壺天(いっこてん)」。
レストランと知らなければ、通りすぎてしまいそうな隠れ家的な佇まいが魅力的です♪
18席ある店内は、大きな窓から差し込む光に包まれ、明るく清々しい雰囲気。美味しい食事とともに、そこから眺めるつくばの四季は、ひとりの時間をより贅沢に、大切な人との時間をより豊かにしてくれます♪
ランチタイムのメニューは2種類(夜は予約制)。どちらにもデザート、コーヒーor紅茶、パンが付いて、【A】スープ、お魚料理、お肉料理 【B】前菜、スープ、お魚料理、お肉料理。旬の食材を味わって欲しいと、内容は不定期で変わります。
【A】鰆のソテーと夏野菜。旬の食材を味わう幸せを感じる一皿
【A】ポークフィレのピカタは、食材のポテンシャルを最大限に引き出した一品
店名に実験室を意味する英語“Laboratory”を添えた通り、フレンチに限定することなく訪れた人が喜ぶ料理を試していきたいと、面白いことを企てるいたずら好きの少年のような笑みで話してくれたのは、お店を営む塚原文司シェフ。
平成元年、同じ場所で「ビストロ サンセール」をオープンさせた塚原シェフは、つくばエリアのフレンチを牽引してきた存在の一人。数年前、同店の歴史に一度幕を下ろしたものの再開を望む声も多く、還暦を迎える今年、新たなスタートを迎えることとなりました。
店名の「一壺天」とは、“後漢の費長房が薬売りの老翁とともに壺 (つぼ) の中に入って別世界の楽しみを得たという「後漢書」方術伝の故事”に由来し、別世界を表す語。また、学生時代から慕ってきた恩師の俳号でもあり、尊敬する師へ想いを馳せて、直筆をそのまま看板にさせてもらったそう。
情に厚く義理堅いシェフ。その人柄を慕う人も多く、今回の開店を多くの人が喜び、手を貸してくれました。
店内中央に飾られたマカロンタワーは、1988年のオープン以来つくばで根強い人気を誇るフランス菓子の専門店「フレッソン」の店主から開店を祝し贈られたもの。
また、小学校からの同級生で、つくばエリアで共にフレンチ界を盛り上げてきた同志でもある「ル・タブリエ」のシェフは、店内の改装まで手伝ってくれたそう。
「さまざまな人のサポートや存在があったからこそ、一壺天をオープンすることが出来た。今までお世話になった方々へ、お店を通して恩返しをしていきたい」
人、料理に誠実なシェフの姿勢が表現されたそこでは、壺の中に入った者だけが知ることのできる楽しみが広がっています♪
自然豊かなつくばの里では、変わらぬ価値や歴史を大切にしながらも、新たな流れを享受してさらに魅力的なものを作り出していく別世界との出会いが待っていました^^みっきぃでしたᕕ( ᐛ)ᕗ
【Gourmet Laboratory 一壺天(いっこてん)】
住所:茨城県つくば市吉瀬字中郷1642-3
電話番号:029-879-7171
営業時間:11時30分~14時(LO 13時30分)
定休日:月曜日、第三日曜日