どーも、ヤギッチです♪
過去のブログ「ユメシホウで作るクッキーと福来みかんのパウンドケーキ」でご紹介した、つくばで開発された小麦粉「ユメシホウ」はパン用に開発されたもの。
他の小麦粉と比べて粘り気が強く、パウンドケーキにするのに悪戦苦闘しました。
そのユメシホウを使った、しかも福来みかんが入っている焼き菓子が、つくば市筑穂の「パティスリーマリア」にあると知り、早速行ってきました!
こちらがその焼き菓子…「Shiho tsukba(シホウツクバ)」
見事なまでの、筑波山!
山頂はチョコで覆われています^^
麓の方には福来みかんが生地に練り込んである…。
福来みかんは筑波山の麓の方で採れるもの…まさか、それも表現している!?
これは、相当なこだわりを感じます…!
ということで、早速シェフにお話を伺いました^^
つくばにお店を構え、今年で9年目に入るパティスリーマリア。
結城市出身のシェフは、筑波山の形が結城市から見たものとつくば市とで違うことを、面白く感じたそうです。
筑波山の形や大きさから、「結城市から見た筑波山」「つくば市神郡辺りから見た筑波山」と判断できるのも、筑波山近郊に住む人の特徴かもしれません。
筑波山の雅称は「紫峰」。
朝夕の光の加減で山の色が紫色に見えることから、名付けられたとされています。
筑波山は日本の100名山にも選ばれているんですよ♪
「Shioho tsukuba」のネーミングは「四方から見た筑波山」と「紫峰」「市の宝で至宝」の意味をかけているのだとか^^
「つくばからの贈り物」がテーマの焼き菓子。
コンセプトに沿って、包装にもつくばらしさが表現されています。
掛け紙にユメシホウと福来みかん、ロケット、ホシザキユキノシタ、筑波大学のモニュメントなど、つくばを象徴するものが「切手」として描かれています。
…かわいい!!本当の切手にしたいくらいですね^^
味ももちろん美味しい!
しっとしとした生地、ふんわりと口内に広がる福来みかんの味わいに、ほんのりチョコのビターな香り…もっともっと食べたくなります♪
…当然と言えば当然なのですが、さすがプロ。私の作った福来みかんのパウンドケーキなんて足元にも及びませんでした。
こうして文章を書いている最中も、福来みかんの香りが記憶から蘇ってくる感じです。
シェフの地元愛は、他のお菓子にも反映されています。
つくば市認証物産品「つくばコレクション」にも選ばれた、筑波山にかかる雲をイメージしたという「ワタクモ」、つくばの市鳥のふくろうを型どった「ふくサブレ」、卵型のマドレーヌ「賢者の卵」、それぞれにユメシホウを使用。賢者の卵には筑波山麓で鶏を平飼いしている御手洗農園の卵を使っています^^
「材料に使っている小麦粉・ユメシホウはそもそもパンのための粉。それをお菓子に使うというのは、ある意味挑戦でした。地産地消は大げさかもしれないけど、地元の食材を使ったものも作りたい」
そして地元の人に一番人気なのは「シュークリーム」
バニラビーンズたっぷりの濃厚カスタードクリームに、サクッとしたシュー。絶品です!
注文が入ってから、シューにクリームを入れてくれます^^
…カスタードクリーム、どんぶりいっぱい食べたい!(笑)
料理は愛情というけれど、シェフには愛情と情熱を感じました。
以上、ユメシホウをしっとりさせるコツをシェフに聞いたヤギッチがお送りしました♪
住所:つくば市筑穂2-8-5
営業時間:10:00~19:30
定休日:月曜(祝日は営業、翌火曜休業)