どーも!ヤギッチです♪
つくばは「パンの街」としても名を通しています。
そのパンの大もとは、小麦。
国内での小麦のほとんどが「うどん」に使用されている中、パンの街つくばでは「パンにふさわしい、地元産の小麦でパンが食べたい」という消費者の声に答え、「ユメシホウ」という小麦を農業・食品産業技術総合研究機構で開発、育成しています。
ユメシホウはグルテンやタンパク質などが一般的な小麦よりも多く含まれているとされ、倒れにくく栽培しやすい種類として、関東や東海地方で徐々に栽培する農家さんが増えています。
そんなユメシホウを、つくば市のオーガニックファーマーズビレッジの体験型イベントで、農薬や化学肥料を一切使わない自然農法で育てているそうです。
オーガニックファーマーズビレッジに関しては、つくスタBlogで特派員のなおさんが【「オーガニックファーマーズヴィレッジ」に行ってきました♪ 】で紹介していますので、そちらもご覧下さい^^
そのユメシホウを収穫すると聞き、行ってきました^^
ほうほう、これがユメシホウか!と畑に近づくと…
ババババッ!!!
と飛び立つ、スズメの群れ…Σ(゜д゜lll) ビックリした~。
「ここの畑、実はだいぶ食べられてしまいまして…」
とユメシホウを育てたオーガニックファーマーズビレッジの方は苦笑い。
近くに森があるので、鳥に狙われやすいのかもしれません。
でもそれと同時に、美味しいという証拠かも!!
鳥を追い払い、いよいよユメシホウを刈ります^^
もちろん機械は使いません。手刈りです。
腰をかがめて、1束つかみカマでザクッ!と切って、3束ほど切ったらくるくるっと雑草や紐を使ってまとめていきます。
この日、参加したのは近隣で普段、有機栽培を行っている農家の方々。
自然農法を勉強できる上に、普段育てない作物を育てる楽しみがあると、オーガニックファーマーズビレッジの体験イベントに参加しているのだそうです^^
農業の相談をしたりしながら、始めは和気あいあいとした雰囲気で作業をしていたのですが、いつしか皆無言に。無心の作業となっていきました(笑)
収穫したユメシホウの茎の部分…いわゆる「麦わら」ですが、本当にストロー状♪
ストローなのに、実を背負いつつピンとまっすぐ伸びているから不思議です。稲穂のように頭を垂れないのはナゼなのでしょう…?
参加したお子さんたちは、小麦を食べてみたり、土遊びやカエルを捕まえたりして遊んでいました^^
…本当に泥んこ。お母さんが「いつの間に、こんな泥んこに…」と愕然としていました。
収穫した小麦を後日、脱穀しました。
スズメに食べられて、予定より少ない収穫になってしまいましたが、ひと粒ひと粒こぼれないように注意しながらの脱穀でした。
収穫しかしていないのに、こんなに大事なものに感じるとは。
さて、ユメシホウはパンのために作られた小麦。
つくば市内のパン屋さんで食べることができます。
伺ったのは、つくば市の数あるパン屋さんの中でも老舗の部類に入る「ピーターパン並木店」。
ユメシホウを使ったクロワッサン、プレッツェルなどを味わうことができます。
※写真の左後ろにある「マドレーヌ」はユメシホウを使用しておりませんが、美味しいので食べてみてくださいね^^
食べてみると、焼いてある部分は香ばしく、中はきめが細かくもっちりしていました。
もちろんパン屋さんでそれぞれ味は異なるとは思うのですが、小麦の味がしっかりと出ていて、ユメシホウを食べている!という感覚になりましたよ♪
食パンやクロワッサンなど、比較的シンプルなパンで食べるのがオススメです。
ユメシホウでパンを作るときは、水の量など普通の小麦とは違う作り方になるそうです。
また焦げ色がつきやすく、中は白くなるようです。見た目も美味くなるようになっているんですね^^
まさに「パンのために作られたユメシホウ」!
つくばから日本の小麦事情が変わるかもしれません♪
以上、パン美味しいな~…結局、食い気!!ヤギッチがお送りしました♪