どーも、ヤギッチです♪
まつりつくばで行列を作っていた出店、「茶の木村園」。
行列の目的は日光天然氷のかき氷。
私は幼いころから、「茶の木村園」の緑茶を飲んでいました。
茶の木村園は、昭和23年創業。つくばに根付き、多くの人に親しまれているお茶屋さんです。
その「茶の木村園」がかき氷を作るとは。それも天然氷で!
お祭りだけでなく、お店でもかき氷を食べられると知り、早速、行ってきました^^
…私かき氷好きなんです。しょっちゅう日光へ食べ歩きに行っています♪
ここで天然氷をさくっと説明。
天然氷を作る蔵元は日本でたった5つ。長野に一つ、埼玉に一つ、日光に三つ。
天然氷というのは、自然の中でじっくり冷やした氷のこと。時間をかけて冷やすので、空気が入らず透明度が高く、普通の氷よりも溶けにくいのが特徴です。
茶の木村園では、日光の蔵元「三ツ星氷室」の天然氷を使用しています。
…どこもかしこも天然氷ブームで氷の争奪戦が繰り広げられている中、新しくかき氷を始めるお店に卸してくれるとは!!三ツ星氷室さん…ありがたいことです。
お茶屋さんのかき氷なので、「特選とろりん緑茶」のかき氷にあずきをのせてみました♪
抹茶や紅茶などお茶系のかき氷でありがちなのが、妙に甘くしてしまうこと。
茶の木村園のかき氷は、甘すぎずお茶の味がしっかり感じます^^
糖度計でシロップの糖度を図り、甘さを調整しているのだとか。
そのおかげか、氷の爽やかさが損なわれない程よい味わいのシロップ。
削り方もあえて「ふわふわ」になりすぎないように調整しているそうです。
氷を大事にしているのが伝わってくる、素晴らしいかき氷!
天然氷の在庫状況によっては、かき氷の販売をお休みする場合があります。
食べに行く際は、HPなどで確認することをおすすめします^^
シロップの元にもなっている「とろりん茶」は木村園が独自の手法で作っているお茶です。我が家でも、とろりん茶を飲んでいます^^
お茶には、煎茶や玉露、抹茶などいろいろな種類があります。
一番なじみ深いのは煎茶。急須に注いで飲む一般的なお茶です。
煎茶の中でも、香りが豊かでお茶の葉が尖っている「浅蒸し茶」と、お茶の葉を長い時間蒸すことで、味わい深く色が濃く出る「深蒸し茶」があります。
とろりん茶は深蒸し茶。
抹茶のように深い色ですが、渋みはなく、入れ方によって甘みすら感じるお茶です。
舌触りもまろやかで、「とろりん」というネーミングがぴったり^^
そしてとろりん茶でも製法を調整し、風味豊かなものもあれば、渋めの味が出るもの、あっさりとした味のものなど、種類も豊富にあります。
その中から一つの茶葉を選ぶのは、大変だけど楽しい!
我が家は試飲しながら議論を重ね、選びます。「美味しんぼ」のように「このお茶は舌触りが滑らかすぎる!」とか生意気なことを言いながら選ぶのが、楽しいのです…。
店員さんが議論を聴いて「これはどう?」「こっちは?」と調整してくれます。
茶の木村園は筑波大学に近いということもあり、学生から外国人の方など、客層に幅があるそうです。JAXAの人が宇宙飛行士さんへ買っていくこともあるのだとか!
しかし、それだけお客様の好みも千差万別だということ。
ご主人は、「お茶はあくまでも嗜好品。さまざまな種類の中から一つ、お客様の嗜好に合ったお茶を提案できるように、コミュニケーションを大事にしている」とおっしゃっていました。
かき氷を始めたのも、そのコミュニケーションを大事にしているからこそ。
「お茶屋」というと、ちょっと敷居の高いイメージがありませんか?
もっと気軽にお茶屋に来てほしいという気持ちから、老若男女に人気のかき氷を提供しようと決意したそうです。
確かに、お客さんは取材時も途絶えることなくいらっしゃっていました。
ご主人に、美味しいお茶の飲み方を教わりましたよ^^
① 水道水を使う場合は、よく沸騰させてカルキを抜く
② 急須に茶葉を茶さじ一杯入れる。急須はできれば網がくっついている形のものが良い
③ お湯は少し冷まし、70~80℃くらいにして急須に注ぐ
…入れ方によって、本当に味が変わります。
中学生の頃、木村園で試飲させてもらったお茶が甘くて、驚愕したのを覚えています。
さて完全に余談になりますが、ここで私なりのお茶の楽しみ方をご紹介♪
…茶香です^^ 木村園のお茶を使っています。
もらい物のお茶の葉も試しましたが、一番香りがたつのは木村園のとろりん茶。
飲むよりも香りの方が、違いが如実に表れるかも。
お茶を焚き染めて、のんびりするのが秋にはぴったり♪
月なんか眺めたりしたら、完全に「風流」でしょ!オススメです^^
以上、情報を詰め込みすぎたかな…ヤギッチがお送りしました♪
【茶の木村園】
住所:つくば市春日4-7-9
営業時間:9:00~20:00